植物化石を調べるための本 |
化石植物 |
現在入手可能なものを中心に選んでみました。
◆化石鑑定ガイド/小畠郁生編/1979/朝倉書店
植物化石の鑑定の基本が載っています。
◆学生版日本古生物学図鑑/藤山家徳ほか1982/北隆館
図版が多い。
◆古生物学事典/1991/日本古生物学会/朝倉書店
植物化石の記述も多い。
◆化石の研究法/2000/化石研究会/共立出版本格的に研究をしようと考えている人向き。
◆ポケット図鑑 日本の化石/小畠郁生監修/1994/成美堂出版/植物化石のみでないが、多くの写真がカラーで載っている。
インターネットの古本屋で入手可能。
◆地質学のための英語/河内洋佑/愛智出版/論文を読んだり、書いたりするときに役立つ。
◆植物化石 5億年の記憶 (INAX出版) 西田治文・塚腰実ほか 2010年3月 1575円
三木茂の作成したプレパラートや業績、すばらしい植物化石の写真が掲載されています。
植物の本 |
1.検索図鑑
・いろいろ出版されているので、迷ってしまうが、初めは身近な樹木・葉っぱで調べる樹木図鑑でポイントや
身近な植物を調べる。
◆身近な樹木ウォッチング まず基本170種を覚えよう/淡交社/1990年/淡交社
◆葉っぱで調べる樹木図鑑
・慣れてきたら、樹木1・2
◆検索入門 樹木1・2/尼川大録/長田武正共著/昭和63年/保育社
・より詳しくは落葉図鑑・葉でわかる樹木で確認
◆原寸イラストによる落葉図鑑/吉山寛/1992年/文一総合出版
タイトル/ 特徴 | 種数 | 大きさ | 色 | 特徴 |
樹木1・2 | 約500 | なるべく原寸 | カラー | 1巻は単葉・2巻は複葉・つる植物 |
身近な樹木 | 170 | − | カラー・白黒 | 図鑑というよりポイントをつかむ |
落葉図鑑 | 528 | ほぼ原寸 | イラスト | 細脈が明瞭 |
葉でわかる樹木 | 625(574) | さまざま | 一部を強調 | |
葉っぱで調べる樹木図鑑 | 約140 | 原寸 | カラー | 街路樹・公園・庭木 |
木の写真図鑑 | 500を超える | さまざま | カラー | 世界の樹木 |
花と樹のウォッチング | 平畑政幸 | 白黒 | 兵庫県明石公園の樹木 |
2.楽しむための本
◆どんぐりの図鑑/伊藤ふくお/2001/トンボ出版
どんぐりの仲間は化石でもよくでてくる。しかも
葉や殻斗、樹皮まででているので、参考になります。
◆ドングリの謎/盛口満/2001/どうぶつ社
◆森の自然学校/稲本正/1997/岩波新書
◆ブナの森を楽しむ/西口親雄/1996/岩波新書
◆たねの旅立ち/香取一/1994/文一総合出版/いろいろな果実が載っている。
◆週間日本の樹木10 西表島/2004/学研/マングローブ植物
◆森のなんでも研究(ハンノキ物語・NZ森林紀行)/西口親雄/2002/八坂書房
参考 |
石の本 |
1石と文学
石の好きな人は石ばかりになりがちです。少し本を読む幅を広げてみましょう。宮澤賢治やその他にも石のことが語られています。それで興味がでてきたら、その人の本を読んでいけば、次々と本が楽しめるという訳です。
∴鉱物(書物の王国6)/アンドレ・ブルトンほか/1997/国書刊行会
石の夢(澁澤龍彦)、貝の火(宮澤賢治)
、水晶物語(稲垣足穂)、鉱石倶楽部(長野まゆみ)など36編
◆ミステリーストーン/徳井いつこ/1997/筑摩書房
著者はフリーライターだそうです。
◆宮澤賢治の宝石箱/板谷栄城/1991/朝日文庫
オパールからルビーなど賢治の宝石箱からいろいろな宝石のお話がでてきます。
2石の絵本
歯医者さんに行ってふと本をながめていると、石っころの本に出会うことがあります。絵本にも石の本はあるようです。こどもを育ててみて、ふたたび絵本に興味がでてきたところです。あやとりをしていたら、あやとりの本を買ったり、イヌが好きだなと思ったらイヌの本を買ったり、できるだけ本とおつきあいしてもらおうと思っています。
∴ヒサクニヒコ恐竜の研究/1982/あかね書房
∴石のたんじょうび(たくさんのふしぎ2002年1月号)/スティーヴン・ギル/福音館
