FJR1300(02)試乗記?03年7月20日

春にヤマハ試乗会で10分だけ試乗したFJRに再び乗れるチャンスに恵まれた。
某YSPショップおやぢの陰謀に見事はまってしまい、一日借り切ってせこ道&ワインディングを走ってきた。
とにかく、立ちゴケでもしようものなら大変だ。YSPおやぢの「こけたら弁償してや」のつぶやきが耳から離れない。
おかげで緊張して乗り始めの1時間は肩に力が入り思うように走れまへんがな。

大体、FJRのカテゴリーはツアラー。しかもヨーロピアンツアラー。かの1150RT、K1200RSなどのビーマー軍団と真っ向から勝負するためにヤマハが技術を集結して開発投入したらしい。
アメリカンでもなくロードスポーツでもないVmax(ドラッグアメリカン?)とは比較すること自体が可笑しいのだが、タイヤが2個ついた同じ2輪車。いい加減にそのフィーリングの違いを比較してみましょう。

発進〜全開加速
VmaxのV4大トルクの加速感。実際に0〜400m計測したらFJRの圧倒的な勝ちだろうが、地面を蹴り上げて進むVmaxの怒涛の加速感には敵う者なし。
FJRはひゅるひゅると滑らかに加速、Vmaxのような凶暴さは微塵もなく平和そのもの。
さらに大きなシールドが高い防風機能を発揮、しらぬ間にふぬがkmになっていたりする。

その動くシールド
ハンドルの左にあるスイッチで、走行中にシールドの上げ下げができる。
エンジンを切ると、また下がる。同じ機能を持つBMW R1150RTなどは一度セットしたシールドの高さはエンジンオフでもそのままらしい。どちらが便利なのか、さて。
動くシールド動画

快適コーナリング&直進安定性&ブレーキ
3速だけで楽しめる楽ちん安全なコーナリング。
当たり前だがVmaxとは比べようも無いほどの足回りと接地感。ひらりひらり!、とはいかないが素直に倒れてくれる。
シートが横に広いために尻を左右に大きく移動するのはちょっと大変。リーンウイズで片方の尻に体重乗せて外側のニーグリップでジェントルに曲るのがヨーロピアンツアラーの乗り方なのだろう。
ただしステップ位置が低いのか、簡単にステップが擦れてしまう。
しかし感動に値するハンドリングと足回り。
というのも私のVmaxの粗雑な足回りと岩石のようなハンドリングがあってこそ?
実際Vmaxで死ぬ気でにゃふふkm出そうものなら、ハンドルはぐわんぐわん暴れ出し、抑えつけるのがやっと(直線でも)
FJRは高速で加速した時に生ずるフロントのいやなふわふわ感が無い。ハンドルは軽いのにこの安定感・・・
もちろん強力なブレーキ性能。しかもコントローラブル。握力勝負のVmaxさんって・・・
03年型はABS付きもラインアップ。ABS、おっさんとしては最後の砦としてあったら安心
ああ、やはり新型ってすばらしい。

でも、たまきん熱い。

足の短さはカバーできても、手の短さはカバーできない。
ハンドルが遠い。おかげで右手がしびれた。よく見てないが調節機能はなさそうだ。
シートのすわり心地は素晴らしい。一日乗っても腰痛が出なかった。

結局

欲しい

たまきん熱いけど