2001年part2 フリーター街道
おねいちゃんとキノコやさん
                            
 若者との距離感(2001.8.2)
   
   今日は県職員試験の2次試験を受けに、福島県庁まで行ってきた。
   試験の内容は、適性検査、健康診断、面接、そして今年からグループ討論が付け加えられた。
     
   グループ討論はあまりやりつけていないので、多少の不安を残しつつ、試験会場へと進む私。
   部屋に入ると、試験官の席が4つ、それらを正面に見てコの字型に長机が並べられ、席にはAからLまでの札が
   置かれている。・・・って、一度に12人でしゃべるの?普通ディベートって多くて7・8人じゃないっけ。この人数で
   わーっと語って果たして60分間に収拾が付くのだろうか。
    
   ちょっち(いや結構)焦りつつも、まずは自分の番号を確認して着席する。ええと、私は「G」ね。ふむふむ。
   余談だが、この後ディスカッションの進展に伴って、自分が「じーさん、じーさん」呼ばれる事になろうとは、この時
   まだ気付いてもいなかった。
   
   さて、今回の討論で与えられたお題は、「近年若者のフリーターが増加しているが、これについて皆の意見を聞き
   グループとしての意見をまとめよ」であった。・・・ほほう、フリーターの私にこの問題を当てるか・・・。イヤミ?と心
   の中では思いつつも、フリーターならではの意見も出せるから、ま、得ともとれるかなーと思いつつ、討論開始。
   
   そうしたら。
   出るわ出るわ、若者(現在大学在学中の学生さん)達の厳しい意見。
   
   「フリーターの定義について」
   フリーターは目的もなく、やる気もなく、向上心もなく、ないないづくしな連中である。
   (そんなことないもん!ぷん!)
   
   「フリーターが増殖する原因--情報量の不平等化が進んでいるのも一因ではないかという意見に対して」
   今時誰でもパソコン持ってるしインターネットやメールでいつでもどこでも情報が引き出せるんだから、自発的に情報
   収集をしようとしない”甘え”たフリーターに、企業側が譲歩したり発信方法を検討する必要などない。
   (誰でもパソコン持てるほど裕福とは限らないし、IT技術を身に付けられなかった人だっているもん。そういう人達
   には求職の機会すら与えられなくて当然とでも言うつもり?ぷんぷん!)
   
   「社会的にフリーターが増えているのは事実なのだから、保険や福利厚生等の制度を整え、労働の一形態として
    認定してしまうべきではないかという意見に対して」
   何故フリーターに保険や権利が認められなければいけないのか、全く理解出来ない。好きな時に仕事をし、好きな
   時に辞め、職務に責任を負う必要もない。好きにしているのだから、それなりのリスクがあっても自分のせい。
   (仕事をしたくても仕事がなく、辞めたくなくても首を切られ、責任ある職務に就きたくても許されない人は?
    正社員と全く同じ仕事をしてるのに、手当もボーナスもベースアップもなく、雇用の保証さえもない人は?
    保険がないから何かあった時、全治療費負担した挙句に収入ゼロ、解雇の危機にさらされる人は?
    全部自分のせいなの?ぷんぷんぷん!)
   
   ディベートの手法として意図的にアンチテーゼを提案しているにしては、あまりにもカンにさわる言いよう。
   フリーターはるなの神経を逆なでしまくる事限りなしって感じ。
   
   ああ、これが若さってやつなのかしら。
   もう少し色んな人の立場になって発言して欲しいと思ってしまうのは、私がオバサン化してるせいなのかしら。
   もう少し優しさを見せて欲しいと思ってしまうのは、私がフリーターとして世間をナナメに見てるせいなのかしら。
   
   何だか知らないけど、彼らとは住んでる宇宙が違うらしい事、そして同じ宇宙に立って同じ星を眺める事は難しい
   らしい事を痛感してしまった、カルチャーショーック!!な一日でした・・・。
   
                                        
 3度目の大敗(2001.8.23)    
     
   本日、県職員試験(2次試験)の合格発表がありました。
   どうも集団討論との相性がよろしくなかったせいか、予想通りはるなはきれいすっぱり落選いたしました。
   人生において通算3度目の「お前なんかいらないよ」コールです。
     
   ところで、はるなは前回の公務員試験でも2次試験落ちを経験しています。
   このターニングポイント、ウィークポイント、そしてキーワードは「面接」。はるなは面接が苦手なのです。
     
   それにしても、常に面接で落ちるという輝かしい軌跡は、筆記試験で振り落とされるよりも本人に大きなダメージ
   を与えます。もう「駄目人間 by 筋肉少女帯」の烙印を押されたも同然です。こりゃあもう開き直るしかない。
   わはははは。
       
   そんなわけで居直った私は、Myポリシーにしたがって今後の身の振り方について考える事にしました。
   Myポリシー。そう名付けられた辞典(収納場所:My soul:笑)には、私が勝手に定めた自分の行動規範や規律が
   つらつらと書き留めてあります。その中に、「何事も、挑戦は3回で一区切り!」というものがあります。
  
   古来より、「仏の顔も3度まで」、「三顧の礼」などといった慣用句・故事成語があるので、「3」という数字には全く
   根拠がないわけでもないらしい、と勝手な理屈をつけているのですが、とにかく「3回チャレンジして駄目なら、一度
   方針を再検討する」事にしています。そして再検討の結果。
   
   いらないっていうんだから、こっちからオサラバしてやるよっ!
   あばよっ、公務員!!いい夢見させてもらったぜ!!
          
