個人的には、御手軽はデジタル。保存や色調を重視したいときはカラーリバーサル というスタイルが最もしっくり来るように感じています。 しかし、ネガの存在も忘れる訳には行きませんね。皆さんはポジ、ネガの使分けを どのようにされているでしょうか? 私はこのような感じです。 ----- (カラーリバーサル) ----- * 色の再現性を最も重視したい場合。 * インクジェットで大判(A3ノビ)プリントをしたい場合。 * web掲載の画像原稿として使用したい場合。 ----- (カラーネガ) ----- * 人物を撮る場合。 * コントラスト、微妙な階調を大切にしたい場合。 * プリント前提での撮影の場合。 * 30分でネガを手許に上げたい場合。 これらの用途が正しいかどうかは判りませんが、この様なイメージで使い分けています。 ここで考えたいのは、前回、デジタルのメリットとしてのラボ処理時間が省略できる点 を挙げました。カメラからデータを引き出した時点で、直ぐに画像レタッチに取りかかる 事が可能ですが、ネガの場合でもスピードプリントショップで30分から60分程度の時間 を経る事でネガやプリントとしての状態までは手許に得ることができます。 実際、直ぐに画像データが欲しい場合はデジカメでの撮影になるでしょう。しかしなが ら私が現在所有する35万画素の初期のモデルでは使用に耐えません。320x240程度 でweb用に限った用途であればこれでも良いのですが、他の用途に使いまわしが利か ない品質(プリント出力には完全に役不足)であるため、現時点ではネガの出番となり ます。 (近所のプリントショップでは、ネガ現像のみ30分で仕上げて頂いています) 先日、あるサイトにて334万画素のデジカメ最新機種を頂けるという幸運に恵まれ、現 在商品の到着待ちの状態です。これが手に入れば、このような時間最優先で画像を手 に入れたい場合の撮影がネガからデジカメへ移行することがほぼ確実となるでしょう。 そうすると、ネガでの撮影は、階調表現が欲しい時、またはプリント前提の場合以外は 使用しなくなってしまう可能性が高くなります。 私が最も多くシャッターを切る被写体は阪急電車であり、この塗装色の微妙な味わい を再現するにはポジしかない。。。と感じていますので、なおさらです。 (実際には、私のスキャニングやレタッチの能力が低く、ネガではうまく行かない(^_^;) 皆さん、いかがですか?35ミリネガのスキャニングってハードル高いですよね?) 初めに書きました「御手軽はデジタル。保存や色調を重視したいときはカラーリバーサ ルというスタイル」は、個人的にはこのような考え方に基づいています。 尤も、道具としてのカメラを繰る悦びは、一眼レフとコンパクトデジカメを同格には感じ てはいませんがネ。 (--- 第3部に続く ---) |
2000.06.03
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