3すこし違う石の本
石材はいろんなところに使われ、木とともに生活には欠かせないものです。おなかの石はやっかいです。また色を塗ったり削ったり、芸術にも使われてきました。多方面から、石を眺めてみましょう。
∴ストーンテリアbV/1986/エス出版(建築・インテリア・彫刻・広場・科学・文化財など石の魅力を多方面から迫る)
∴石コロアート動物園/L.ウエルフォード著/1996/エルテ出版
4入門書
兵庫県明石市の書店「ヒントブックス」から石の入門書は?と聞かれたことがあります。わかりやすく、しかも入手しやすい本ということになります。最近では石の本も絶版になっていたり、部数も少ないという事情もあります。そこで今回あらためて入門書について考えてみました。絵や写真で見れたりできる本を選んでみました。
◆たのしい化石採集/井尻正二・石井良治/築地書館/2060円
子ども向けの本ですが、写真やカットも多く、化石を知る入門書としても最適です(ただし品切です)。
∴鉱物:日本の鉱物/解説;藤原卓/成美堂出版/1400円
ポケットに入る大きさで、280種が収録されています。いざとなれば、この標本を所有している益富地学会館(京都市)を訪れ、実物を見ることができます。
∴鉱物カラー図鑑/松原聰/ナツメ社/1500円/色別に検索できます。絶版。
◆化石:日本の化石/浜田隆士・糸魚川淳二/小学館/1200円
日本の代表的な化石が載っており、図版もたいへん美しいものです。
∴ミクロの恐竜学/福田芳生/1990/筑摩書房(子ども向け)
◆日本列島の歴史/糸魚川淳二/講談社現代新書
◆地学の調べ方/菅野三郎ほか/地学のガイドシリーズ/コロナ社/地学全般
◆成羽の化石少年(植物化石一代記)/藤岡一男/成羽町教育委員会/平成4年
5地域の本(兵庫県)
地域の本も現在入手可能なものを選んでみました。
◆自然環境ウオッチング「六甲山」/兵庫県立人と自然の博物館「六甲」研究グループ編/2001年7月/神戸新聞総合出版センター/1200円
地学だけでなく、六甲を総合的にとらえた本。最新のサイ化石のことも載っています。
◆ひょうごの地形・地質・自然景観/田中眞吾・中島和一編/1998年/神戸新聞総合出版センター
◆神戸でなぜ大地震が起こったのか/觜本格/1995/自費出版
(地震の起きる前の日、授業で地震のお話をされたそうです。)
※まだ不完全です。随時手入れをしていきます。
∴手放した本
6地域の本(他府県)
◆日曜の地学シリーズ(築地書館)・・・兵庫県ではないですが、最新の北陸の自然をはじめ、各地域の地質・化石を学ぶのに最適の本です。それ以外にも、発行されている地元発行の本を取り上げてみます。なかなか書店ルートにも載っていない本が多いようです。
∴紀の国 石ころ散歩/代表編著 原田哲朗/1988年/宇治書店
自然の本など |
− 博物館/図書館/自然/環境の本−
自分で石や自然を調べたりするときに役立つ博物館、図書館の本をあげてみました。また、自然や環境を守っている人やなろうとする人の本を掲げてみました。
1博物館の本
∴放課後博物館へようこそ/浜口哲一著/2000/地人書館
∴博物館を楽しむ−琵琶湖博物館ものがたり/川那部浩哉編著/2000/岩波ジュニア新書
◆ひらけ、博物館/伊藤寿朗/1991/岩波ブックレットbP88
◆博物館探検/アニマ199/1989/平凡社
∴博物館は生きている/広瀬鎮/1987/NHKブックスジュニア
2図書館の本
◆図書館読本/2000/本の雑誌社
◆図書館をしゃぶりつくせ!/1994/別冊宝島EX
◆図書館活用百科/紀田順一郎/1981/新潮選書
◆図書館活動論(図書館学教育資料集成3/塩見昇著/1979/白石書店
3ナチュラリストの本
◆ナチュラリスト列伝/アニマ200/1989/平凡社
◆ナチュラリストへの道/アニマ132/1984/平凡社
4自然保護・環境の本
◆自然保護の手引き/全国自然保護連合発行/1974/昌平社
∴環境を守る仕事/1998/日経事業出版社
◆自然のしごとがわかる本/2000/山と渓谷社