           
             
         
         
            
        
   
      
   ・・・・・・・・・・。
   
   皆まで言うな。
   
   わかってる。
  
   ええわかってます。
   
   えーえ、負け惜しみ以外の何者でもありませんとも。
   
   わたしまけましたわ。撃沈。
   
        
      
     
  ・・・・・・・・・とーほほー。
      
                          
 びっくりド○キー(2001.8.26)
  
   世の中にはファミリーレストランが溢れている。低価格競争、深夜営業。その経営方針は見上げたものだ。
   何より競争の結果、安くて便利になってくれるのは消費者にとってこの上なく嬉しい。
          
   そんな中、友人と仕事帰りに某ファミレスで落ち合った時のこと。
   
   「お腹すいたねー!」
   夕食を前にして、るんるん気分で入店するはるなとRINA。
   
   「2名様でご利用ですね、あちらのテーブルへどうぞ!!」
   明るいお姉さんAがテキパキとブースに案内してくれる。
     
   「ふふっ、今日は何食べようか?」
   シートにバッグを置き、腰を下ろす二人。
   その瞬間。
   
   「ご注文はお決まりでしょうか!?」
   目前に忽然と現れ、スマイルビームを放射するお姉さんB。
     
   ・・・あの、「お決まり」って、私達今案内されたところで、メニューすらもらってないんだけど。
        
   電光石火の接客技術にびっくりしつつも、にこやかな笑顔でお姉さんBにお引取りいただく私達。
   「きっと今日は忙しいのね。混雑した店内の接客って難しいよねー」と語りつつ、じっくりとメニューを検討。
   二人ともお得なセットに決め、かつ「やっぱり食後にデザート!これよこれ!」とるんるんで注文を済ませる。
   
   数分の後、アツアツのハンバーグが乗った鉄板が運ばれ、一気に空腹を満たしにかかる乙女二人。
   せっせとフォークを口元に運びながら、せっせと井戸端話に花を咲かせ、いよいよ食事も中盤というその時。
       
  「こちら食後のデザートになります、これでご注文の品はお揃いですね!?」
   言うなり有無を言わせずアイスと生クリームが山盛りになったパフェをどっかと置き、反論を許さず去っていく
   お姉さんB。
              
   デザートって・・・。思わず、未だハンバーグが半分程も残っているアツアツ鉄板を見下ろす二人。
   「食後」?この状況のどこをどう見たらそう言いきれちゃうわけ???
   
   その後、二人が
   「うおー、アイスが溶ける!早くハンバーグを平らげるのよっ!」
   「きゃーいやーっ!クリームが垂れてきた!」
   「アイスも崩壊のピンチー!もう駄目ーっ!」
   「こうなりゃアイスを主食にして、ハンバーグをデザートにするってのはどう!?」
   「そんなのイヤーっ、納得できないー!!」
      
   と、パニックの態でハンバーグを、付け合せを、コーンを、グリーンピースを(細かいのよアンタ達っ:怒)
   口に放り込んでいった事は言うまでもない。
   
   さすがです。疾風のごとき接客スピードに、「こりゃびっくり」。
   客もつられて風神のごとき飲食スピード化成功で、「二度びっくり」。
   
   びっくりドン○ーが打ち出した、ファミレス業界の新機軸。あなたのお店でも導入してみませんか?
       
       
 ◆9月特集◆未来博ネタ強化月間 Part1
 おばあちゃん、この指何本?(2001.9.10)
    
   博覧会場に勤務し始めてはや3ヶ月目。これだけ会場に詰めていると、実に様々なお客様と遭遇します。
   
   ブース内に突然消火器を撒き散らして逃げていく男子学生。
   
   すわ爆弾テロ男か!?とスタッフに緊張を走らせ、しかし実は単にAVマニアだったヘンなオジサン。
   (電子機器が大量に詰まったボストンバッグ:中身は大分後になってから判明した。この段階ではただの不審物:を
   通路のど真ん中に1時間も放置し、「危険物かも?」と警備員が撤去しようとすると、いずこからともなく飛んできて
   「うおぉぉぉ、うおぉぉぉ!」と吠えるおじさん。どうやらオレの荷物に触るなと怒っていたらしい。???。)
    
   セクハラしまくるおばちゃん軍団。ああらお姉ちゃんスタイルいいわねーべたべた、ってどこ触っとんじゃー!(怒)
    
   何度も何度もゲームだけやりに来る→ずっと順番待ちをしてくれた良い子達からパソコンを奪い取る→スタッフが
   注意する→だいたい5回程注意を受けるとやっとマシンを明渡す→スタッフにごっついガンをくれながら帰る→
   30分するとまた来る→ 以下エンドレス・・・・・という謎のメガトン級小学生兄妹。
     
   お姉ちゃん達オレのプロダクションに来ない?と、どー見てもアダルト臭いプロダクションへの勧誘に熱心な
   自称社長。
   
   
   こういう困ったちゃんな人達がたくさんいて大変だったけれど、でも、実は一番困ったちゃんなのはごくごく普通の
   お客様なのかもしれないなー、と思う時もありました。
  
   彼らは、とにかく人の話を聞いていません。
   喉をからし、懇切丁寧に必要な情報をご説明申し上げても、「で?どんなことやんの?」。今言ったろう。
    
   ただ今満席となっております、待ち時間が1時間ほどございますと目の前で言ってるのに、「あの、これどれくらい
   待つんですか?」。い・ち・じ・か・ん!聞けよ!!
     
   「トイレどこ?」。はい、この扉を出て右手に進みまして、うんぬんかんぬん・・・。
   「はい、ありがとね」と言って、左に歩いて行く。ちょっと、右よ右!おはし持つ方!ていうか目の前に「トイレ→」
   って看板も出てるでしょーっ!?見ろよ!!
   
        
   こうした状況下で仕事をしていると、自然とこちらのジェスチャーが大げさになってきます。口で言ってもダメなら
   目でわからせろ!って感じで。
     
   しかしそれでも意思の疎通は完璧にはなりません。
   
   ある時、1人のおばあちゃんがやってきました。
   
   「ここは、次は何時からやるんだね。」
   はい、次回の上映は(10時)40分からとなっております(にっこりと指を4本示してご説明)。
   
   「はあはあ、30分?」
   いえ、40分からです(指を良く見えるように突き出す)
   
   「は?50分?」
   いいえ、40分からです(突き出した指をぶんぶん振ってみる)
  
   「ああー、そうかいー。じゃ、その頃また来るわ。」
   え?え?ちょっと待っておばあちゃん、本当に何時だかわかったの?40分だよ40分ー。
   
   そしてこのおばあちゃん、(11時)00分に戻っていらっしゃいました。やっぱり伝わっていなかった・・・?
   
