IBM-DTTA371440のドライバによる性能比較


B'sCrew3.1.5、HDT 3.0.3、ドライブ設定1.8.1のドライバでハードディスクのパフォーマンスにどのくらいの差があるのか調べてみました。

使用したドライブは、TurboMAXに接続したIBM-DTTA-371440です。

ベンチテストには、B'sBench 1.0.8を用い、測定は1回のみ行いました。測定はイニシャライズ直後に行いました。

システム構成は、MyMac を参照して下さい。


シーケンシャルリード

シーケンシャルリード 平均値 最低値 最高値
ドライブ設定 15509 13242 16801
HDT 14208 13369 15454
B'sCrew 15038 13221 16151

シーケンシャルリード


シーケンシャルライト

シーケンシャルライト 平均値 最低値 最高値
ドライブ設定 12124 7425 15541
HDT 11504 5021 25143
B'sCrew 11085 7407 19387

シーケンシャルライト


ランダム・リード

ランダム・リード: 1 4 8 16 32 64 128 256 512 1024 2048 3072 4096 5120 6144 7168 8192 9216 10240
ドライブ設定 93 362 705 1383 2481 3996 5867 8139 9988 11241 12014 12193 12326 12454 12487 12545 12542 12577 12610
HDT 87 350 708 1270 2346 4018 5897 7877 9979 11098 12141 11032 11475 10796 10662 11044 10555 10404 10401
B'sCrew 91 375 745 1363 2471 3840 5905 8145 9881 11168 11827 12263 12487 12479 12495 12358 12680 12419 12668

ランダムリード


ランダム・ライト

ランダム・ライト: 1 4 8 16 32 64 128 256 512 1024 2048 3072 4096 5120 6144 7168 8192 9216 10240
ドライブ設定 780 3055 5943 11670 22566 15924 25098 24089 24519 15125 12141 11032 11475 10796 10662 11044 10555 10404 10401
HDT 750 3007 5886 11363 21276 16186 24316 23071 24378 15738 12705 11452 11280 10914 10775 10796 10249 10474 10395
B'sCrew 772 3003 5873 11577 21872 13168 24868 22063 23463 15595 12618 11190 11340 11005 10956 10693 10027 10345 10616

ランダムライト


1度しか測定していないので、誤差はあると思いますが、全体的にみてアップル純正のドライブ設定が、もっとも安定しているように思えます。
特に、ランダムリード/ライトでは、ドライブ設定が安定して高い値を出しています。

ランダムリードのグラフでは、ドライブ設定とB'sCrewのグラフがほぼ同じなのに比べ、HDTが1024KBを越えるランダムライトでやや低い値になっています。

ランダムライトでは、それぞれのドライバでグラフの形は同じものの、ドライブ設定がもっとも上下が少なくなっています。Quantum SE 6.4Aでもランダムライトの傾向は同じようです。ドライバの癖というか、特徴なのでしょう。

HDTのドライバが以外に伸び悩んでいますが、HDTの機能を活かすには、TurboMAXに接続した見せかけのSCSIドライブでなく、真のSCSIドライブならば、細かいパラメタまで設定でき、使用環境に応じた最適値を導き出せるのではないかと思います。


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