誰でも、お気に入りの車両や編成があると思います。その車両をベストの状態で撮りたいと 思えば思うほど、写真撮影という域を越えてくるような気がします。 まるで一年に一度しか会えない織姫と彦星が再会したかのごとく、その車両がファインダー 越しに見えたときには感激します。もっとも、相手側は感情も何も感じない金属の塊ですが。 その対象がどの車両なのかは個人の好みの問題であって、第三者がそれに口を挟む余地 は全くありません。でも、不思議な事にたいていの場合、何らかの項目がレアなケースである 事が多いようです。「めずらしい構成である」とか「この編成が最後の系統である」等々です。 でも、私にとっての”こだわり”は、この大勢派とは少し違うかも知れません。 自分自身にとっての思い出の車両であったり、本当に些細なこだわりであり、こんな事はどう でもいいんじゃない?と思われるケースが多いことです。 今、私のこだわりは#7006Fを数多く写真に収めること。 なぜ#7006Fか?ですが、私の学生班勤務時代の思い出にまでさかのぼります。昭和5x年に 勤務させて頂いていた頃、7000系が続々と配備されていた頃です。当時の私は車両番号を くまなく記憶しては、暗唱できるような状態でした。特に6000、7000系は配列が規則正しく組 まれていましたから、記憶する必要もなかった訳です。 当時のお気に入りは#7005Fでしたが、今となってはバラバラにされ、6+2連の一部に面影を 残すのみとなってしまいました。続く#7007Fも昨年に「白ハチマキ」を巻かれて無残な姿に。 一方、#7006Fは、行き先表示幕のアルファベットもすべて大文字表記で今だ健在です。 昭和xx年のある日、学生班勤務終了後、ある人から贈り物をいただきました。 そのプレゼントを片手に飛び乗った編成が#7006であったと記憶しています。(100%の記憶で はありませんが。。)このときの思い出の編成が、今尚走り続けています。表示幕も大文字 のままで。。。です。(当時は6連だったとは思いますが) この日の出来事が無ければ、今の私の家族は存在していません。(^^ゞ。。。(^o^)/ 当然、今の子供達も存在しないことになりますネ。 たかが電車の写真一枚であっても人それぞれの思い入れがあるはずです。 ”MyBest!” vol.2の7006、8008の行き違いのひとコマは、私にとっての本当のベストです。 #7006Fをいつまでもこの姿で走らせて下さい!神戸線#7002、#7004、#7009よいつまでも。 |
1999.07.11
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