   こうなってくると、悲しくなってきます。
   ここまでやってもわかってもらえないなんて。しくしくしく・・・。
   
   それとも、単におばあちゃんにからかわれていただけなのかしらん・・・・・・・・・。  
             
                           
 ◆9月特集◆未来博ネタ強化月間 Part2
 ま・に・あ(2001.9.18)
  
   博覧会場。そこは、カップル、家族連れ、熟年グループ、団体様(小学校・中学校)。様々な種類の人達が訪れる
   空間です。が、その中には特に奇特で、とっても目立つある人種が存在しています。
   
   その種族名は、「マニア」。
   
   はるなの勤めるブースにも、たくさん「彼ら」がやってきます。
    
   マニア認定第1号
    開幕から数日たったある日のこと。突然、はるなに「ミスボタンはいないの?」と聞いてきた男性がいました。
    は?ミスボタン?ミスタードナーツの仲間?ああ、”ミス牡丹”ね、須賀川市(開催地)のクイーンね。
    合点がいったはるなが見返し「いえ、今日は来場の予定はありません」と返すと、一眼レフカメラと、大きなパン
    パンに膨れた紙袋を手に下げたその男性は、「じゃ、君達撮っていい?」といい、返事をする間を与えずシャッ
    ターをバシバシ切って様々な角度から激写した後、悠々と去っていきました。
   
    「・・・マニアだ、あいつ制服マニアだよ!」。スタッフは色めき立ちました。
   
   それを皮切りに、来るわ来るわ。使い捨てカメラにコンパクトカメラ、三脚付き一眼レフカメラに・・・。
    
   いえね、ブースをご案内・宣伝するのが私達の役目だから、写真を撮られたり、一緒に記念撮影するのはいい
   のよ別に。それも給料の内だから。でもね。
    
   30分くらいずーっと物陰から見つめる→突然背後に回り込む→さりげなく私達を追い越す→すれ違う瞬間に至近
   距離で振り返り激写!→ダッシュで逃走
  
   とかされると、何なの、っていうよりもう、気味悪いじゃない?
     
   ツワモノなんて、湖(人工湖があったのよ)の対岸から望遠レンズで激写しまくってるのよ?
    
   また、内気さんで、「写真撮らせて下さい」って言えない(と思われる)青年が、ドアの前を10回も20回も行ったり
   来たりしたあげく、日が沈むまでドアの陰からじーっと見てたり。
   怖いっつーの。
     
   ブースに現れ、「あれ、今日は○○さんいないんですか、次の勤務は何日の何時からですか」とか、シフトチェック
   していく(より前に、何故メンバーの名前を完璧に抑えている!?)おじさん。
   興信所にでも勤めてるんですか?
   
   まあ、そんな人ばかりじゃなくて、3ヶ月の会期中に何度か足を運んで前回撮った写真をプレゼントしてくれる
   人達もいたけどさ。
   
   しかし一方でよそのブースのお姉ちゃんが、休憩時間にパンチラ写真を盗撮された、とかいう事件もあったし。
      
   まさに何でもありって感じ。
  
   今回初めて生のマニアに接したけれど、その奥の深さと得体の知れない部分に、背筋がゾクゾクしました(笑)。   
        
              
 ◆9月特集◆未来博ネタ強化月間 Part3
 オーサカジンワッカリーマセーン(2001.9.23)
          
   未来博会場では、はるなが勤務していたブースに限らずどこにでも独自の制服があって、それはそれはキテレツな
   格好をした人達がそこかしこに溢れていました。
   今回のテーマは、ズバリこの「制服」です。
   といっても、マニアックな話をするつもりはありません。マニアにはもう懲りました(笑)。
   
   はるなを雇ってくれた会社は、大阪にありました。その構成員のほとんどが関西方面出身者らしく、彼らは東北が
   どのような所であるのかを、今イチ理解していませんでした。そんな会社側が用意して下さった制服。
   薄地の、ピラピラの半袖ワンピース。シースルーの麦わら。終了。
   
   まあ、可愛いと言えなくはないけどシンプルな制服。ではこれの一体何が問題なのか。
   
   此度開催された福島県うつくしま未来博は、会期が7月から9月の3ヶ月の予定でした。7月8月の暑い盛りに、この
   ぴらぴらワンピースは、着用者にも見る人にも涼しげに感じられるでしょう。がしかし。
   福島県の、しかも山のてっぺんあたりにある会場の9月下旬の気温を、会社側は果たして知っていたのか?
     
   実際、9月どころか8月も下旬になると、夜間の気温がぐっと冷え込むようになってきました。とてもじゃないけど、
   寒くてじっとしていられません。仕方なく、どうしようもなく寒い時のみ暖房を入れていたところ、厚手のコートや
   ジャンパーで武装して来ていたお客様方から、「何だよ、暖房なんて入れて!暑いじゃねーか!!」とクレーム。
   
   こんな状況下では、とても9月末までの期間を乗り切る事は出来ません。アテンダント達は、意を決して会社に陳情
   FAXを送る事にしました。寒いんです。制服を見直すか、上着を支給して下さい。
   
   数日後、会社から帰ってきた返事。
   「こちら大阪は連日夜でも28℃の熱帯夜が続いています。さて、”寒い”というお話ですが、よく分かりません
    館内の冷房が効きすぎるなら、設定温度を上げて下さい。また、モデルさんが水着で撮影をするように
    皆さんにとっては制服が戦闘服なのですから、多少寒いくらいは我慢して下さい。」
   
   ぶちっ。キレたぜ。
   
   山全体の気温を上げられるエアコンがあるなら、教えてもらおうじゃないですか。
   多少の寒さ?16-12℃は多少ですかい?ちなみに12度は冷蔵庫の野菜チルド室並ですぜ。
   私達福島組(会社は、福島と同時に山口県と北九州の博覧会にも出展している)の日常を知るために、
   一度Tシャツ短パンで冷蔵庫に入ってみちゃあいかがですか?その際は、最低5時間は出てきちゃ駄目ですぜ〜。
   (私達の最短勤務時間が5時間だから)。
   
   ぶらっくはるなが首をもたげて来たのは言うまでもありません。
   
   もちろんこのままを会社に言ったりはしませんでしたが、ここ1ヶ月の気温の推移、他メーカーのブースではちゃんと
   秋仕様の制服が支給されている事云々を会社に書き送り、やっとこ上着をいただける事になりました。やれやれ。
   
