PowerPC 750L の Vcore


Kさんが、「想いつく儘 . . . 」でふれられていますが、Vcoreを規定下限の1.90Vにすると533MHzでの動作が安定するようです。

ところで、このVcore以前の資料と最近の資料では値が異なっているのです。500MHz版 PowerPC 750L(0008 8300 - Rev 3.1)では、2.05V±50mVになっていて、それ以前、466MHzまでしかなかったころ(0008 8202 - Rev 2.2 以前)は、1.9-2.1Vになっているのです。

PowerPC 750 specifications

上の表は、IBMのサイトにあったものです。左が以前のもの右が最近のものです。

そして、最新のPowerPC 750L (0008 8302 - Rev 3.2)では、2.0-2.2Vになっているようです(46ページ)。

モトローラの場合、PowerPC 750Pでは、300、333MHzではVcore 1.9V±100mVで、366、400MHzでは、Vcore2.05±50mVになっています。

PowerPC 7400の場合、Rev 2.2では、2.15±50mVだったものが、Rev 2.6では 2.10±50mVに下げられています。これは、歩留まりが向上してきたからでしょうか。

この辺の詳しいことはよく分かりませんが、とりあえずまとめてみました。


戻る