見本林の四季

                   三浦綾子記念文学館は、神楽外国樹種見本林の一角に建っています。

                    見本林について三浦さんは、こう言っています。

                    「空をかきまわすように揺れているストローブ松の梢や、林の中に煙るよう 

                          な光など、私は幾度『氷点』の中に、この見本林の美しさを使わせて頂い

                      たことだろう。私は今まで何十回となく見本林にいっているが、その都度、

                     新たな美しさに感動する。」            (営林支局の資料より) 

 

  初夏    晩夏  初秋      動物

 

 

雪解けは、4月の中旬。春はゆっくりやってきます。 

5月半ばには土手の桜が満開になり、

そのころから、野の花が姿を見せ始めます。    

 

エンレイソウ             エゾエンゴサク

ニリンソウ      

タチツボスミレ          タンポポ

 

初夏

ひと月の間に花々は総入れ替えしていました

   

オオハナウド?                クサノオウ

 

 

 北海道の花はつましく、でも精一杯咲いています。

   

 オオウバユリ               メマツヨイグサ

     

   ウツボグサ?         ?             キツリフネ

 

晩夏

見本林を渡る風はすでに秋の気配・・・

 

オオハンゴンソウ

       

                 オオハンゴンソウとトンボ            ツユクサ      

 

初秋 

  

                      あかとんぼ             カタバミ

   

美瑛川

 

 

  

松などの常緑樹の多い見本林の中で

ブルーミントンノーマルの森付近の木々が綺麗に色づいていました

 

 冬の見本林は雪一色

 

 

 

動物たち

           ひみつだよ、と言われたので場所は教えられませんが、キタキツネの巣が

          見つかりました。大きな穴が4つ(中はつながっている)、そこで4匹の子ギツ

        ネが両親に育てられています。巣を使うのは、子育ての期間だけで、冬は雪

        の中で生活していているそうです。時々、文学館のそばまで姿を見せてくれます。

         エゾリスの活動時間は、明け方から朝のうちだけ、いつもあんなにクルクル

        動き回っているわけじゃないんですね。彼らの巣は松の木の上で、子育ての 

        間は、樹道(割れ目や空洞)に住み、夏場は枝でまあるい巣を作ります。基本

        的にひとつの巣を一匹が使用。

        コムクドリは、アカゲラの作りかけの巣を横取りしてしまうそうです。動物界も

        なかなか大変なんですね。

          地面に傘の先で開けたような穴がいくつかあったら、きっとそれは、

          コハナバチの巣です。ハチといっても、みんなが八角形の大きな巣を作るわ

        けではないんですね。

      

 エ ゾ リ ス

                   以上、旭川博物館の方に教えていただきました。

                   博物館は、文学館のそば(クリスタルホール内)ですので、

                   立ち寄ってみてはいかがでしょう?