バックサイドキャッシュを177MHz(レート3:2)にしてみました

PowerMacintish G3 266での話です。

当時、MACLIFE誌でバックサイドキャッシュのクロックアップができるツールが紹介されていた。(その数ヶ月後MACPOWER誌でも、LoadTestかなんかで取り上げられていた。)それは、PowerLogixのG3 Cache Controlというものだ。これを使うと、バックサイドキャッシュを133MHz(2:1)から、自由に変更できるらしい。運が良ければ、177MHzにできるらしい。それで、心もち速くなるらしかった。さっそくこれをダウンロードし、クロックアップしてみた。これは、PowerPC 750のバックサイドキャッシュのクロックがソフト的に変更できることを利用したもので、簡単に(ある意味危険)クロックが変更できる。うまくいくかなーと思いながらやってみたら、あっさりうまくいってくれた。しかし、速くなった気はしない。そこで、とりあえず、MacBench4.0で、ベンチテストしてみた。

MacBench4.0によるベンチ結果

結果は上の通り。Processorスコアがたった3%しか上がってない。これでは、リスクの割に得るものが少ない。というわけで、通常の133MHzに戻して使っている。

このネタは、確か、MACPOWERの1998年6月号のLoadTsetで取り上げられ、読者からバックサイドキャッシュのクロックアップの結果を募集して、その結果が、8月号のLoadTestに載っていたと思うのですが、じつは私、その際クロックアップしたデータ(System Infoと、MacBench4.0)と、iXMICRO ULTIMATE REZのベンチ結果(System Info)を送っていて、協力した読者の1人として、MacPowerに名前が載ったのでした。そう、各種PCIカードのことや、MacBench4.0によるベンチ結果を送ったのは、たぶんこの私のことでしょう。その頃からばかやってたのね。

セカンドキャッシュを177MHzにしても、問題なく動いたということは、あの禁断のシールをはがしてCPUを333MHzにクロックアップしてもバックサイドキャッシュは166MHzなので、CPUさえ耐えられれば、OKなのではないだろうか。いま、その衝動に駆られているが・・・。

バックサイドキャッシュをクロックアップしたときのビデオの測定結果は、以下のようになりました。(MacOS8.5.1、Ultimate REZによるもの)

ビデオの測定結果

上から順に、標準状態での256色、フルカラー、クロックアップした状態での256色、フルカラー、です。これを見ると、CPUスコアの上昇を反映するかのように、Graphicsと、Lo-Res Publishing Graphicsは若干上昇していますが、なぜか、Hi-Res Publishing Graphicsは、低くなってしまっているのがわかります。

SystemInfoの結果については、こちら

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