ピラトゥス

2003年9月20日(土)


今日は、登山電車に乗りに行きました。
チューリッヒ中央駅より電車で1時間弱、ルツェルンに着きます。
赤い私鉄電車に乗り継ぎ、20分ほど(この日は途中で遅れて30分)でアルプナハシュタットへ。
ピラトゥスへの登山電車の駅は、この駅の目の前にあります。
ピラトゥス鉄道の平均勾配は45パーセント(水平距離1km進んで480m登る)で、世界一急勾配です。
登山鉄道では、2本のレールの間にあるラックレールの歯車と、電車に取り付けられた歯車とがかみ合って走ります。ピラトゥス鉄道の場合、ラックレールの左右に歯車がついたロッハー式で、世界唯一です。(写真右)
電車の形は平行四辺形です。(写真左)
電車の形に合わせ、駅のホームは斜めです。
登山電車が到着し、さっそく乗り込みました。
さすがに急勾配だけあって、電車から見える景色はどんどん変わり、たっちんも飽きないようでした。
ピラトゥスは岩山で、森林限界を超えると、ごつごつした岩肌が姿を現します。
ロッククライミングをしているグループも見かけました。
約30分で山頂駅に到着しました。(下写真左)
遠くに、ユングフラウを見ながら、お弁当を食べました。
山頂までは、歩いて約10分。すっかり体力のついてきたたっちんは、元気に登ります。
山頂からの眺めは、360度、爽快な気分です。
ルツェルン市街、湖やリギ山は、とてもきれいに見えました。
遠くに見えるアルプスの山並みを見ると、ここはスイスだということが改めて実感できます。
帰りは、登山電車とは反対方向に、ロープウェイ、続けてゴンドラに乗って下りました。
途中、パパとママはローデルバーン(ソリのようなイスに座って滑るとても長い滑り台)を楽しみました。
たっちんも一緒にしようと声をかけてみたのですが、ちょっと怖いらしく、待ってると言いました。
右の写真は、待ってる間に、たっちんの好きなロープウェーと一緒に撮ったものです。
(たっちんの顔の右側に、小さく、赤いロープウェーが写っています。)
一日でいろいろな乗物に乗れる、楽しいピラトゥス観光でした。

《最近のたっちん語録》
たっちんは、お絵かきするときは、自分でクレヨンと紙を出してします。
半年ほど前に、一度だけ、壁に落書きしたことがあります。
そのときは、一緒に雑巾で壁をきれいにしました。
ある日、チューリッヒ市内の歩道橋を歩いていたとき、落書きを見つけて、
こんな ところに かいちゃ だめだねぇ
かみに かかなきゃ いけないのにねぇ

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