IBMのDTTA-371440とGossamer Rev.Iの間の不具合について

1999.5.20 [update]


 Gossamer Rev.Iと、IBM製のHDドライブIBM-DTTA-371440との間で不具合があります。再起動時に、ハードディスクが認識されません。ジャンパ設定は、16 logicalheads、Device 0 (Master) です。また、ジャンパ設定を15 logicalheads Device 0 (Master)にしても、解決できませんでした。このハードディスクのジャンパ設定の説明は、ここにあります。この問題は、Mac OS 8.5.1と、Drive Setup 1.7.2の組み合わせ(どちらも最新版)でも、解決できていません。
 再起動時に、ハードディスクが認識されない問題は、B'Crew2.1.4のドライバをインストールすることで、再起動時に認識されない問題は解決できてます。B'Crew3.1.0でも、再起動時に認識されない問題はでていません。

 B'Crew3.0.0以前、HDT2.5.xでは、8.4GB以上のHDは、サポートしていない模様です。B'Crew3.0.1以降では、8GB以上のHDDをサポートしています。もし、8GB以上のHDDをサポートしていないB'Crew3.0.0以前、HDT2.5.xではとりあえず、ドライブ設定でイニシャライズし、これらのドライバをインストールしてください。
 HDT2.5.xで、前述のことをおこなった場合、パーティションのリサイズが発生すると思います。Norton Disk Doctor 4.0および4.0.1では、リサイズされたHFS+パーティションに対応していません。Norton Utilities for Macintosh 4.0.3アップデータをダウンロードし、Norton Disk Doctor 4.0.3にアップデートしてください。もし、ドライバを書き込めるだけのフリースペースを残さずに、DriveSetupで初期化し、ドライバをインストールすると、HFS/HFS+パーティションを自動的にリサイズしてドライバ領域を確保するので、リサイズされたHFS+パーティションに対して、Disk Doctor4.0および4.0.1を実行すると、重度のエラーとして報告されてしまいます。この場合、絶対修復しないでください。私も一度これで、危うくハードディスクの内容を失いかけました。
 Mac OS 8.5付属のドライブ設定で初期化した場合、パッチパーティションが256KB確保されており、B'sCrewのドライバサイズが256KBなので、HFS+パーティションサイズを変更することなく、このパッチパーティションを利用してB'sCrewがドライバを書き込むと思うので、フリースペースを確保しなくても、いいかもしれません。ただ、ドライブ設定、B'sCrewのバージョンの変更によって、このことが変わるかもしれません。
 もし、Disk Doctor4.0および4.0.1を使っている場合は、B'sCrew3.0では、初期設定に、HFS+パーティションをリサイズしないようにするオプションがあるので、それを使って、HFS+パーティションをリサイズしないようにすることをお奨めします。

 このハードディスクと、B'sCrew3.0.2のドライバ、Mac OS 8.5.1、省エネルギー設定2.1.1の組み合わせで、ハードディスクをスリープするように設定していて、スリープから立ち上げ、ハードディスクに対してフォルダを開くなどのディスクアクセスを生じさせる作業をすると、システムエラー(爆弾)41がでました。これは、Finderをディスク上に発見できないときにでるエラーと思うので、ハードディスクスリープ後、ディスクがマウントされていないのかもしれません。とりあえず、対策として、ハードディスクをスリープさせないようにしています。

 また、これらの件に関して、G3 Macs are Go!さんでも取り上げられているので、そちらも参考にしてください。

Norton Utilities for Macintosh 4.0.3 の改善点に、B.H.A社のB's Crew 2.x でフォーマットされたリサイズ可能なHFS Plus パーティションとの互換性を改善しました。
これにより、リサイズ可能なHFS PlusパーティションにDisk Doctor Ver4.0を実行後、HDをマウントできなくなる問題が発生しなくなります。(ただし、B's Crew3.0のジョインドライブ機能には対応しておりません)
とあります。これによりおそらく、B'sCrewが、ドライバを更新する際に、空き容量がたらない場合、パーティションサイズを変更してドライバパーティションを確保しても、以前のバージョンのNorton Disk Doctor4.0では、パーティションサイズを変更したドライブをエラーとして扱い、修復すると、HFS+パーティションがマウントされなかったものが、今回の、4.0.3では、エラーとして扱わないようになっているようです。


改造という行為は、メーカーはもちろん、それを紹介した人(筆者)も、それを紹介した雑誌も誰も責任は持ちません。つまりすべて自己責任に基づいて行うものであり、そのリスクは十分考えてください。また、このようなことを紹介したからといって、このような改造行為をすすめるものでもありません。


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