この二ヶ月ほど、阪急の写真撮影を満足に行っていませんでした。 お騒がせのサイト閉鎖の一件も、レイルウエイフェスティバルへ足を運び、色々な方 とお話ができたこともあり、どうにか乗り越える事が出来たと思います。 ありがとうございます。 さて、今回のタイトル「近未来の写真撮影スタイル」については、以前からデジカメに 対する意見として数回書いてきたその延長線上にある一つの考え方として、また写 真という歴史のターニングポイントとしても考えてみたいと思います。 現在の普及型コンパクトタイプデジタルカメラは色の再現性を除けば、単に画質云々 を言うレベルは既に過去のものとなりました。 つい一年前には「デジカメはまだまだ」と言った意見が大半を占めていたはず...。 ところが現在では、逆説的に銀塩のデメリットをクローズアップする意見が市民権を 得てきた感があります。報道機関の例を見るまでもなく、従来の銀塩写真では現像 から始まる処理のプロセスに費やす時間が大きなハンディキャップとなっている事実 に対し、デジタルの「即時性」を最大限に生かした利用法が評価されてきました。 では、デジタルのメリットはどこにあるのでしょうか? ___ 1.時間をかけずに画像を取り出せる(撮影後の処理プロセスの省略) ___ 2.デジタルデータとして統一管理ができる(使いまわしが容易) ___ 3.画像処理が容易(用途別に最適な処理を行うことが容易) デジカメからパソコンへ自分で取り込む人が増えると、銀塩ネガからプリントする人 は減るかもしれません。私が描く近未来の写真撮影スタイルは、ここがポイントとな り二分化されるのではないかと考えています。 「御手軽写真はデジタルで。。。。。」 「記念写真は従来の銀塩フイルムで。。。。。」 今でも、気軽に撮影するのは撮りきりカメラを使ったり、記念写真はスタジオで大判 の機材でプロに撮影を依頼したり。と使い分けがなされている事実がありますね。 これが個人ユースのレベルでも二分化されると思うのです。 デジカメとフイルムの使い分け。が当たり前になるかも知れませんね。 子供達の発表会の姿をデジカメで撮影.......というのには私はまだ抵抗がありますし、 また、近所に散歩に出たときの思いつき写真をポジで撮影するのも敷居が高い様に 感じます。 個人的には、御手軽はデジタル。保存や色調を重視したいときはカラーリバーサル というスタイルが最もしっくり来ます。皆様はいかがですか? あれ、ネガはどうなった?........デジタルカメラ使ってるの?......... 次回は、このあたりにも触れてみたいと思います。 (--- 第2部に続く ---) |
2000.05.20
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