三浦綾子記念文学館は、神楽外国樹種見本林の一角に建っています。
見本林について三浦さんは、こう言っています。
「空をかきまわすように揺れているストローブ松の梢や、林の中に煙るよう
な光など、私は幾度『氷点』の中に、この見本林の美しさを使わせて頂い
たことだろう。私は今まで何十回となく見本林にいっているが、その都度、
新たな美しさに感動する。」 (営林支局の資料より)
5月半ばには土手の桜が満開になり、
そのころから、野の花が姿を見せ始めます。
エンレイソウ エゾエンゴサク
ニリンソウ
タチツボスミレ タンポポ
ひと月の間に花々は総入れ替えしていました
オオハナウド? クサノオウ
北海道の花はつましく、でも精一杯咲いています。
オオウバユリ メマツヨイグサ
ウツボグサ? ? キツリフネ
見本林を渡る風はすでに秋の気配・・・
オオハンゴンソウ
オオハンゴンソウとトンボ ツユクサ
あかとんぼ カタバミ
美瑛川
松などの常緑樹の多い見本林の中で
ブルーミントンノーマルの森付近の木々が綺麗に色づいていました
冬の見本林は雪一色
ひみつだよ、と言われたので場所は教えられませんが、キタキツネの巣が
見つかりました。大きな穴が4つ(中はつながっている)、そこで4匹の子ギツ
ネが両親に育てられています。巣を使うのは、子育ての期間だけで、冬は雪
の中で生活していているそうです。時々、文学館のそばまで姿を見せてくれます。
エゾリスの活動時間は、明け方から朝のうちだけ、いつもあんなにクルクル
動き回っているわけじゃないんですね。彼らの巣は松の木の上で、子育ての
間は、樹道(割れ目や空洞)に住み、夏場は枝でまあるい巣を作ります。基本
的にひとつの巣を一匹が使用。
コムクドリは、アカゲラの作りかけの巣を横取りしてしまうそうです。動物界も
なかなか大変なんですね。
地面に傘の先で開けたような穴がいくつかあったら、きっとそれは、
コハナバチの巣です。ハチといっても、みんなが八角形の大きな巣を作るわ
けではないんですね。
エ ゾ リ ス
以上、旭川博物館の方に教えていただきました。
博物館は、文学館のそば(クリスタルホール内)ですので、
立ち寄ってみてはいかがでしょう?