2月の思い出
2月・・・と言えば、我が家の長男のお誕生日月。
早いもので、この子が産まれてから、もう7年・・・。
結婚したのが、1990年10月。
長男の出産が、1993年2月。
実はこの2年ちょっとの間には、いろんな事があった。
1991年2月。
初めての妊娠に気付いてまもなく、流産・・・。
結婚して普通の生活をしてれば、子供にも恵まれるものだと、漠然と思っていたのに・・・。
体には、何の変調も感じないままの悲しみ。
いつもは元気な私も、さすがにこの時は辛かった。
その後気分転換の為に、パートで働いたけれど、やっぱりこの事は忘れられなかった。
結局その仕事も、長くは勤めるまでには到らなかった。
1992年2月。
「今度こそ!」の願いも虚しく、また流産・・・。
今、思い起こしても、これほど辛かった事はなかった。
「どうして?」
その言葉だけしか出てこなかった。
私自身も辛かったけれど、主人に対しても申し訳ない感でいっぱいだった。
目の前が、本当に真っ暗になった。
2度も同じ事が続くなんて・・・。
一体私が何をしたって言うの・・・。
そんな気持ちだった。
『2度ある事は3度ある』
怖かった・・・。
でも『3度目の正直』に、私はかけたかった。
運良く3度目の妊娠は順調に過ぎた。
うれしかった。
どんなに待ち望んだ事か・・・。
真冬とは思えないほど暖かなその日、長男は産まれた。
心臓の拍動をみる事もできずに、逝ってしまった2人の子と同じ2月に・・・。
もしかしたら、2人の子が応援してくれてたような・・・。
私には、そんな気がした。
2月には3人の子供の思い出がある。
大切にしたい、この思い出を・・・。