各ハードディスクのベンチテスト


今回購入したSeagete Barracuda ATAと、以前購入したIBM Deskster 14GPX、初めからPower Macintosh G3 MT 266に搭載されていたQuantum Fireball SEで、小さなファイルがたくさんあるフォルダのコピーと、1つの大きなファイルのコピーにかかる時間を計測しました。ディスクキャッシュは、実際の使用感を反映させるために初期設定である8160KBです。すべてを同じインターフェイスに接続すればいいのでしょうが、それは省略というわけで・・・。


条件

マシン

Power Macintosh G3 MT 266 + Powerlogix G3 ZIF 466/233 1M
CPU=500MHz、バックサイドキャッシュ250MHzで動作 バスクロック66MHz PCIバス33MHz

システム

Mac OS 9
ディスクキャッシュ 8160KB

ドライブ

Seagete Barracuda ATA ST328040A
ドライバ:ドライブ設定 1.8.1(v8.1.4)
TurboMAXに接続

IBM Deskster 14GPX DTTA-371440
ドライバ:ドライブ設定 1.8.1(v8.1.4)
TurboMAXに接続

Quantum Fireball SE 6.4A
ドライバ:ドライブ設定 1.8.1(v3.2.4)
内蔵IDEに接続


ベンチテストの方法

1.1373項目46.6MBのフォルダのコピーを「コマンド+D」で始めてから、コピーの状況を表すダイアログが消えるまでにかかった時間を測定。5回繰り返し行い、最大値と最小値以外の3つの計測結果を平均として算出。

2.185MBのファイルのコピーを「コマンド+D」で始めてから、コピーの状況を表すダイアログが消えるまでにかかった時間を測定。5回繰り返し行い、最大値と最小値以外の3つの計測結果の平均として算出。


結果

1.1373項目46.6MBのフォルダのコピー

1373項目46.6MBのフォルダのコピー
  DTTA-371440 BarracudaATA Fireball SE
1回目 47.8 43.5 44.8
2回目 50.5 41.4 44.4
3回目 54.2 44.7 43.6
4回目 51.8 45.0 49.5
5回目 52.8 41.0 45.5
平均 51.7 43.2 44.9

2.185MBのファイルのコピー

185MBのファイルのコピー
  DTTA-371440 BarracudaATA Fireball SE
1回目 41.0 20.6 40.0
2回目 40.9 20.5 40.5
3回目 40.4 20.3 40.4
4回目 41.4 20.5 41.2
5回目 41.2 20.2 41.3
平均 41.0 20.4 40.7


まとめ

Barracuda ATAについて

185MBのファイルのコピーは、他の2ドライブと比べ、約1/2の時間で終了しています。しかし、1373項目46.6MBのフォルダのコピーでは、もっとも速かったものの、それほど大きな差は出ていません。

Fireball SE について

5400rpmのドライブにもかかわらず、意外に健闘していると思います。可もなく、不可もなくといったところでしょうか。

Deskster 14GPXについて

7200rpmのドライブなのですが、思いの外伸び悩んでいます。1373項目46.6MBのフォルダのコピーでは、意外なことにFireball SEよりも遅い結果となりました。185MBのファイルのコピーについても、Fireball SEとほぼ同等の結果です。

なぜDeskSter 14GPXに関してこのような結果になったのかは、よく分かりません。Fireball SEが内蔵IDE接続で、DeskSter 14GPXがTurboMAX接続であるという点にも何かあるのかもしれません。特に185MBのファイルのコピーに関してほぼ同世代の5400rpmと、7200rpmのドライブにあるにもかかわらず、その性能が発揮されていないように思えます。


参考資料

参考までに、上記の条件と同じ環境で、Sytem Info 5.0を用いて、ハードディスクについてベンチテストをしました。


戻る