グラウビュンデン

2004年5月29日(土)


スイスの南東部に位置するグラウビュンデン地方に行きました。
グラウビュンデン地方は、高い山々と深い谷の合間に小さな村が点在し、
スイスの第4の公用語であるロマンシュ語を話す地域です。
チューリッヒからランドクアルトまでスイス国鉄で約1時間、
さらに、レーティッシュ鉄道の赤い電車(小さい写真左端)に乗って約1時間、グアルダに着きました。
グアルダは、“ウルスリの鈴”という絵本の舞台になった村で、建物はスグラフィットという装飾(小さい写真左から2番目)がしてあり、こじんまりとした、とてもかわいらしい村でした。
村はずれからの眺めはとてもきれいでした。(大きい写真左)
ちょうどタンポポが一面に咲いていて、黄色いじゅうたんの向こうには隣の小さな村が、
さらに連なった山々には雪が残っていて、忘れられない景色となりました。
グアルダから、レーティッシュ鉄道で約20分、ツェルネッツという町に着きます。
ここからさらにポストバスに乗り換え、約1時間で、ミュスタイアという小さな町に着きます。
このポストバスは、スイスでただひとつの国立公園の中を走ります。
国立公園内は、自然のまま放置されているそうで、山崩れ、倒木、枯れ木などが見られました。
グラウビュンデン地方では、スプリンクラーで水撒きされているのを至る所で見かけましたが、
そうして人の手をかけることによって、スイスらしい牧草地のある自然が守られていることを実感しました。
ミュスタイアには、8世紀頃に作られた修道院があり、世界遺産に登録されています。(大きい写真右)
教会内部の壁いっぱいに描かれているフレスコ画には、歴史の重みが感じられました。
翌日は、毎年1月に世界経済フォーラムの開かれるダヴォスに寄って帰ってきました。
途中、今年初めてのアイスクリームを食べ、ニコニコのたっちんでした。(小さい写真右から2番目)
食べた後は、看板のアイスクリームに一つ一つさわっていました。(小さい写真右端)
何にでも興味があって確認したいお年頃のようです。

《最近のたっちん語録》
台所の蛍光灯が切れたので、管理人さんが替えに来てくれる予定でしたが、
金曜日、管理人さんは病気で来れませんでした。翌週月曜日の朝、電話があった後、
だれだった?
管理人さんが今日来てくれるよ、と伝えると、

それで かぜは なおった わけ?
(ママはすっかり忘れてました。記憶力と思いやりのあるたっちんの一言でした。)

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