仕事についてかんがえてみるとき



 

2月21日 
世の中ほとんどのことはイメージの問題やと思う。

3月26日   1月前の僕と今の僕はだいぶ変わったと思うなあ

就活やらで感じることは多いのですが、忙しくてまとめる間もなく掲示板の方に書いちゃってます。

簡単に最近のことを書くと
  • ひたすらに就活。ボストンコンサルティングのジョブに参加したり、電博(広告)のOB訪問したり。

  • 友達の旅立ち。いい友達を持てたことを幸せに思ってます。


    4月30日

    眼前に迫る選考の通過ばかりに力を注いで
    将来のビジョンを失いがちなこの頃の僕です。

    正直なとこ仕事を楽しんでる自分ってのが
    あまりピンと来てなくて
    とりあえずは力つけとこうみたいな
    今の学生にありがちな安直発想に陥ってしまったのね。

    そのなかでやっぱ頭たくさん使って
    世の中が見えてくるような仕事したいなあと思って(好奇心)
    経済から見るなら、戦略コンサル、投資銀行で
    ひとの集合として見るなら広告会社でのマーケかななんて
    漠然と思うところでとどまってる。

    僕はけっこう計画的というかネガティブな思考がある人間で
    将来の可能性の幅を狭めてしまうのは嫌やなとか。
    やりたいこと見っけたときに
    動けなくなってしまってるっていう状態(お金とかスキルの問題)は避けようとか
    そんな動機もある。

    外資金融の人と話してみるとけっこう似た考えのひとがいて
    「選択肢の幅保ち続けるには 
     社会に対するアドバンテージが必要で
     それには人の何倍も頑張らなくちゃいけない。
     俺なんていつもおびえながら必死に学んでるよ」
    って言ってた。
    社会に対するアドバンテージっていう意味で
    一流企業に入ろうとするのは自然なことやと思う。
    日本人が大学入る(選ぶのも)のだってそんな理由が多いやん。
    結局は自分に対するモラトリアム伸ばそうとしてるんかな。
    それでもネガティブな脅迫観念はエネルギーのもとになり得るんやね。
    ビル・ゲイツとか安藤忠雄もそう言ってた。

    でもそれと自分が人生楽しむってことは違うと思う。
    エネルギーのもとは自分を喜ばせようっていう
    直接的で肯定的なもんであった方がええと思うねん。
    それは仕事の内容考えてワクワクできるかやと思うねんな。
    そんな仕事って少ないんちゃうかなって思うこと多くてさ。
    OBの話聞いても仕事自体の面白さを楽しそうに
    語ってくれる人はかなり限られてる気がしてる。
    トップの人はどの会社でもだいたい楽しそうやけどね。

    んー。そうやねんな。今その
     社会に対するアドバンテージとるか
     仕事内容にワクワクできることとるか
    のバランスで悩んでて、
    うむ戦略コンサルなら両方ありそうだとか
    広告なら楽しいけど狭い世界なので将来の可能性は
    限られてくるな、とか考えてるのです。

    やってみたら実は面白いってこともたくさんあるんやろうし
    僕は社会のことまだ全然分かってへんし、となると
    社会に対するアドバンテージを保ちながら
    視野を広くもって様子を伺っていようという先延ばしの姿勢に
    入りつつあるのだが、そんなので仕事に力注げるのか?

    悩み中。迷い中。選択肢は他にも。


    5月3日

    僕は大きなことがしたいんじゃないと思う。
    自分ができるだけのことを自分らしく精一杯やってたいなと思う。

    100億円のビジネスより、自分の店一軒のほうがいい。
    100万アクセスのホームページにするより、少しの人とでも共感できる場が嬉しい。
    ミリオンセラーのアーティストより、橋の上のワンマンバンドがかっこいい。
    武道館を満員にするより、彼女一人(いればね)に分かってもらえることが幸せ。

    そういう僕やから、 官僚になったり、コンサルやったり、でかい商売するのは
    ほんまにやりたいこととは違うなと思った。
    いつかは小さくていいから自分らしいことしようと思う。

    みんながhappyになれたらいいな。
    しばらくは勉強のために仕事するんやけど
    仕事にとらわれてホントにやりたいこと忘れないように。
    絶対忘れへんようにしよや。


