王様パン

2004年1月6日(火)


1月6日は、Heilige Drei Koenige(三王礼拝)の日でした。
エピファニー(公現日)ともいい、キリストの生誕を祝いに、東方からの三賢者が到着し、
キリストが神の子として世に公に現れたことを記念する日です。
ドイツやオーストリアでは祝日のようですが、スイスでは普通の日です。
余談ですが、スペインでは、子どもたちはこの日にクリスマスプレゼントがもらえるようです。
さて、チューリッヒでは、クリスマスが終わると、写真左のような王様パンが売り出されます。
パンには、王冠用の紙もついてきます。
このパンは、甘みのあるやわらかいレーズンパンで、
中に、一つだけ、写真中央のような当たりが入っています。
当たりは、長さ2センチほどで、王様の形をしています。
王様パンをみんなで食べて、王様に当たった人は、王冠をかぶり、一日王様になれるそうです。
さて、わが家では、たっちんとママとおやつに食べてみると、見事たっちんが当たりました。
写真右は、食べる前からかぶっているところですが、
食べて当たりが出た後も、気に入ったようで、しばらくの間かぶっていました。
ちなみに、パパも帰りがけにこのパンを買ってきて、夕食にも登場したわけですが、
パパも王様を当てて、満足していました。
ちなみに、フランスでは、ガレット・デ・ロワというケーキを食べるそうで、
このケーキの中にも同じような当たりが入っているそうです。
この情報に、ママは、ただ今興味津々です。

《最近のたっちん語録》
朝パパが会社行くとき、ドアのところでバイバイした後、ベランダの方からもう一度バイバイします。
冬はまだ夜明け前に出発します。この日は、雨がよく降っていました。

きょう パパ うすーく みえたねぇ
(見えにくかった、ということでしょうか)

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