●旅日記 目次へ

旅日記 2001年GW 道東・十勝 6泊7日 アニマルウォッチングの旅(前編・道東編)


--- メニュー(順路) ---
4月29日AM7:50 出発
4月29日PM1:00 知床・知床五湖
4月30日朝〜  フレペの滝遊歩道〜知床峠
5月1日AM    川湯〜釧路湿原・達古武沼遊歩道(シマリス)
5月1日PM4:00 釧路湿原・サルボ展望台(シマリス)
5月2日AM    美幌峠〜摩周湖
5月2日PM    釧路湿原・コッタロ湿原
5月3日朝〜   屈斜路湖湖畔(エゾリス)

4月29日朝 4月29日 羽田7:50頃発−女満別(めまんべつ)9:30頃着の飛行機で、北海道に!
女満別空港は今回初めての利用。何だか随分小さな空港だなぁ。
今回の旅の目標は今までたくさんのエゾリスに会えた十勝地方ではなく 道東でエゾリスを観察できる場所の発掘です。
以前、屈斜路湖沿いでは、何度かエゾリスが道路を横断する所を 目撃しているので、生息率高し!とにらんでいる。

4月29日AM10:00  10:00、空港でレンタカーを借りて、出発!今回は天気も上々。
女満別(めまんべつ)−小清水−斜里(しゃり)と走り、知床へ向かう。

クリックすると拡大写真 約21K

途中、私の大好きな、斜里岳を眺めながらのドライブ。
斜里岳は回りに山が無く裾野が綺麗に見えてカッコイイっす。
尖がった稜線もよろし。

クリックすると拡大写真 約49K

クリックすると拡大写真 約33K

<左>お昼頃、ウトロに到着。1年間待ちに待った「うに丼」食べるぞ〜。

<右>蓋をあけた途端に笑みがこぼれる。よだれもこぼれる。


4月29日PM1:00 昼飯も食って、さあ知床五湖へ行くぞ。
知床五湖とは知床半島の真中辺りの西側の海岸近くにある、大小五つの湖です。 それぞれ一湖から五湖と名前がついています。
遊歩道は一湖〜二湖を周り戻る短いコースと二湖から先、三湖、四湖、五湖と 回る長いコースがあります。短いコースで30分、 長いコースで1時間20分ぐらいです。
いつも思うが、ここはヒグマの過密生息地なのでちょい緊張するです。
特に三湖〜五湖方面は、ヒグマ多発地帯らしい。行くときは必ず鈴や鐘を 鳴らしながら行きましょう。ヒグマの方で避けてくれる場合がほとんど だそうです。

クリックすると拡大写真 約78K

遊歩道はこんな感じです。


クリックすると拡大写真 約53K

クリックすると拡大写真 約81K

<左>おお。相変わらず美しい知床五湖。
個人的に、山に残雪があるのがまたよろしい。
<右>五湖の遊歩道はこの時期、特に二湖より奥の、三湖〜五湖に間に沢山の 水芭蕉が咲いています。最近本で読みましたが、この水芭蕉もヒグマの餌に なっているそうです。本当にヒグマの生活圏の中を歩いているんですね。


クリックすると拡大写真 約79K

クリックすると拡大写真 約60K

<左>この時期、五湖周辺から岩尾別(いわおべつ)付近の道路沿いに、夕方に なるとたくさんのエゾシカに会えます。
道路の脇の日当たりの良いところに、生えている芝のような草をボリボリ食べて います。
<右>年によっては1日に延べ150頭以上のエゾシカを見ることもあります。
この後、知床グランドホテルでゆっくり露天風呂に入って、海鮮山盛りの 飯を食って就寝。