    ・社会に対するアドバンテージのこと

    あまり好きな考え方じゃなかってんけど
    やっぱ大事なことやと思う。
    「恒産なければ恒心なし」って言葉好きやねん。
    生活や未来に不安があったら
    ほんまに大事なこと考えなくなってしまうやん。
    就職活動でも内定とることに力注いでしまったら
    自分が本当にしたいことかどうか考えなくなってしまうみたいに。
    どうすりゃいいだろう、じゃなくて、
    何をしたいのか で自分のこと決めたいやん。
    なんとでもやっていけるっていう自信もって、初めて
    何をしたいか考えられると思うねん。
    「恒産なければ恒心なし」ってそういうことなんやと思ってる。

    でも
    自分の市場価値が高いことと
    こころのゆとりを持てることは
    必ずしも一致しないんやで。
    気ぃつけやなあかんとこやな。



    5月7日   相対 絶対  デジタル・ハッピー

    相対からはhappyになれない

    500万円稼いでも
     1000万円稼ぐ人をみて悔しがったり
    日本選手権で5連覇しても
     五輪で金メダルがとれなくてつらかったり
    芸能人の彼女が出来ても
     ハリウッド女優のほうがいいと思ったり
    課長になっても
     部長になれなかったのを悔やんだり

    数字を大きくしても
    順位を小さくしても
    ハッピーにはなれない

    でも
    99点が100点になったら嬉しい
     −1が0になることだから

    解けなかった問題が解けたら嬉しい
     0が1になることだから

    好きになったときが嬉しい
     0が1になることだから
    彼女が出来たときが嬉しい
     0が1になることだから
    家を建てたときが嬉しい
     0が1になることだから
    子供が生まれたときが嬉しい
     0が1になることだから

    君がいなくなったことが悲しい
     君が0になっちゃったから

    自分らしくあることが嬉しい
     僕という1があることだから


    僕は1のままでいいから
    100じゃなくていいから

    0を1にする仕事がいい

    絶対の幸せ デジタルのハッピー




    5月13日

    子供のころは絶対感覚で生きてた。 
      やりたいことだけやってた。好きな絵を描いてた。
    小学校で 比べられることを知った。
      人と競うことを覚えた。ゲームやミニ四駆で遊んだ。
    中学校で 相対的に高くあることを求められた。
      偏差値を知った。意味がないと思ってた。
    高校で すごいと思われることで喜んだ。
      伸びるのが楽しくて勉強した。優越感の寂しさも知った。
    大学で 相対評価を保つためにやりたくないこともした。
      先延ばしにするかわりに努力でアドバンテージを保った。
    就職活動で
      やっと相対からは幸せになれないことに気づいた。
      比べることの限界を知った。

    よく思うことなんやけど
    客観的に自分を見て人と比べることで
    学ぶことは割と多いし、
    それで努力して力出せるようになるのは事実。
    日本の強さの一因もそこにあった。 でも楽しくない。

    主観的な価値観は安易な言い訳になることが多くて
    自己正当化のひとりよがりにもなる。
    それに気をつけて、 とことん考えた上での
    主観的に、絶対的にやりたいことやるべきことを
    見つけて取り組んだら、力を出せるし楽しいと思う。


    環境のせいにするのは好きじゃないんやけど
    楽しく主体的に物事を考えることを止めさせて
    決められた基準のなかで相対的な上を目指すことがよいと
    思わせたのは日本の教育じゃないかなと思う。
    その、上を目指す価値観すら破綻して
    大人になってからも自分が何をしたいのか
    分からない学生(僕を含めて)が多くなっているように感じる。
    子供時代に自分の頭で考える習慣を身につけていない。
    むしろ考えずに従うように教育がされているように思う。

    就職活動でやっと自分の適性とやりたいことを考え始めてる。
    こりゃいかんよなあ。やばいで日本。そんなことない?
    教育、特に、まずは初等教育の意識から変えていかなあかんと思うなあ。
    そうやねんなあ。カタチとかじゃなくて意識を変えなあかんねん。
    それは簡単なことじゃないねんけど、是非やりたいと思う。
    それをやるのに、いきなり教師になるとかじゃなくて
    まず世の中の仕組みとか人間のこと学びたいと思うねんな。
    学んで得たことでいつか人の意識に訴えたくて、
    その表現手段も磨いていきたいな。
    人の心を動かすってすごくチャレンジングなことで
    出来たら嬉しいことやねん。