   そして、間もなく会期が終わろうとしている今、北海道で初冠雪が観測された今、私達の制服はちょこっと変わり
   ました。何と。薄手のカーディガンが一枚支給されたのです。
    
   ・・・・・・・・ま、ないよりマシ・・・・・・・・。
   
   イベントを企画する際は、とかくハード面(施設やメカ等)に目と予算が向きがちですが、ソフト面でも、もう少し
   念入りなリサーチをやっていただきたいと思う今日この頃です。    
       
             
 ◆9月特集◆未来博ネタ強化月間 Part4
 グランドフィナーレ雨が好き(2001.9.30)
  
   3ヶ月間の苦闘。それがついに報われる瞬間がやってきた。
   JAPAN EXPO2001 うつくしま福島。
   最終日の今日、そして今この時まで、本当〜に良く我慢したと思う。
   だって、誰にも手ぇあげなかったもん(威張る事か:笑)。
   
   最終日の今日は、協会(運営サイド)も総力をあげて人材と物資を投入し、どっかんどっかんイベントやって
   盛り上げよう!と朝から意気盛んでした。我々スタッフも、最終勤務日なだけに「大盛り上がりの雰囲気に
   身をまかせ、”皆ありがとう、楽しい夏の思い出が出来たよ、私はこの暑かった夏を忘れない!”と感動の
   うちに幕を閉じたい」と思っていました。そんな我々、いや、会場に勤務する全てのスタッフが、会場を埋め
   尽くす全てのお客様が、3ヶ月間苦情処理に奔走してきた協会スタッフが、ひたすら待ち望むのは「グランド
   フィナーレ(会期最後にして最大のイベント)」。
     
   刻一刻と闇が会場を包んでいく中、徐々に会場の熱気は上昇していき、期待と熱き魂が爆発寸前!
   
   そして、いよいよグランドフィナーレに突入!!
   
   そんな瞬間。
   
   ド・ザーッ!!!!!!!!!!!!!
     
   ・・・・・・雨です。大粒の雨です。いえ、それはもう「滝」と表現した方が良いでしょう。
   
   実は、この未来博会場、こんな事が良くあります。やはり山の頂上という立地が良くなかったんでしょうか。
   とにかくどんなに晴天でも、次の瞬間にはバケツをひっくり返したかのような大雨に襲われたりします。
    
   いえ、いいんですよ、別に降ってくれても。
   それが大イベント直前でさえなければ。
   
   私に言わせると、この「未来博」は祟られているとしか言いようがありません。
   日本各地から参加者をつのり、大イベントを企画!
   その目玉イベント目当てにパックツアーが組まれ、はるかな遠方から飛行機や何かでお客様が押し寄せる。
   これはイベントの成功間違いナシ!!と関係者が期待に胸はずませる。すると。
   
   必ず本番直前、もしくは最中に大雨(嵐でも可)に襲われます。
   
   一度や二度なら『偶然』とも言えるでしょう。がしかし。的中率ははるな勤務時でほぼ75%。高すぎです。
   (「よさこい祭り」とか、「松明あかし」とか、etc、etc・・・)
       
   山の神様が、会場が熱くなり過ぎて山火事にならないように、文字通り水をさしているのでしょうか。
   お客様の放射する熱が水蒸気となり、上昇気流を生み、雨雲を発生させるのでしょうか。
   未来○業館が天候コントロール装置の開発に成功、実験でもしているのでしょうか。
   
   とにかく、こんな目の前5mにある看板すら読めないような集中豪雨を浴びてしまっては、お客様は興ざめ、
   主催者は青ざめ、出演者はさめざめ。
   
   それでも、主催者側はイベントを強行。ざぶざぶの雨の中、ステージおよび人工湖周辺ではイベント続行。
   続行はしてるんだけど、水滴のカーテンでなにやってるんだか全然見えないし、雨音で何言ってるんだか
   全然聞こえないし、雨宿りしつつ遠方から眺めているお客様andスタッフには、ただ???な時間が過ぎて
   いきました。盛り下がることこの上なし。
   
   一体全体、何の恨みをかったのか、未来博!?   
          
   こうして、はるなの暑い夏は、すずし〜く終了いたしました。わはは。    
           
               
 ◆10月特集◆きのこやネタ強化月間 Part1
 シーズン-Season-(2001.10.5)
    
   10月は、シーズン(旬)でございます。
   え、何の?・・・・・・・・キノコでございますですよ(笑)。
   
   忘れている方も多いと思いますが、私、まだきのこやさんに通っております。というか未来博バイトが終了した
   現在は、きのこや専属となっております。
   
   ところで、「旬」とは良く聞く言葉ですが、一体どんな状態を指して言うのか?
   定義としては、「作物に含まれるビタミン、うまみ成分等が最も豊富で、栄養価が高く、収穫に適した時期」。
   もっと簡単に言えば、「最も安価で大量に流通している時期」かな。
          
   ハウス周年栽培が普及して、今や真冬でも夏野菜が食べられるし、スーパーの売り場には年中同じ商品が
   並んでいます。が、これって本当に一年中同じ商品なのでしょうか?
        
   結論から言うと、答えはNOです。
    
   作物は、気候に敏感な生き物です。たとえば同じ土(肥料)・同じ品種・同じ水で栽培しても、それ以外の
   要因で出来上がりはかなり違ってきます。ちょっと下の表を見てみましょう。
                      

作物A
作物B
葉の色
濃い緑
薄緑・淡黄
茎の太さ
太い
細い
茎の長さ
短くどっしりしている
長くひょろひょろしている
茎の数
多い
少ない
         
   これは、ある作物について形態的(外見的)な差異をまとめたものです。大分違いますよね?
   でも、作物Aも作物Bも、実はまったく同じ作物(品種)だったとしたらどうですか?
    

作物A
作物B
ビタミンE
12mg
5mg
ビタミンA
180IU
120IU
カロチン
22mg
21mg
鉄 分
64mg
43mg
                                                 注)数字はテキトーです:笑
   これは、さらにある作物について成分的な差異をまとめたものです。大きく値が違うのがわかりますか?
   でも、やはり作物Aも作物Bも、まったく同じ作物(品種)なのです。
   
   では、一体何が違うのか?その答えは、「栽培時期」にありました。
   
   少し考えてみましょう。
   夏と冬。作物にとっては何が違うか?
   気温・湿度・地中温度・日照時間・太陽光強度(光合成有効放射量)・・・・・大分違いますね?
   