4月30日朝 4月30日朝食後、知床自然センターのすぐ隣りの「フレペの滝遊歩道」へ。
クリックすると拡大写真 約84K

5月とは思えない寒さの中、フレペの滝まで歩く。
<左>始めは、このように林の中を歩くがしばらくすると、草原に出る。 私がいる間ず−っとオオジシギ(鳥)が妙な泣き声でディスプレイ飛行と 言うのをしていた。それにしても騒がしい鳥だ。
海沿いの林の中にエゾシカ発見。こちらを警戒しながらも、草をポリポリ。

クリックすると拡大写真 約39K

<左>フレペの滝。何処に滝があるのか解らないと思いますが、実際に 見てみると微かに「チョロチョロ」っと流れています。


4月30日AM 天気は悪いが、ちょいと知床峠に挨拶してくっか!
ってことで、峠へ上る、途中雪の壁の間の道をどんどん上り詰め、 峠の駐車場へ到着。例年より残雪は少ないが、とにかく視界が悪い。 羅臼岳なんて影も形もなし。

クリックすると拡大写真 約78K

知床峠へ上って見ましたが、あいにくの天候で景色は真っ白。 5月だと言うのに、辺りの木々には霧氷が・・・・
この後、知床自然センターで昼食、屈斜路湖へ向かう。

4月30日PM 3時間程走り、屈斜路湖に到着。
宿泊するホテルは、フランス料理が自慢のレークウッド屈斜路湖。 しかし着いて早々お目当てだった半田シェフが不在であるとの事。
ガ〜ン!!3連泊もするのに(T_T)

5月1日AM 5月1日、まず朝食前に近所のクアハウス屈斜路にある森林浴コースの遊歩道 を散策。小雪が降る中、いかにもリスや野生動物が住んでいそうな森を歩くが、 動物には出会えず。食事後、今度は川湯ミュージアムに隣接する遊歩道を歩く。 冬の間、エゾリスが良く訪れていたらしい情報を得る。今回はここでもエゾリス には出会えず。
いかにも居そうな雰囲気でした。
クリックすると拡大写真 約67K

看板に「クマゲラの探餌穴」と書かれています。大きな穴です。 でもちょっと古い穴でした。


5月1日PM お昼ご飯を、川湯の「チユップ」で手作りパンを買い車内で移動しながら済ます。 しかし、この手作りパンがなかなかおいしい。クルミのパンとクリームパンを 食べた。そして一路、釧路湿原へ。 達古武沼(たっこぶぬま)遊歩道を歩いて、夢ケ丘展望台へ。
クリックすると拡大写真 約66K

達古武沼の中の木道をひたすら歩く。
途中、エゾシカの死体がありました。それも自然の摂理なのですね。
周りの野生動物たちが、捕食し土に返していました。

クリックすると拡大写真 約40K

クリックすると拡大写真 約88K

<左>達古武沼をひたすら直進。突き当たりのT字路を左で夢ケ丘展望台。

<右>夢ケ丘に上る急階段の上り口。
結構きついです。達古武沼入り口から夢ケ丘展望台まで片道1時間程。





クリックすると拡大写真 約46K

クリックすると拡大写真 約48K

<左>途中、急な上りの手前でエゾシマリスと遭遇。
私達を先導するかのようにシッポを立てて軽快に走り去る。
途中、水芭蕉が群生しているところで見失う。
<右>夢ケ丘からの展望。画面右は釧路川、画面中央はJR釧網本線の線路。 鉄道ファンにも人気の場所らしいです。



5月1日PM4:00 毎度訪れるサルボ展望台、比較的短い遊歩道で30分ほどで往復できます。
但し、分岐があるので、釧路湿原の景観の良い3角点付近(今回は行ってません) と言う場所までの路は解りずらいです。

