Ryohei's Exhibition 2007 


Mistack2脚、Amstack4脚

 工房を設計してもらった「大久手計画工房」佐々木さんからのご依頼で事務所と新築のお宅に納めさせていただきました。
 座は厚めの本革を硬いウレタンに被せています。Amstackはハードメイプル材2脚と、ホワイトオーク2脚で、ホワイトオークの座は黒とナチュラルの二色。どちらもチェリー材を部分的に配置しています。

各々スタッキング可能。座や樹種により値段は変わります。
 (参考価格:Amstack 二脚ペア15万円〜)
小鉋、南京鉋

スウェーデンのラモン氏訪問の際、お土産として持参した物
刃はどちらも、手押し鉋刃を切って作っています(ハイス鋼)。
雨よけ壁

作品というわけではありませんが、工房西側の材木置き場の雨よけ壁です。三寸角の柱とOSBパネル、1x4材の雨よけ板に、サリドンクラシックのバートアンバー色を塗っています。
中庭材木置き場の屋根

根太と三寸角柱と小割材で作成。上記壁と同じ塗装をした後、白色ポリカーボネートを張りました。
作ってから不安が・・・、名古屋の冬、雪が恐い。
ケーキ作り用の板

家内からの依頼。大理石が最高らしいのですが、重いし取扱に注意が必要なので、硬いハードメイプルで作りました。無塗装で、水洗いをさけ、よく絞った布で粉を拭き取るだけにしています。そのおかげでしょうか、狂いはほとんどない。
格子のお盆

 手考会展示会用に作成。格子を手道具だけで作るのは楽しい。よく見ると隙間があったりするけど、愛嬌と思っていただけると嬉しい。周りの材は複雑な木目のメイプル、取っ手は縞黒檀です。鉋で削って微妙な丸みを持たせています。
アームチェア(試作品)

週末工房6の記事で紹介したアームチェア。ほどんどの部材は2cm角材。前脚は垂直ではなく、わずかに後ろに傾けています。ハードメイプル、ペーパーコード。
引出付ダイニングテーブル

 上記佐々木さん経由で新築のお宅に納品したもの。在庫のブラックウォールナットでこの大きさが取れるいい材が見当たらず、普段より厚い板を新たに購入した。昨今、いい材料が手に入りにくくなった。
 納品先の柱の位置に合わせる必要から、長さ185cm、幅90cm、高さ68cmのサイズにしています。
四杯の引出を幅7cmの幕板に組み込んでいる。浅くて広い引出は、自宅でも使っているが、とても便利。テーブルの構造は、強度さえ確保できれば、四本足が一番使いやすい。掃除も楽だ。だが、さらに引出をつけるとなると、強度を確保するのが大変。量産で、このようなテーブルは無理だと思う。
裏側はかなり複雑。貫なしでこのテーブルをしっかりさせるために、神経を使う。単純なホゾ組だが、確実に組まないとガタがくる。コーナー補助材もを併用し、より強固にしている。また、幕板だけではなく、天板の強度も利用して剛性を出している。

値段は使用する材や構造によって幅があり、35万円〜40万円というところ。