    よく分からん話になってきた。僕のやりたいことって教育やっけ?
    そこまで大袈裟なこと、今すぐしようってわけちゃうけど
    それに繋がるようなこと面白そうやなあと思ってる。
    ジェミニコンサルティングって会社があって、
    そこの仕事はクライアント企業の社員の意識改革に力いれてはるから
    面白そう。
    就活のなかでも日本企業で意識低かったり、まとまってないと
    学生ながらに思うことあるぐらいやから
    やりがいある仕事やと思う。


    最近やっと比べて選ぶことから脱け出せた。
    今までは博報堂と電通やったらどっちがいいとか
    商社ならやっぱ三菱商事が一番スマートやとかにこだわっててんけど
    それでは決まらんね。
    楽しく仕事できるかどうか
    その会社が好きかどうか
    それだけでええね。

    やっぱり楽しさは絶対的なところから。
    人を好きになるとき
    A子よりB実がいいからとかいうのは
    ホントの好きじゃない。
    松嶋菜々子に付き合ってって言われても(有り得ないけど)
    今の彼女が好きだからって断るのがホントの恋愛(私見)。
    ココロは相対的な判断はしない。
    レベルが高いからといって付き合ったりはしたくない。
    就職もそういうこと。


    就職活動の経過を少し報告
     博報堂(広告代理店)   内定  保留中
     三菱商事          内定  辞退
     ジェミニコンサルティング 内定  保留中

    これからマッキンゼー(コンサル)、投資銀行をまわる予定。



    5月16日 しつこく絶対と相対

    高額納税者ランキングが発表された。
    歌手部門一位の宇多田ヒカルは17歳にして
    7億5千万円稼いでる。
    「五体不満足」の乙武さんは7億円。

    って
    数字を出して順位づけしてどうしよっちゅうんやろ。
    彼らは絶対的な意思を持って
    頑張ってるんやろ。
    それを相対的に評価してもどうかね。

    宇多田ヒカルは一位でも十位でも楽しいと思う。
    やりたくてやってるんやから。

    小室哲哉は一位になることが何より楽しいんじゃないか
    と思ってしまう。
    たくさん売る為に時代の流れを分析して
    それに合うメロディとメンバーで
    発売時期やプロモーション、随所に
    他に勝つための戦略が見え隠れする。
    彼は芸術家じゃなくてビジネスマン的やもんな。

    アートは絶対で
    ビジネスは相対    そんな気がする。

    絶対的なことが好きか
    相対的なことが好きか

    僕は絶対的なんがええなあと思う。



    6月5日 
    或るスターコンサルタント(自称)が言ってた。
    「モノクロの生活が考え方の土台を作る。」

    コンサル業界入ったらほんまモノクロの世界なんやろうと思う。
    修行、修行です。遊ぶ暇なんてない。

    こないだ友達と飲んでたときに言われた。
    「まつむら、余裕もってるからダメだよ」
    むぅ、なるほど。確かに。
    僕自身としてサボってることはないねんけど
    どっかで(俺は大丈夫、何とでもなる)と思ってるとこあって、
    自分の持ってる時間を最大限に活かそうとはしてるけど
    必死になってぎりぎりいっぱいいっぱいやるってのは
    あんまりないなあ。
    そこまでのことを求められる環境を選ばなかった、
    ぬるま湯につかってまわりより少しだけ熱いことで安心してた
    ようなとこはある。
    むしろ必死になってしまうと視野が狭くなるし
    余裕持ってモノゴト見れる方がええんじゃないかと思ってるのよね。
    それはそれで一理あるんやけど
    視野狭くしてでも全精力つっこんで自分を追い詰めるときに
    余裕あるときよりパワー出るらしい。
    火事場のくそ力を出しつづけるってこと。
    パワーは出るけど、体には負担かかるんでしょうなあ。
    しかしそれが出来るのも若いうち。

    モノクロの世界行ってみましょう。