ナルシスの道
(たっちんの初めてハイキング)

2004年5月20日(木)

ナルシストの語源となった花、ナルシスは、5月から6月にかけて、レマン湖畔で見られます。
この日は、キリスト教関係の祝日で、天気もいいので、ナルシスの花を見に出かけてみました。
今日は、しいさんと一緒のお出かけ、たっちんは朝から張り切っていました。
レマン湖の東端に位置するモントルーへは、チューリッヒから電車で約3時間かかります。
途中ローザンヌからは、レマン湖畔の急斜面に広がるブドウ畑と、街、湖の眺めがとてもきれいでした。
ナルシスの花は、標高600mから2000mの間に見られます。
MOB登山鉄道の発車時間までまだ時間があったので、駅のベンチでお昼ご飯を食べました。
この日のお弁当はチラシ寿司、たっちんは自分で海苔をちぎってのせます。(写真左端)
モントルーから、登山電車に乗って約25分、レザヴァン駅に到着します。
さらに、びっくりするほど急な斜面を進むケーブルカーに乗って6分、ソンルー駅へ到着します。
ソンルーからレザヴァンまで、ファミリーハイキングコース1時間半に挑戦してみました。
左から2番目の写真は、歩き始めて30分ほどの頃です。
途中拾った杖を持ち、時々ちょっとおやつ休憩をしながら、元気に歩いていきます。
このあたりは、上り下りが続くコースでしたが、たっちんは楽しく進んでいきます。
途中に、モントルーの街が見下ろせる展望台があり、
美しい景色に疲れも吹っ飛びました。
さらに野原を抜けて進むと、牛が放牧されていました。
ナルシスの花が咲く中を、牛は、草を食べたり、
ごろんとしていたり、のんびりしていました。
歩き始めて2時間近く経った頃、
このコース最大の難所に差し掛かりました。
たっちんの『だっこして』が始まりましたが、何とか気を紛らわせ、たっちんは後ろ向きに上ります。(写真右)
写真の右上から続く道をハイキングしてきました。
途中に点々と見えるのは牛たちです。
湖と街、遠くには雪山、近くにはナルシスの花と放牧された牛を見ながら、贅沢な眺めのハイキングでした。
その後たっちんは、拾った杖を使って、電車しながら
楽しく進んでゆきます。(上の写真右から2番目)
途中で、ナルシスの花と景色を楽しみながら、
ピクニックをし、昼寝をしました。(上の写真右端)
休憩をたくさんしながら、3時間ちょっとかけて、
たっちんはハイキングコースを踏破しました。
大人でも、ちょっと疲れたな、というコースでしたが、
たっちんは自力で歩き通し、
パパもママもしいさんも、その体力にびっくりしました。

(今回掲載の写真は、しいさんがたくさん撮ってくれました。
 しいさん、素敵な写真をどうもありがとう。)
《最近のたっちん語録》
夜、パジャマに着替えるとき、腹巻をしながら、

そういえば じいちゃんも はらまき しとったやー
(なぜか三河弁)

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