Dynamic Power Management(PowerPC 750CX)


PowerlogixのG3/G4 Cache Profiler 1.3をお使いの方は、G3/G4 Cache Profilerのotherにその設定があることを確認できると思います。PowerPC 750では、もちろん、Dynamic Power Managementがサポートされているのですが、PowerPC 750CXでは、発表当初これがサポートされていませんでした。Dynamic Power Managementは、早い話が省エネみたいなもんで、CPUがアイドル状態にあるときに、電力の供給も減らしてしまうという仕組みで4つ段階があるんですけど、DPMがないCXでは、Full-On Modeしか使えないわけです。

そこで、今回iBookに採用されたPowerPC 750CXは、須山歯研さんの情報によれば、CPUにプリントされているパートナンバーが「PPC750CX-DP40-3」となっていて、「-DP」の「D」は、Design Revision Level = DD2.2 であることを示しています。これは、G3/G4 Cache profilerのProssecer Version Number でも分かり、これが、「0x00082202」になっていることからも、Rev2.2であることが分かります。[参考資料

それで、こちらの資料をみると、750CXでは、DD2.xにおいて、Dynamic Power Managementは、サポートされないとなっています。実際のところはどうなのか分かりませんが、iBookが届きしだい、G3/G4 Cache Profilerで確認してみたいと思います。

DPMの有無が実際の使用ではどう違いがあるのかよく知りませんが、ないよりあるほうがましと。まあ、750CXは、466MHzで、一般消費電力3.9W、最大7.6Wとなっていて、これはもちろん、L2キャッシュも含んでいるわけですから、かなり省エネですよね。ちなみに366MHzでは、一般3.0W、最大4.4Wとさらに省エネ。

ちなみに、上記パートナンバーで、「-DP40-」の「40」は、466MHz品であることを表してます。ちなみに、366MHzなら「10」、500MHzでは「50」となっています。

須山さんからPowerlogixのG3/G4 Cache Profilerにおいて、Dynamic Power Management StatusがONとなっていることを教えていただきました。本当にありがとうございます。

ということは、750CXでも、DPMがサポートされているということだとおもいます。G3/G4 Cache Profilerが、G3 or G4なら、無条件にDPMをサポートしていると見なしている可能性もないことはないですけど、そこら辺の詳しい事は、分かりません。申し訳ないです。


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