今回も12月26日になって、やっと目的地決定というドタバタ旅行。
当然の事ながら(?)今回も相方ちゃんとの二人旅。
「29日に新潟へ行くから、30日自動車を出して欲しい...」と友人に無理な依頼をするところから始まり、
雪国:新潟在住のライダーは思った通り冬場は暇みたいで、こころよく観光案内を引き受けてくれました。
毎度、毎度、お世話になってすいません。。。
12月29日 am4:57難波駅(相方乗車)→am5:47奈良駅(私が乗車)、う〜んさすがに朝は寒いです。
関西本線→中央本線→篠ノ井線→飯山線を乗り継ぎ、越後川口へ。
この中で関西本線が一番寒かった。雪国に近づけば近づくほど電車は暖かくなるんですね。 (長岡泊)
12月30日は、まず寺泊へ鮮魚を買いに連れて行ってもらいました。
(自宅に送る用)
さざえ・ほたて・すじこ・いくら・サーモン・たこ・たら・甘えび・ボタンえびetc
全部で¥9.000は安い。 でも箱代・送料¥2.400はとっても高い...
余談:私が自宅に戻ったとき残っていたのは”いくら”くらいでした。
その後、温泉へ行ったり松代そばを食べに行ったりしましたが、
新潟の道路は素晴らしくいいですね。
奈良県にも田中角栄さんがいてたら、便利な県になっただろうなぁ。。。 (新潟泊)
12月31日新潟から「快速べにばな2号」に乗って米沢(牛肉が食べたかった)→奥羽本線→田沢湖線で角館へ。
今回の旅行には”ポケット全国時刻表”しか持って行ってなかったのですが、この時刻表はかなり抜けています。
やっぱり大きな時刻表は便利、でも重い。どちらを選ぶか毎度の事ながら悩みのタネです。
私達ふたりはどこでもよく寝るので、電車を途中の駅で降りなければならないときには
乗り過ごさないように細心の注意が必要なんです。で、この日は最終地点「角館駅」がそれでした。
ポケット時刻表には出発時刻のみ書かれている場合が多いんです。
この時は寝ていませんでしたが、ふたりで「’99の運勢」が書かれた雑誌を真剣に読んでいました。
そして電車が長い間停車しているので、ふと窓の外を見ると「角館へようこそ」の広告。
驚いてホームをみると『角館』の駅名が...「ここや、ここで降りなあかん!」と言って急いで飛び降りました。
この日以来、私は到着時刻の10分前に目覚ましをセットするようになりました。
JRは乗り過ごすと大変な目に会いますから。
今夜の宿は、蔵座敷を改造した資料館を持つユニーク民宿です。ご主人も奥様も、話好きな楽しい方でした。
奥様は外国の方で、海外の旅行ガイドブックなどにも紹介されている宿らしく、
この日もアメリカやフランスから来られた宿泊客がいらっしゃいました。
夕食後はみんなで紅白を見ながら、1点(?)100円を賭けてポーカーをしてました。
負けなかったので、やれやれです。それにしてもポーカーって初めてしましたが
ギャンブル性の高いゲームなんですね、はまってしまいます。
pm10:00をまわる頃、宿のご主人や奥様達が「じゃあ、また明日。よいお年を。」とか言いながら帰ってしまい
囲炉裏に炭はつきっぱなし、ストーブもつきっぱなし、鍵も明けっぱなし、ビール飲み放題(自己申告制)
なんというか、おおらかな民宿ですね。火事にでもなったらどうするんでしょうか。
そしてpm11:45頃には、しんしんと雪が降り積もる中、近くのお寺へ除夜の鐘を鳴らしに。
鐘の周りには小さな”かまくら”をいくつも並べ、その中にはロウソクの火を灯しました。
そして、お坊さまがお経を読まれていた最中、アメリカ人がカウントダウンを始めちゃいました。
なんて国際色豊かな年明けなんでしょうか...