   【気温】
   作物はどんな状況でも良く育つ、わけではありません。
   例えば、本に「生育適温は15℃〜30℃」とある作物を、平均気温26℃で育てた場合(作物A)と、16℃で育てた
   場合(作物B)を考えてみましょう。結果(作物の出来具合)は、上の表のとおり作物A(26℃)の勝ち!です。
   
   これは、一つには”15℃〜”というのは「低温下でも生き残り、最低限の収穫が可能」という話であって、”〜30℃”
   という所から、「この作物は暖かい場所で良く育つ」からです。
  
   【地温】
   また26℃条件下では、作物だけではなく、以下のようなプロセスも考えられます。
     
       地温上昇→地中の微生物の分解活動が活発化→利用可能な窒素量増加→根の活性・呼吸量増加
                                  ↓
                       地中の窒素・ミネラル類の吸収が盛んになる
                                  ↓
                                  ↓←豊富な太陽光線
                                  ↓  
                          光合成回路がぐるぐるフル回転
                                  ↓
                            効率の良い生産と蓄積
                                  ↓
                           栄養豊富で良い作物完成
  
   【日照時間】
   作物には、日が長く(短く)なった事を感知すると実をつけるものがあります。ここで、春に芽を出し、太陽光線を
   たっぷり吸収してから秋に実をつける作物を、例えば夏に植えたとしたらどうでしょう?実をつけるまでの準備期
   間が足りないので、実がついてもあまり大きくならない事が予想できますよね?
   
   【太陽光強度】
   夏の強い太陽光によって体内の物質を変化(例:酸味成分→甘味成分へ)させる作物が、夏に植えられ秋に実
   をつけたら?太陽光が徐々に弱くなってくるので物質の化学変化がなかなか進まず、味が落ちますよね?
     
   ここにあげたのはほんの一例ですが、こうした数々の要因によって作物の状態は変化します。
   ですから同じ作物でも、夏が旬の作物は「夏に買うと肉厚で美味しくて香りが強いのに、冬に買うとあまり味も
   香りもしないよね?」という事があるのです。
  
   で。結局何が言いたかったかというと。
   
   旬のものを旬にいただくのが一番!てことです。
  
   はるなの職場では、今まさにきのこシーズン真っ盛り。秋です、旬です、食べごろです。
   毎日、原木からナメコがむくむく、むくむく、むくむく〜と生えて来るのを、早朝朝露に濡れる森の中で、ひたすら
   摘み取る事から一日が始まります。
    
   んー、キノコ採り楽しい〜。
   でも、時々ふと考えます。
   私の職種って・・・あり〜?
     
            
 ◆10月特集◆きのこやネタ強化月間 Part2
 正体見たり(2001.10.15)
    
   ある日の事。きのこやで黙々とデータを取り続ける私に上司が言いました。
   「はるなさん知ってる?ここさ、何か出るんだよ〜」
       
   は?出る?何がですか?
   
   「もう絶対住み着いてるって。足ない人だって。」
   
   え?見たんですか?(きゃー素敵!)
   
   「いや、誰も見てないんだけどさ。締め切った休日に、何回も警報装置が鳴って警察が見回りに来たらしいんだよ。」
  
    
   この日は、どの部署に行ってもこの話でもちきりでした。
   警報装置のメーカーが装置を点検しても、何ら異常がなかったという事実がまた、噂に拍車をかけていました。
   
   装置が壊れているわけではない。ネズミや鳥が動き回っても検知はしない。当日職員は全員休みだった。
   出入り口はきっちり施錠されている。盗める物は一つもない。でも「何か」が警報機にひっかかった。
                                   ↓
                                幽霊だあ〜っ!
   
   何ていうか、話は良くあるタイプだけど、私にとっては新鮮でした。
   ここは一応研究施設。職員はほとんどが研究員で、科学者のはず。
   科学者集団でも幽霊話に花が咲くんだあ・・・。しかも、「全てプラズマの仕業です、目の錯覚です」とか言い出す
   人はいない・・・・・・・。ちょっと驚き(笑)。
   
   はるな自身は、「霊」かどうかはともかく、生きた人間ではない「何か」が存在していてもおかしくないと思っている
   人です。一時期よく金縛りにあったし、不思議なこともあったから。
   
   しかし、だからと言って建築後わずか2〜3年、ピカピカで事故も起きていない建物に「出る」と言われても、説得力
   ゼロです。むしろ、装置の構造や原因究明の方に興味がむくむく涌いてきます。
    
   小動物は検知しないが人間は検知する仕組み。キーワードは「サイズ」か?
   警報機の前を何度も往復すると警報が鳴る。この意味のない行動、やはり動物か?
   鳥はひっかからないらしい。では蝙蝠は?対象の軌跡と距離から判断するのだろうか?
        
   あれこれ考え、結構楽しい思索にはまっていた私。
  
   しかし、それも長くは続きませんでした。何故なら、翌日には「犯人」がわかってしまったからです。
    
   休日、無人の建物内で動き回り、警報を鳴らして忙しいお巡りさんを何度も呼びつけた『犯人』。
   それは何と、体長1.5cmほどの『クモ』でした。
    
   警報装置のカバー内に潜り込み、勤勉に動き回るクモ。センサーの目前を行ったり来たりするクモ。
    
   センサーは、そんな彼を「施設内を物色してうろうろする不審人物」ととらえて、110番してしまったのです。
     
   なーんだ、やっぱり幽霊さんじゃなかったのね。そんなもんよね。
   一気に和む職場の皆様。
   でもね、でもね。
   
   はるなはこの「犯人」の方がこーわーいー!!
   クモ嫌いー!!
   足が8本もあるなんて許せなーい!!
       
