Ryohei's Exhibition 2006

 昨年もあまり作品数は多くありませんでしたが、このようにまとめてみると、椅子が多いのには私自身驚きます。でもなかなか気に入った椅子を作ることができません。一昨年「椅子展」に入ったAMSTACKは、いくつか作っていくうちに、勢いでできた傑作です。私の場合、よい椅子は目指してできるものではなく、いくつか駄作を作っているうちに、何となくまとまってきて結実するのでは・・・と、これらの椅子を眺めています。

引出箱
タモ、ブラックウォールナット他

注文製作。どこかに秘密の
引出が仕込んであります。
椅子(習作)
タモ、ペーパーコード

安楽性の高い椅子の経験が少ないので
作ってみましたが、ややヘビーな印象。
KATANA(プロトタイプ)
バーチ、ウェービングテープ

カペラのサマーセミナーにて製作
座はテープと薄板のコンビネーション
畳むと、こんな感じ。
北欧のバーチは美しい。
部材を日本の刀の形にしてして、
外国人受けをねらいました(^^)。
折畳長が短くなるよう、独特の真鍮
金具による支持機構です。
ジュエリーボックス
タモ、ブラックチェリー他

手考会の展示会向けに作りました。
ほとんど見えませんが、前方幕板に
小引出があります。


スタッキングチェア(プロトタイプ)
ビーチ、楢他

簡単な作りのスタッキングチェアを目指
したものの、結構コテコテになってしまい、
途中から嫌になった。なんとか作り上げ、
お茶の時間用に普段使いしています。
アームチェア(プロトタイプ)
ハードメイプル

椅子展の締切を勘違い、二日間の突貫
工事で作った椅子。見事に「選外」をもら
いました。私としてはかなり気にいってい
るのですが、写真からは平凡なの印象し
か伝わってきませんね。
座は、薄板の柔軟性を生かし、ナイロン
テープでルーズにフレームに固定。ここに
あと一工夫が必要だと今にして思います。