Ryohei's Exhibition 2011

組合せ机「川」

写真後方の二つの机。天板、脚部がそれぞれバラバラに
なり、サイズが同じに作ってあるので、組み換えできます。
高さ約5cmの差があり、天板が重なる配置も可能です。
天板は数年前注文製作をした際のタモ70cm丸太を
製材した時の中央付近の柾目板。それを欠点も含め、
できるだけ広く使って二枚ハギの天板にしました。
脚部の上に乗せているだけです。
板のハギ面に、節をとったような大きな切れ込みがあった
のですが、幅を狭くするのではなく、シウリ桜の板をアップ
リケのように埋め込みました。
ブラックウォールナットのアリ桟は、隠さず両側に露出
させ、アクセントにしています。
抽斗は簡単そうに見えますが、手が込んでいます。
包みアリの前板がストッパーになるようにしています。
もう一枚の天板にインレイはありませんが、両方の天板の
アリ桟は、全く同じ間隔で入れており、どちらの天板もこの
ように乗せることができます。
組み立て式の脚部です。二枚の板を複数のサネで3mm
のスキマをあけて結合した脚の構造です。スリムさを優先
したため、少々弱いですが、展示会用のディスプレイテー
ブルとして重宝しています。
習作北欧のキャビネット完成版

以前作りながら、未完のままだったのをやっと完成させ、
自分の部屋に入れました。家具の周囲は北欧のムードに
なっているのが流石と思いました。材は米ヒバ、仕上げは
ワックスです。
オリジナルの家具にはない鳥のインレイを入れました。
前を飛ぶ若鳥を後ろから成鳥が見守っています。
扉の中にも5つの抽斗があります。すべてアリ組で無垢の
底板、前板の一部をストッパーにする構造です。
教室の夏休み、西側の日よけ用扉を作りました。
卓上小箱「山並」

人気のあるセンで作った箱を、展示会用に、ブラック
ウォールナットとチェリーで作ってみました。
思い出の箱V

チェリーと鏡板にシャムカキを使ったキャビネット。
扉はクレノフ氏の作を真似た習作。
中の小箱は別の作品です。なんとなく仏壇風?でしょうか。
アリ組みは、板厚よりも2mmほど長く作り、面取を施して
います。