              
  ◆10月特集◆きのこやネタ強化月間 Part3
 泣かない子供(2001.10.20)

   きのこやでは、毎年秋に地域住民との交流を深め、きのこやの業績をアピールするべく「お祭り」を開催します。
      
   内容は、きのこや山菜から、何故か民芸品の展示販売。講演会・パネル展示・きのこ相談室。
   木工教室・フラワーアレンジメント・顕微鏡学習コーナー・しいたけ原木配布。
   丸太の早切り大会・アスレチック・竪穴式住居。
       
   ん?・・・・・なぜ竪穴式住居・・・?
   
   ま、おいといて。
   
   これらの中で毎年人気があるのは、木工教室だそうです。今年もたくさんの親子連れが参加してくれましたが
   ちょっと気になる事がありました。
     
   板をノコギリで切り釘を打ち、1人で黙々と作業をしていた小学生男子。
   
   私が次に通りかかった時ふと見ると、何故かじっと座ったままぴくりとも動きません。
   不審に思い近寄ってみると、何やら左手をぎゅっと抑えて耐えている様子。
   
   「(うげ?もしかして?)お兄ちゃん、どうしたの?怪我したの?お姉ちゃんに見せてみて!」
   
   少年の手を取れば、ノコギリでやったのでしょう、左人差し指の背中がぱっくり割れています。
   もう見事なクレバスです。
   
   「!!!手当てするからこっちに来て!!!」
   慌てて救護係りの所へ連れて行き、応急処置。
   その後、職場の車で病院へ運ばれて行きました。
   後で聞けば、やはり何針もざくざく縫ったとか。
   
   さて、この事件で何が気になったのか。
  
   ・・・泣かないんです。
   いや、男の子だし年長組だし、男は黙って我慢の二文字だ!という人もいるでしょうが、そういう事ではなく。
   ぱっくり開いて中身が見えちゃうほどの傷が、痛くないはずはありません。ましてそこに思いっきりオキシドール
   ぶっかけられた日には、悲鳴あげちゃいます、私なら。でも、彼は怪我をした瞬間から、応急手当を終え病院に
   送られるまで、一言も発しませんでした。
   
   強い子だね。偉いね。大したもんだね。でもね。
   
   怪我した時は、騒いでもいいし泣いてもいい。とにかく早く周囲に「怪我しちゃった〜」って事を知らせて処置
   しないと駄目だってば〜!!!
   
   誰かに気付かれるまで、あの子はあのままじーっと座っているつもりだったのでしょうか。これを「我慢強い」と
   褒めるのは、ちょっと違う気がします・・・。
    
   それにしても。
   あんた達(お子様軍団)!!足の上で釘打ったり空中で板切ったり、あまつさえ金槌の上に板を打ち下ろして
   釘打つの、やめなさいって!!怖くて見てられない〜、ひ〜っっっっっ!!!!!!
      

                
 ◆10月特集◆きのこやネタ強化月間 Part4
 やったーあ(2001.10.26)
    
   このたび、私はるなはある日突然、ヤツにやられてしまいました。
   そいつの名は「花粉」。
      
   うららかな秋の一日。
   実験室にこもりぐーるぐるエバポレーターを回し、「ああ、何て良いお天気なのかしら。窓から見える紅葉が
   素晴らしいわ〜。」なんて平和な時を過ごしていた時。
   
   っくしゅん!
   
   突然くしゃみが一つ。あら、誰かうわさでもしてるのかしら?
   
   ・・・・・・・・・・・・・っくしゅん、っく、っくしゃん!!
   
   って、もしかして風邪?
     
   くっしゃみくっしゃみくしゃみしゃみしゃみさのよいよい!!!
    
   いやあああ!どうにも止まらないー!!
   
   
   しかも午後になるにつれ、その症状は激しさを増すばかり。
   
   実験テーブルにセットしたティッシュ箱はあっと言う間に空っぽに。
   目にはコンタクトレンズ、手にはアセトン・メタノール。でも目がかゆくて死にそうなの!
   脳味噌はぼーっとしてきて集中力なんてNothing!!
   「この容器高いから、気をつけて」との注意も何のその、そこいらにがっつんがっつんぶつけてる。
   
   ・・・・・ダメです、仕事になりません。
   
   花粉症がこんなにきついものだとは、知りませんでした。
    
   はるなは花粉症ビギナーなのに、初日からこれですかあ!?って感じ。 
   しかも、休憩に行くと収まるのに落ち着いてから実験室に戻ると、再び始まるのね。
   実験室自体がアレルゲン?これは、私に実験するなって事?喧嘩売ってるの?
          
   実は、私が勤めるきのこやさんは山の中にある、というか、まさに「山」そのものなのね。だから、杉や松も大量に
   生えてるけど、どうやらブタクサがそこかしこに群生しているらしいのです。ブタクサ。本名セイタカアワダチソウ。
   秋の花粉症と言えばアナタね!?
   
   どうやら、実験室にはこのブタクサ花粉が大量に入り込み、はるなを執拗に追いかけてくれた模様。
   ふっ、もてる女はつらいわね。ていうか、あんた達こっちに来ないで(怒)。
      
   来年から、ずーっと花粉達と付き合っていかなければいけないかと思うと、何だか憂鬱です・・・。
      
           
 おとしもの(2001.11.5)
  
                   
 相性と好みの狭間で(2001.11.12)
                     
                                 
 タイミング(2001.11.17)
 
                    
 さらばきのこや(2001.11.29)
    
                     
11月は現在タイトルのみのラインナップとなっております(笑)。
順不同、不定期の更新をお約束いたします(約束になってないって:^^;)。
  
 心の栄養補給(2001.12.9)
 
   ぷーたろー生活も、はや10日目。
   お金はないけど時間だけはある毎日。そんな折、近所のイベントスペースに好みの作家さん達の原画展示会が
  やってきたので、早速行ってみました。もちろん入場は無料(笑)。
  
   今回の目的は、有名な作家さん達の原画を見るのが一つ。でも一番の目的は、新聞のチラシで一目惚れした絵
  を見る事。作家名を聞いても、初めて耳にする、日本人じゃないとわかるくらいの、つまりは全然知らない人。でも
  是非現物を見たい〜と思う魅力的な絵にはるなの目は釘付けとなったのでした。
  
   そんなわけで早速会場へGo! 当初の予定では友人RINAと2人でGo! のはずだったけど、まあ色々事情があって
  結局一人でGo! すると、入り口を入った瞬間に営業マンに捕まるはるな。ちなみにこの営業マンは以後、常に私の
  前後左右をマークする事となる。
  
