パキスタンカラコルム山郡ナンガパルパッド南面トレッキング

2003/10/17-27 記・宇田

・アルパインツァーサービス利用  ツァーリーダー 松本伸夫氏  現地ガイド ベグ氏                                  

始めの計画は北面で「メルヘンの草原」トレッキングでしたが道路が不通になり、南面 に変更になりました。

時差 -4時間、通貨 パキスタンルピー、1ルピー 2円、1$ 55ルピー 

飲酒   国民は禁止されています。外国人はホテル等OKですが、18時まで。

女性   みなベールのようなものをかぶっています。首都部の若い人はあまり被っていない。村で会う若い女

      性はすれ違うとき後ろを向いたり、ベールを深く被る。                      

・交通機関 車のみ 左側通行で日本車が都市部で90%、郊外70%、山間部50

 1017日〜27

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 成田に12時に集合し、14時出発の予定であった。参加者は6名で5名は定年した人。ここで突然の予定変更。パキスタンから今だ機材が来ない。と、言うわけで成田泊まり。さっそくホテルに移動。この段階でツァーによっては中止になったようだ。喰っちゃ寝の午後が始まる。部屋でごろごろする。

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 朝食を取ってから部屋でごろごろする。今日も機材が来ない。イスラマバードを飛び立ったが引返した。昼食後ホテルを移動する。ここで3名脱落。移動後、暇なので成田山へ行く。もちろん歩いて。夕食後も部屋でごろごろする。発表では明日15時にフライトするとの連絡が入った。

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 朝食後部屋でごろごろする。昼食後バスで空港に行き、やや遅れて飛び立つ。

 機内は中国人とパキスタン人ばかり。中国人は公共でのマナーが悪いことで知られている。パキスタン人も同じであった。日本人はおとなしい。中にはマナーの悪い日本人もいるとは聞いているが。中国人はうるさい、禁煙席でもタバコを吸う、機体が上昇中でも歩き回る。パキスタン人も同じだが、通路に群れたがる。うんざりする気持ちで北京に着き、中国人のほとんどが降りたが、また乗ってくる。今度はパキスタン人が我が物顔で歩き回る。客室係はまったく注意しないため、イスラマバード着陸ギリギリまで歩き回っていた。

 機内食は2回出たが、カレー攻めで嫌気が差した。インディカ米にやたらと鼻につくチキンカレー。周囲の日本人はみんな残していたが、一人、2回共空にする。

 空港から出ると多くのパキスタン人が空港目指して押し寄せてくる。アフガン戦争でタリバンの代名詞にもなったあの服で。危険勧告1級になったとは言え、気持ちの良いものではない。

 深夜ホテルに入る。見かけは良いが設備はお粗末。バスに入り永い長い一日を終える。

   成田15151900北京20002330イスラマバード

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 バイキングの朝食後車に乗り込む。車はハイエースで「丸山製作所」と書かれている。

 イスラマバード郊外を走り、峠を越え川に出る。その川はインダス川。インダス川を対岸に渡る橋には軍隊が詰めている。道路、橋は陸軍が管理している。「カラコルムハイウェイ」はこの橋から始まっており、全長5600Km北京まで続いている。道路、橋は軍需設備の一部と言うことで写真は撮れない。

 インダス川沿いにハイウェーを北上し、舗装はされているが揺られまくってチラスに到着。平均時速はハイウェーで60Km位。揺られまくったため消化不良から下痢をし、チタスまでに5回用足しにいった。乗車時間は10時間。

 チラスでのロッジはインダス川沿いで、男同士で泊まるには勿体無いくらいロマンチックな部屋だ。夕食は豆カレー、チキンカレー、野菜カレーに米、チャパティ、お茶。飽き飽きしてみんな食べる気もしない。チャパテッィとは小麦粉を水で溶き、こねて平らにしたものを焼く。ナンに似ているがイースト菌で膨らませていない。

    イスラマバード08001900チラス

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 朝からカレー。夕食との違いはおかゆが付いている。インディカ米は食べず、チャパティでカレーを少量食べる。後はおかゆだ。塩をかけて食べると結構いける。

 ハイエースを2時間走らせ、ジープに乗り換える。ジープと言ってもエンジンはハイエースだ。ここでカラコルムハイウエィーと別れインダス川を渡る。始めは良かったがしだいに右は落石がありそうな不安定な壁。左は路肩が怪しい谷。道が狭いのにジャガイモを満載した過積載のトラックがチンタラ走り、所々で詰まる。クラクション使いたい放題でトラックをどける。警察を経由し、タルシン到着。村人が集まってくる。仕事をもらうためだ。

 ロッジの庭にテントを張り、テーブルを出して夕食を始める。ここでもチキンカレー、豆カレー、野菜カレーにインディカ米、チャパティ、お茶、果物の缶詰。みんな食欲は湧かない。今夜は星が良い。

