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一脚使用のススメ
一脚って何?とおっしゃる方はまずいらっしゃらないとは思いますが。。。?
三脚は三本脚で、一脚は一本足。読んで字のごとく一本の棒ですね。これにカメラ
を取りつけます。もちろん自立しません。人間が支えてやらなければ倒れます(^_-)

MyBest!のページ内の写真は、ほとんど一脚を使用して撮影しています。
そもそも三脚にしても一脚にしても、手ブレを起こすような不安定な状態を回避する
ために安定させるもの。という認識があります。しかしながら、私の撮影の被写体は
電車でありまして、手ブレを起こすようなスローシャッターを切っていては肝心の電車
の動きが速くて被写体ブレ(電車が動いて行く方が早いんですね)が問題になります。

手ブレを起こさないシャッター速度は、1/Xと言われますが、(X=レンズ焦点距離)
例えば、135ミリのレンズを使用していたなら、1/135(1/125)程度までは、手ブレを
起こさずに撮れる可能性が高いですよ、と言う事になります。
でも、実際には1/125程度のシャッター速度では、電車は流れてしまいます。私の
こだわる行き先表示幕の文字なんてとても読めないでしょうね。大体1/500程度が
判断の基準になるのでしょうか?(レンズの焦点距離によりますが)

それなら、手ブレしないんだから一脚を使う意味なんて無いんじゃないの?
と言う声が聞こえて来そうです。でも、計算上では手ブレしなくても、実際の撮影場
面では思いのほか力が入ってシャッターを押したりすることはありませんか?
「今だ!チャンス。エィ、ヤッ!」とか。。。(^o^)
私は、#7006Fが来ると心臓ドキドキ、手が震えてきたりする事が何度もありますね。
(病気ではありません。念のため(^^ゞ)

わたしの考えるメリットとは。。。
---水平垂直のズレを最小限に抑えられる。
---フレーミングに注力するようになる。
---やはり、ブレ防止。
だと思います。ホームで停車中の列車を撮る場合にも低速に振ったシャッターを切
りたくなる事はありませんか?50ミリでf4かf5.6くらいは絞りたい。でもISO100の感度
では1/30や1/15まで落さないとダメなケース。。意外とあります。まあ、1/15で一脚だ
けならブレる可能性は非常に高いでしょうから、オススメは出来ませんがね。

もっと早いシャッター域でも、ファインダーの画像安定性はグッと違ってきますよ。
300ミリの場合ではなおさらです。メーカーさんは高い技術開発力で手ブレ補正装置
つきの商品を市場に投入されていますが、私の撮影スタイルでは一脚がその代役を
担ってくれています。
阪急の沿線やホーム、車内でカーボン一脚(Velbon CUP-40N)を提げている人間が
いたら。。。私かもしれません。是非、お声を!(*^_^*) 

1999.10.06

amco@hi-ho.ne.jp  BACK