   「本日はどの作家さんがお目当てですか!(もみ手に満面の笑顔)」
   【いきなりそれかい。まずゆっくり絵を見せてくれ(はるな心の声)】
   
   【わあ、さすが原画は迫力が違う〜。筆のタッチとか見入っちゃうよねー(うっとり)】
   「こちらは○○氏の最新作で、日本ではここ福島で最初に公開されたんですよ!!」
   「あーそうですか」
 
   【いいなー、この構図。この柔らかい雰囲気が好きだー】
   「こちらは□□氏の初期の作品で、人気があるんですよー!!」
   「あーそうですか」
   
   【へえ、この作家こんな絵も描くんだ。いつもと雰囲気が違くていい感じの驚きー】
   「こちらはつい3日前に描きあがったばっかりなんですよ!モチーフが陸上の生物というのは珍しくて貴重ですよ!」
   「あーそうですか」
  
  どこにいても、どの絵を見ていても、常に背後から回り込んできて饒舌を浴びせる営業マン。はっきりきっぱり邪魔。
  
   そうこうするうちに、ついにお目当ての作家さんの絵に辿り着きました。その人の名は「平凡・陳淑芬」。
  台湾の作家さんで、ここ1年売り出し中の新人という事でした(ここの所だけ、営業マンの話を良く聞いたりなんかし
  て:笑)。分業スタイルをとっていて、奥さん(陳淑芬)が人物を、ご主人(平凡)が背景を描くという絵画としては変わ
  った手法。その奥さん担当の人物(女性)の表情と瞳が、とても魅力的なのです。会場にはチラシに掲載されていなかった
  作品も多数展示されていて、ただもう惚れ惚れと見入ってしまいました。
   
   そこに出てくる例の営業マン。
  「この作家さんがお気に入りですか?」
  イスを勧め、次々と未展示品のカタログを出して来てくれる。
  【へえ、こんな作品もあるんだ。きゃーこの表情すっごい好きー。この構図すてきー!】
    
  「ところで、この作家さんはまだ新人さんだから、版画版はお値段もお手ごろで今が買い時ですよー!」
  【来たな、営業マンの本領発揮。でも買わないもんねー、金ないもん】
  「こちらなど人気が高いのですが、今日ならこのお値段で提供できますよ!」
  
  ピピピッと電卓に数字を打ち込む。 → ¥690,000
  
  「あ、こっちの絵に目をつけました!?これは絶対お勧めです、いい絵ですよ、お値段はこんな感じです!」
  
  ピピピッと電卓に指を走らせる。 → ¥1,500,000
  
  「えっ、駄目ですか?こんなにお買い得なのに、一体どのあたりに問題がおありですか!?」
   
  ・・・・・・全部だよ、全部!!寝言は相手を見て言え!!
   
   その後営業マンを振り切った私は、出口で販売されていた平凡のカレンダーセット1890円也を買って会場を後に
  しました。
  
   いいんだもん、100万も出さなくても私はこれで十分なんだもん。例えぷーじゃなかったとしても、私はこれだけで
  とっても幸せなの! 
    
                
 飛べ!Fly away(2001.12.12)
  
   ここしばらくの私は、会社訪問をし面接を受けるという事を繰り返しています。会社の場所は市内だったり隣町だっ
  たり色々ですが、来週は茨城県に行くことになったので、ちょいとルートを調べてみました。
   
   ◎JRを利用した場合
      その1: 水郡線・常磐線利用          所要時間5時間ちょい
      その2: 磐越東線・常磐線利用         所要時間4時間
      その3: 東北新幹線・水戸線・常磐線利用   所要時間3時間30分
   
   自慢じゃありませんが、春菜は乗り物酔いが激しい人です。自家用車・バス・タクシー・電車・新幹線・船・飛行機。
   今まで酔わなかった交通手段は自転車くらいなもんです。その私が電車(しかも各駅停車)に5時間も乗ってたら、
   確実に死にます。現地に着いた所で陸に上がったマグロです。面接どころではありません。
          
   てなわけで、JR案は却下。
   
   ◎高速道路を利用した場合
      磐越自動車道・常磐自動車道利用       所要時間2時間30分程度(?)
      
   ふむ、これで行くのが一番かな。しっかし、茨城って意外と遠い(交通手段が不便)のねー。
   そんな感想を持ち、交通手段を決定した所で、とりあえず茨城行きの話は横に置く事にしました。
   
   というのも、今日は今日で、やはり職を求めて別の会社へ面接に行く予定だったからです。
   こちらは社屋が市内にあるので、近くて楽、30分で着いちゃった!とか思っていました。
   
   が。
      
   面接も佳境に入った時、突然面接官が言いました。
   「ところで、技術研修とか勉強会がある時に、本社まで行く事は出来ますか?」
   
   は?本社?
   
   御社の本社って確か
   
   デンマーク
   
   ですよね?
   
   行くんですか?
   
   もちろん飛行機で?
   
    
   茨城が遠いとかスケールの小さい事言ってる場合じゃなかったです・・・。反省。
   
   ちなみに質問に対する私の回答。
   「はい、是非北欧には行ってみたいと思っていたんです!」
   これって詐欺の範疇に入ると思います・・・?
          
                               
 嵐を呼ぶ女(2001.12.16)
    
   あれは、はるなが初めて親元を離れ、新潟県で1人暮らしを始めた時のこと。
   初めて1人で過ごす冬。しかも、初めての雪国暮らし。新潟は雪がすごいすごいと言われるけれど、一体どれくらい
   すごいのか?まるで見当もつかなかった1995年。
                    
                  スクーター。走れません(笑)      つららの全長は約2m!
     
   たった一晩雪が降っただけで、これですか!?うわあ、本当にとんでもない所に来てしまったとビビるはるなに、
   キー局のニュースレポーターは言いました。「今年は18年ぶりの大雪となりました」。えっ、18年!?いつも「こう」
   なわけじゃあないのね!?何だってそんな希少な年に引っ越してきてしまったの、私!
           