クリックすると拡大写真 約85K

遊歩道入り口の急坂を登ると比較的平坦なところに出ます。
私はここで過去、一度エゾシマリスと出会っています。

クリックすると拡大写真 約51K

クリックすると拡大写真 約55K

今回もまたエゾシマリスに出会えました。
<左>頬袋に植物の種子をたくさん詰めて幸せのひととき。
かなり長い時間ここでお食事をしていました。

<右>食事も終わり気味、毛繕いを始めました。

クリックすると拡大写真 約52K

サルボ展望台に上ってみました。
近くの塘路湖(とうろこ)や周りの小さな沼が一望できます。
ここで見えているのは塘路湖。

5月2日AM 5月2日、午前、美幌峠(びほろとうげ)と摩周湖に行く事に決定。天気も快晴!
クリックすると拡大写真 約29K

峠に上る途中、道路脇からエゾシカが覗いてました。
写真を1枚撮ったあと、窓をあけたら途端に逃げ出しました。 ごめんごめん。

クリックすると拡大写真 約49K

クリックすると拡大写真 約61K

<左>晴天の峠道をドンドン上る。

<右>美幌峠に到着。屈斜路湖を見下ろす。あまり風も無く穏やかな雰囲気。 しかし、木の枝には霧氷が・・・

クリックすると拡大写真 約34K

クリックすると拡大写真 約72K

<左>今度は、摩周湖に来ました。天気が良いと景色も爽快です。

<右>やはりここでも木の枝には霧氷がびっしり。寒そうだけど綺麗です。

5月2日PM 午後は、コッタロ湿原へ。展望台が3つあるんですが、展望が良いのは 第1展望台。少しきつい上り坂を登ります。第3展望台からは、子育て中の タンチョウの姿を遠くに観察できました。その後、以前、シマリスとエゾリス を同時に見た、公共の宿「ピルカ塘路」の裏の遊歩道へ。 シマリスを1匹見ましたが写真を撮る前に隠れてしまいました。
ちなみにお昼はこの日も「チユップ」の手作りパン。やっぱりおいしい。

クリックすると拡大写真 約39K クリックすると拡大写真 約46K

<左>コッタロ湿原へ向かう途中の湿原の風景。
以前来たときはもっと水がたくさんあったのですが、随分水量が減っていました。 雪解けの関係なのか、湿原の乾燥化なのかは謎。
<右>第1展望台よりコッタロ湿原。湿原らしい景色です。

クリックすると拡大写真 約68K

ホテルへの帰り道、ちょっと鉄道の廃線跡でも見に行こうか、と言うことで 旧国鉄標津線の光進駅の跡地に行って見ました。以前にも一度来たのですが なかなか分かりずらい場所で今回も迷ってしまいました。
ホームはまだ取り壊されずに残っていました。
最近この手の廃墟はどんどん取り壊されているみたいです。 風情があって良いのですけれどね。
列車1・2両分の長さしかないホームです。もっと小さなホームが残っている 場所もあります。

5月3日朝 「これで道東ともお別れ」と言う朝、5月1日に行ったクアハウスの遊歩道に 行こうか・・・としたとき、ホテルの近くでエゾリス発見!!やっと会えました。
クリックすると拡大写真 約90K

ホテルのすぐ側の湖畔林。すぐそこが屈斜路湖で手前に数本のクルミの木があります。

クリックすると拡大写真 約54K クリックすると拡大写真 約43K

クルミの実を目当てにエゾリスが1匹。地面に埋めてあるクルミを 掘り出しては、お気に入りの木の枝まで登ってカリカリ。
今まで見たどのエゾリスよりもクルミを割るのが上手で地面から探し出すのも 早いこの子はとても優秀です。
1時間ほど私の前でかわいい姿を見せてくれました。

5月3日AM エゾリスも最後の朝になって存分に見れたし、釧路湿原ではたくさんの シマリスにも会えた。満足満足で、道東を後に、一路十勝地方への長旅出発! PM2:00ぐらいには着くかな。帯広でもいっぱいリスを見るぞ!

★ 旅日記 2001年GW 道東・十勝 6泊7日 アニマルウォッチングの旅 (後編・十勝編)に続く。


●旅日記 目次へ