神戸層群では、イチョウの葉の化石はあまり見つかっていませんでした。これまでは故堀治三朗さん(植物化石研究家)が落合池凝灰岩層(S3)から1個体発見しているのみでした。ところが、藍那累層の小河凝灰岩層は特別で、20個体以上見つかっています。含まれる化石層が限られているのは不思議です。化石は脈が二又分枝していて、現生のイチョウの葉と同じぐらいの大きさです。