   はるなをあざ笑うかのように、この年思う存分雪を降らせて満足したのか、その後しばらく新潟市では小雪の年が
   続きました。そして6年後。
   はるなは間もなく大学院を卒業・地元に帰る事となり、新潟最後の冬を迎えんとしていたたある日のこと。
    
                         
                              一晩でまたこれかい
   
   レポーターはまたしても言いました。「6年ぶりの大雪です」。
   ええ〜!?それってつまり、はるなが新潟に来た年と去る年だけ大雪って事だよね〜?んー、やな感じ。
  
   ちなみに、この年はどのくらい「大雪」だったかというと、正月明け、通常片道2時間(高速道路)で行き来できる
   実家→大学間をはるなは10時間かけて走ったとか、更に翌日同じルートを辿ってきた友人に至っては、何と18
   時間もかかったというくらい、地吹雪と圧雪で交通が完全に麻痺!してしまいました。
                          
                     止まったまま1時間も動かない渋滞。疲れます。マジで。
   
   そして2001年12月。
   いい加減雪が多いのには懲りた私。しかし今年は地元福島県で過ごすので、雪は大分少ないはず。ふふふ。
   
   そんな風に思っていた私は甘かった・・・。
   はるなが福島県に帰ってきた年の12月16日、1日の降雪量60cm。
   
                           
                                 どーしてこうなるの?
     
   両親及び地元の友人に言わせると、「12月にこんなに積もったのは、ここしばらくなかった事だ。」
     
   ・・・・・・あの、もしかして、大雪を呼びこんでいるのは・・・・・・私・・・・・・(笑)?
    
               
 水天宮周遊記(2001.12.26)
      
   今日は会社の二次面接で日本橋に行ってきました。
   面接自体はお昼前に速攻で終わってしまったため、午後は周辺をぶらぶらりん。
   
   まずは人形町まで歩いて行き、下町の商店街を物色してみる。
        
   「人形焼屋」
    そこかしこに店が並んでいて、前知識のない私は一体どこが美味しいのか、さっぱり???
    とりあえず、行列が長い→人気がある→きっと美味しい と考え、目星をつけようと画策。が。
    良く考えてみると、行列が長い→(中略)→あの行列の最後尾に並ぶのか?。
    日本橋まで来ておきながら、安くて早いというだけの理由でマ○ドナルドで昼食をとったばかり、お腹いっぱい!
    だった私は、食い気より時間の有効利用を採ることにした。終了。
     
   「キャラクターグッズショップ」
    結構心惹かれたのだけれど、入り口を埋め尽くすマニアックな商品に圧倒され、思わず店先を足早に通り過ぎて
    しまった。後に「思い切って入っとけば良かった〜」と思うも、これぞまさに”後悔先にたたず”。終了。
     
   「露天商」
    水天宮に続く沿道には、正月を目前にして、羽子板やお飾りを売る露店が延々と立っていた。
    中には手製の細工物を並べている露店もあって、結構楽しく鑑賞しながらぶらぶら歩く。と、とっても可愛らしい
    ふくろうの置物があったのでつい手に取り「これ欲しい〜っ」と財布に手をやるも、テニスボール大で「6800円」と
    いう値札を見た瞬間、元に戻して足早に立ち去る。終了。
    
   「菓子店」
    この界隈には京菓子のお店・和装店がたくさんあって、手作りの可愛い干菓子が目を楽しませてくれた。しかし
    こんなに素敵なのに、食べてしまったら何も残らない、そのくせ1個あたり300円もする〜。というわけで終了。
   
   「水天宮」
    折角ここまで来たからと、境内に足を運ぶ。
    街中にいきなりポツンとあるのね〜。一度戦争で焼けた後復元したそうだけど、結構きれいな境内ね。
    お賽銭投げて、就職祈願でもして行こうかな〜。ところで、ここは何をお祭りしている社なの?
    
    ・・・すいません、本当に知らなかったんです。
   
    まさか「子宝祈願」のお社だとは夢にも思ってませんでした。
   
    気が付けば、ものすごく場違いな所に立っている自分を発見。
    周囲にいるのは、新婚さんとおぼしきカップル、お腹の大きな若奥さん、孫の誕生を祈願するおじいちゃんおばあ
    ちゃんばかり。
    
    とりあえずおみくじをひいたりしてみたけれど、大きなお腹をなでながら熱心に祈願する妊婦さんの横に並んで
    手を合わせるのは控えてみました(笑)。
    
    あーびっくりした。まさか、旦那もいないうちから子宝祈願をする事になるとは、夢にも思わなかったです。
     
    ちなみに、この時ひいたおみくじの文句。  「何事も思うようにならないでしょう」
    おかげ様で、ここしばらく楽しい毎日を送れそうです・・・(笑)。
         
                      
 クラスチェンジ(2001.12.28)
  
   はるなが社会に出て「フリーター」となってからはや9ヶ月。
   はるなが「ぷー太郎」に出戻ってからはや1ヶ月。
   
   ついにはるなは、次の階級に進める事が決定いたしました。
   来年1月から民間企業の「契約社員」にクラスチェンジです。
   
   振り返ってみれば、「ぷー」→「おねいちゃんandきのこや(フリーター)」→「ぷー」→「民間契約社員」。
   岡(山はまだない)あり谷あり、ついでになかなか「正社員」になれない所が、いかにも私の人生ぽくて良い感じ
   だと思います。
   
   また「さすけねえだ」のサブタイトル改変時期を狙った!。かのような転職時期がまた、「ネタまみれの人生」を
   体現していて素敵だと思います(本人全然意識してないんだけど、調べてみたら・・・あり?)。
     
            サブタイトル:各ページ頭:1999  「ぴっかぴかの修士1年生」
                            2000  「修士課程2年になる年」
                            2001T「そしてフリーター人生が始まる」
                            2001U「おねいちゃんときのこやさん」
                            2002T「くすりやさんのおねいちゃん(予定)」
        
   そしてくどいようだけど、ここまでの軌跡は「ぷー」→「フリーター」→「ぷー」→「民間契約社員」→「」。
   願わくば、次のサブタイトル改変時期(2002年7月頃)に、再び「ぷー」になってたりしませんように・・・。
   
   次に目指すは絶対「正社員」!
   とりあえず、デンマークに飛ばされても良いように、英語のお勉強頑張ろうっと・・・(ひえー)・・・。