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One Shot MF撮影の極意
ただいまカメラボディー(EOS55)ご機嫌斜めです。。。
いったい何がどうなっているのか、AFがどうも言う事を聞きません。

動体補足中に突然、完全にフォーカスをロストします。フォーカスエリアをはずす
と、こういう傾向が起きるのは当然で、過去から起こっていたことではあります。
ただ、今回は発生の状況と頻度がかなり違うように思うのです。
レンズの接点、バッテリー接点を磨いても状況が変わりません。曲者なのは、い
つその状況が起きるのかが全く不明な事です。なーんにも問題なく動作している
かと思えば肝心なタイミングで、スパッとファインダーがボケます。USMはかくも
高速に動作しているんだな、と実感する次第です。(+_+)

自衛策は。。。MFで追いピンすること。もしくは置きピンで一枚撮りすること。
根本的な対策はドック入りなんですが、一台しかないボディーを入院させるのは
勇気が要ります。そう、#7006Fを撮り逃がすのが耐え難いんです。
(近々に#7006のコーナーを新設予定!)

基本に立ち返り、追いピンで捕捉してみますが、どうもうまく行きません。私の腕
では限界でしょう。ピントの山もうまく掴めません(頭の次は、目も悪くなった?)
ホントに機械に助けられていることを実感します。AFで合わせてくれたところを、
心持ち前にピントをずらせるのがベストでした。フォーカスリングを気持ちだけ右
へまわす......ほんのミリ単位の、気持ちだけの量.....これがベストだったんですよ。
でも、一から自分の手でジャストフォーカス?.....やっぱり腕が及びません。

あとは、置きピンで一枚撮りするしかありません。
確かに、これなら問題ない筈です。従来から併用してきた方法ですからね。
もちろんフレーミングをきっちりイメージしなくてはなりません。よくある失敗は。。
___よし!この場所に置きピン________そして列車を待ちます________________
___いざ列車がその場所にさしかかると?________
なんと既に、フレーミング一杯ではみ出している。。。と言うケース。
列車の縦のラインは意外と長い事を実感しますね。同時に、ボトムラインに線路
を入れ過ぎているケースもあります。
また、ファインダー視野率も意識する必要があります。
EOS55のような中級機では100%ではありません。ファインダーに見えていなくて
も実際には写りこんでいるものが回りにある訳なんですね。
もうひとつ、フレーミング以外にシャッターレリーズのタイミングが結構難しい点が
あります。理想はシャッターを押した瞬間が写ること。。。
しかしながら、実際にはミラーアップしシャッターが走った後に露光されますので
そのタイムラグを意識する必要があります。55では意外とこのタイムラグがあり
こちらに向かってくる列車のような前後の動きでは、ファインダーでピントの山が
見える瞬間よりも若干早目にレリーズする必要があります。

AFの不調から、MFでのOne Shotに移行した撮影に切り替えていますが、フレー
ミングその他を再認識するには、MF置きピンでの一枚撮りが大変役に立つ。。。
ということをあらためて感じることとなりました。
しばらくは、基本に戻り腕を磨くためにも一枚撮りに専念するべきでしょうか(^_-)

1999.11.04

amco@hi-ho.ne.jp  BACK