10月7日 人脈が重要?


人脈は手段であって目的ではない。
まずやりたいこと(目的)を見つけよう。

人脈は意識的に作るのでなく、自然に生まれるもの。
まず自分が魅力的であろう。


 魅力は意識的に得られるものでなく、自分らしくあることそのもの。
 素直に自分らしくあることが、人を惹きつける。

 自分らしさは、在るべき姿を設定して目指すものではない。
 その時々、一番やりたいことをやる、
 その積み重ねが自分らしさ。

 やるべきだと言われてやることに意味は少ない。
 僕らの無意識は、計算高い意識より賢く、
 面白いと思えることが自分のためになる。


面白いと思えることが多いと
人生は楽しくなる。
まず広く興味を持ち、自ら近づこう。

    (そしてその意味において、人脈は重要)





10月13日の金曜日  万能の言葉を定義する
            〜自分のボキャブラリーを持とう

ちょっと前から
自分が正しく理解してない言葉を使うことに
疑問を抱くようになってきた。
その言葉、ダウトっ
って思うことが多くなった。

取り繕うために大きな言葉を使って、
それ以上の追求から逃れることになってるんじゃないかと。
それは思考停止を決めこむということじゃないかと。

難しくなると、いや
考えることを面倒くさがり始めると
それ以上追求しにくい『万能の言葉』を使い出す。

「社会の役に立つこと」「豊かな国」
「歴史名を残す」「世界平和のために」
「偉い」「すごい」「優秀」「尊敬するよ」
「大物になろう」「それじゃ成功できないよ」
「微妙だなあ」「難しい」「男は中身だよ」
「旅は人生だ」「生活があるから」「があれば」
「生きることには価値がある」
「人間ってそんなもの」「動物じゃないんだから」
「人に優しく」「自分らしくありたい」
「幸せが一番だよ」「楽しいからいいじゃん」
「浪花節だよ人生は」
などと。

本当はちゃんと理解できていないこと誤魔化して
それ以上深く考えるのを止めている(場合が多いと思う)んです。

そしてそんな言葉は
心に響かない。
実際の情報量がほとんどゼロだから。  
 
           「みんなのために」
             みんなて誰やねん。 
           「社会のために」
             社会て何やねん。
           「規則だから」」 
             規則て何やねん。 と、思うだけ。
          
         

「スゴイ」ってなんやねん。
「豊か」ってなんやねん。
「平和」ってなんやねん。
「幸せ」ってなんやねん。
「成功」ってなんやねん。

そんな万能ワードを含んだメッセージは
僕に意訳させると全部

「よく分からないですけど、
 それらしいこと言って
 この場をしのぎます。」 

になり得ます。
だから半端な政治家の演説は何が言いたいか
分からんのです。(と思う)
So what? と。
ワイドショーが
モラルとか社会常識とか立派だとか
言ってるのも意味を持たない。


それ(追求しないこと)が、いいことなのか否かは
まだハッキリしないんだけど。

でもとにかく僕は
そういう自分の中で定義できてない言葉を使うのは
しばらく止めてみようと思ってて、(副作用のボキャ貧は仕方ない)
まずは自分で大きな言葉の意味をひとつひとつ考えてみたい
と思ってます。

 その再定義のプロセスこそが知的な喜びであり
 そこで生まれた自分なりの新しい解釈こそ
 メッセージとして面白いものになるんだと信じる。
     
      (最近考えててものすごく面白かったのは「幸せ」の定義。
         「♪幸せーってなんだあっけ、なんだあっけ」ってええよな。
       今、興味があるのは「信頼」の意味           )

   例題1:はったり

   試しに「はったり」という言葉の意味を考えてみると
   まさにこの「定義出来ていない言葉を使うこと」
   なんじゃないかと思いつく。
   (根拠のない実力を主張するという次元のものでないとして)

   また、その言葉を使う側が理解していても
   受け取る側が理解していなければ、
   「はったり」だと受け取られることがある。
   これは使う側の説明に怠慢があるのだが、
   それを故意に説明せず、圧倒して乗りきってしまおう
   というあまり好ましくない意思疎通の姿勢も見られる。

      (コンサルタントが横文字を多用し、
       非難されることがあるのもここあたりに関係が
       あるんではないかと思われてくる。んー。)
   
   適当な分析だけど、ここでの結論としては
   いずれにしても「はったり」は止めといた方が良さそうだ、
   ということで。



ルーブルの改築なんかを手がけた建築家
I.Mペイ先生が、言ってました。

「自分のボキャブラリーを持ちなさい」

それは、
「自分で突き詰めた上で定義した言葉を大事にするべきだ」
ということだと思います。


当たり前のように使っていた言葉を
一から考え直す、というのは
かなりのエネルギーがいることですが、
一歩一歩、進むのです。

それが、自分の世界観を作ること
になるのではないかと思うのです。



 自分のボキャブラリーを持とう。