偶然のチャンス。。。撮影場所においては是非ともモノにしたい。。。 思いもしない展開になる瞬間があります。それはフレーミングであったり、光線の 具合であったりと、稚拙なイメージを遥かに超えた偶然の出来事です。 わずかなカメラの振りでイメージが変わる瞬間があります。。。 雲のいたずらで光線が変化した時に列車の色や影が変わることがあります。。。。 こんなとき、その瞬間を確実にモノにしたいと思います。予想に反した展開は単に シャッターをレリーズしているだけでは結果は思わしくないケースが多いかもしれま せん。しかしながら、私はとにかくシャッターを押しつづけます(^_^;) 押さない事には、良かろうが悪かろうが形として残らない訳ですから。。。 でも、やはり結果は往々にして望ましくありません。私がフイルムの無駄使いばかり しているという所以です(>_<) 幸いにしてカメラの進歩はめざましく、バランスを崩さないように修正してくれます。 マニュアルモードで静止画を撮っていらっしゃる方や、自分の腕が機械に勝る完璧 な強者Cマンのような方には縁が無いのかもしれませんが、カメラには三つの強力 な武器があります。一つは連続撮影。これは言うまでもありません。人差し指を押し 続けるだけです。二つめはAF。動体予測とかコンティニアスモードで、カメラ側が被 写体を追っかけてくれます。三つめはAE。Tv,Avの優先機能です。 当然、連続撮影の早さは問題になるでしょうし、AFの精度と速度も重要でしょう。が どれ一つとっても人間業ではこなせない(少なくとも、三つ同時に人手では !)レベル だと思うのです。 -----偶然に現れたチャンス!----- こんな時、確実にモノにできるか否かがプロフェッショナルとアマチュアの差なので しょうね。この差、ホントに大きいと思います。絶対に越えられない高い壁のようで。 カメラの三つの武器に助けられても、結局フレーミングがまずかったり、フォーカス をはずしていたり。「あっ、これまずいよなっ!」って思っても修正ができない。 次の瞬間には、既に”偶然のチャンス”は消えてなくなっています。 「偶然をモノにできるか?」。。。 出来あがってきたポジやネガを見て感じる事。 百里の道は九十九里を以って半ばどころか一歩も進んでいない事に失望する瞬間 でもあります。レールの上とは言え”動きもの”の写真は本当に懐が深いと思います。 |
1999.09.20
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