バーミセル

2003年11月29日(土)

収穫の季節、秋になると、栗や栗製品が店に並び始めました。
日本人の私たちですから、まずは、栗ご飯にしました。
ちょっと甘さが強めでしたが、ほっこりおいしくできました。

お店では、日本で見慣れたケーキ、モンブランも売っています。
名前は、バーミセルです。
ただ、やはり、市販のものは、甘過ぎます。
バーミセルは、スイスではメジャーなお菓子のようで、
モンブランの素となるペーストも、もちろん絞り器も売ってます。
そこで、作る過程が楽しそうなので、おうちで作ってみることにしました。
もちろんたっちんも参加します。
土台にはクッキーを使い、上に生クリームを絞ります。
生クリームをぎゅっと絞り出すのは、たっちんがやってくれます。
その上に、バーミセルクリームを絞り器を使って絞り出します。
これは力がいるので、たいていパパがします。
にょろにょろと出てくる時は、写真の通り、とっても面白いです。
たっちんは、作っているときから待ち遠しかったようで、
写真を撮った直後、さっそく、がぶりと、大きな口で食べてました。(写真右)
とっても簡単にできるこのデザートは、すっかりわが家の秋の定番となりました。
(たっちんのお誕生日ケーキもバーミセルでした)
パパの職場で、“Tag der Kastanie(栗の日)”があったので、みんなで行ってみました。
栗の品種や、分布の歴史、栗の木の利用などについて、展示がしてありました。
栗といっても、たくさんの種類があることに、びっくりしました。
とっても大きな栗はあたかもお饅頭のような大きさ、そのままがぶりとしてみたくなります。(下写真中央)
スイスでは、イタリアに近いあたりで栗の木が分布しています。
たっちんが最も興味を示したのは、栗の板を作る実演でした。
屋根や壁に使うための板を、栗の丸太を切ったり削ったりして作っていました。
たっちんは、ずっと見て、しばらくその場を離れたがりませんでした。
別の場所では、栗の木が手にとって触れるようになってました。
何でも触ってみたい年頃のたっちんは、ヨイショと持って、満足です。(下写真右)
お昼は、栗を使ったメニューでした。
写真撮るよと言っているのに、つまみ食いたっちんは、ポテトを、すばやく口にぱくっとしていました。(下写真左)
栗が入ったラビオリの上に、栗を煮たソースがかかっていて、とってもおいしかったです。
《最近のたっちん語録》
日曜日、今日はどこかに行く?と話してました。
たっちんは、教会(きれいなステンドグラスを見るのが好きです)に行きたいと言うので、
日曜日はお祈りしたい人がいっぱいだから行かないよと言うと、

ママ おいのりでも したら
ママはお祈りしないよと言うと、
のり もっていかな いかんもんね
(どうやら、お祈りは、海苔(糊?)を持っていってするものと勘違いしたようです)

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