田舎なので一人につき2回も鐘がつけたんですよ。楽しい大晦日でした。
民宿:百穂苑 秋田県仙北郡角館町下中町31 0187-55-5715
部屋にテレビはないですが、総檜の温泉有り(部屋単位で利用) また宿泊したいです (角館泊)
明けて1月1日、百穂苑さんに荷物を預かってもらい
(今日も角館泊まりですが宿がちがう)
奥様が駅まで自動車で送ってくださり、今日は温泉巡りです。
角館から田沢湖までJR、そこから田沢湖高原温泉までバス、
そして乳頭温泉「鶴の湯」のマイクロバスに乗って
やっとこさ到着です。
自由になる足(単車or車)がないのは不便。。。
JR東日本『元旦限定:新幹線も乗り放題切符』のおかげで、
この日はすごく混んでいましたよ。(できれば秘湯というものを味わってみたかった)
それにしても雪見の露天風呂って最高に気分がいいですね!ここまで来た甲斐があったというものです。
田沢湖高原温泉:国民宿舎駒草荘は女性専用露天風呂の方が田沢湖を望めて景色いいんですよ。
ちなみに男性側はスキー場に面しているそうですが...
乳頭温泉「鶴の湯」の女性専用露天風呂も混浴露天風呂に劣らず大きくて立派でした。
夕方pm4:00頃、百穂苑さんに荷物を取りに行くと「まぁ一杯飲んで行き!」のお言葉に甘えて
盃に一杯、二杯...一合、二合...と飲んでしまいました。(東北のお酒は美味しい)
百穂苑さんを出たpm7:00頃には、すっかり出来あがっちゃってて宿の夕食には手をつけれませんでした。
夕食は「きりたんぽ鍋」だったのに...私は「きりたんぽ鍋」を食べたいから秋田まで来たんですけどね、最初は。
(でも『しょっつる』や『ハタハタ』『山芋鍋』も食べてきたから、まっいいか。)
宿の方には「寒さで風邪をひいたみたいなんです。」と口を抑えながら(お酒臭いので)言い訳してました。
ここで別に見栄を張らなくてもいいんですけど、つい。 (角館泊)
1月2日。朝になっても調子が悪いので相方に「私ホントに風邪ひいたみたい。」(二日酔いとは認めたくなかった)
と言うと「し〜ちゃん、それは二日酔い!!!」ときっぱりはっきり言われてしまってので
『ソルマックS』のお世話になりました。すると30分もしないうちにケロッと元通り、薬の威力ってすごいですね。
何にしても正月早々二日酔いなんて、大笑い、いえ初笑いです。
さて今日からは、もう帰路に入らなければいけません。18切符は安いけど時間がかかる、当然かぁ。
角館駅→田沢湖線→奥羽線→羽越線→新潟駅
途中、酒田駅で3時間くらい時間があったので駅前の商店街をプラプラ歩いていると駅を背にして左側に
スパゲティ&ピザのお店を発見。すべてのメニューが500円均一。
量は多いし、味は美味!ここは物価が安いのでしょうか? (新潟泊)
1月3日今朝は新潟駅をam5:22の電車に乗らないと奈良まで帰りつけないのでam4:00起床です。
まぁ、夜はpm9:00頃には寝てるので何てことないんですけど。
新潟駅→信越本線→篠ノ井線→中央本線→関西本線→奈良駅到着です。
中央本線は、単車でよく走っているR19沿い!懐かしい風景でした。(行きは寝てたので気づかなかったけど)
雪国を生まれて初めて見ましたが、雪がいっぱい。何処までいっても雪、雪、雪...
それにしても、小さいようで日本はでっかいですね!もし南に行ってたらダイビングしてたかもしれないし。
楽しい雪国旅行でした、また行きたいなァ。。。夏はやっぱり北海道から奈良まで自走で帰ろうかなァ。。。
今回18切符を4枚しか使ってないので残り1枚、1月20日までに日帰りでどっかへ行かなくては... 【1999.1.11】