    チラス8001430タルシン

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 朝からカレーだ。チャパティ、お茶、カレー少々を食べる。インディカ米を食べようという気もおきない。

 今回ポーターは荷物を担がず、すべてロバが担ぐ。荷物の分担は村の長老が行う。少しでも不平等があると大騒ぎになるらしい。ロバが担ぐ重さは20Kgで、少しでも余るとロバをもう一頭雇うことになる。

 タルシン村を抜け、村の背後のモレーンを越えると氷河が現れ下降して横断する。途中でルパール村からタルシン村の女子高に通う集団とすれ違うが、みんな後ろを向いたり、ベールを深く被ったりしている。対岸に上がると目の前にルパール村が現れる。ルパール村は広く、アッパールパール(村上部の放牧地)、サマールパール(夏の間の放牧地)と続く。季節によって移動する放牧地だ。サマールパールに入ると前方に大きな山が見えてくる。ナンガパルパッドだ。サマールパールを越えると山とモレーンに挟まれた草原に出る。ポーランド隊のBC、今回の宿泊地に到着。途中の道もそうだが、ここでも牛とロバの糞がやたらと落ちている。何度糞だ事か。テントは一人一張りで、5つ張る。他にトイレとメステント(リビング、ダイニング)。

 時間があるので二人で草原の先まで行く。1時間程かけてモレーンに立つ直前、ルパール壁の上部ルンゼから雪崩があり、ただ呆然と見ていると氷河に落ちた雪崩の突風に襲われる。岩の陰に隠れるが吹雪に襲われた感じだ。晴れ上がった空にルパール壁が現れ、氷河をへだってメスナーが単独で登攀したルートが目の前にある。きっと20分位で取り付けるのだろう。予定通り北側に行っていたら遠望だけで、こんな迫力は得られなかった。

 テントに帰るとお茶の後、夕食になる。またカレーだ。日本のカレーのように美味しければよいのだが、米に問題があるようだ。米さえ美味ければもっと食べられるだろう。ジャポニカ米にして欲しい。唯一食べられるのは、ヌードルだ。麺が半生のような気がするが結構いける。

     タルシン8001300ポーランドBC

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 朝食はカレーだ。野菜カレー、チャパティ、おかゆのみを食べる。食べすぎは禁物だ。11時頃には昼食になる。ところで昼食はクラッカー、ビスケット、ミルクティとさびしい感じ。

 ここ南東面から、今日の予定は南面のメスナーBC、ドイツBC、ジャパンBCを巡るトレッキング行う。

 テントサイトから左手のモレーンに上がる。少し歩くと氷河を見下ろす地点に出、ナンガパルパッド下の氷河を渡る。草原状を進み、メスナーBC付近で昼食を取る。

 ここからガイドと二人でジャパンBCに向かう。ナンガパルパッドから伸びるモレーンの末端を回り込み、1時間程で草原帯に出る。草原帯には川がありベースにもってこい。ジャパンBCだ。辺りをうろついてから先ほど回り込んだモレーンに登る。モレーン上には大きな池があり、池の周りを半周回れる。下降すると草原になり、ドイツBCに到着。メスナーBCと隣接している。ドイツBC、メスナーBC、氷河と歩き、モレーンに上がる。すぐ下にポーランドBCの我々のテントが見える。

 夕食はカレーだ。チャパティにジャム、バターを付けて食べる。毎食余るが、この国では食べきれないほど出すのがもてなしになっている。また、残りは彼らの食事にもなっている。日本人はあまり食べないにで余計余る。

   ポーランドBC8001100メスナーBC12001300ジャパンBC13201530ポーランドBC

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 朝食はカレーだ。野菜カレー、おかゆ、チャパティ、ミルクティでおなかいっぱいになる。今日はタルシンまでの下山のみの工程だ。パキスタン入りしてから連日の好天。ラッキーの一言。ロバと共に下降し、タルシンのロッジにテントを張り、クラッカー、ビスケット、ミルクティの昼食を取る。それなのに、おなかのすかないうちに夕食とな

る。それもチキンカレー、豆カレー、野菜カレー、インディカ米、フライドチキン、チャパティ、ミルクティ。

   ポーランドBC8001430タルシン

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 朝食はカレーだ。チャパティにバターやママーレードを塗って、ミルクティで食べる。おかゆもいい。

 悪路に揺られ、クラクションを鳴らしながら走る。4時間程走るとインダス川を渡り、カラコルムハイウェーに出る。ジープもどきからハイエースに乗り換える。チラスを経てペシャムのロッジに入る。インダス川のリバーサイドに立つ環境の良いロッジだ。

 当然夕食はカレー。この国にはカレー以外に食べる物はあるのか?日本のような美味しいカレーならいざ知らず。

   タルシン8001600イスラマバード

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 朝食はカレーだ。カレーもこれで最後だろう。車に揺られる事を考え、あまり食べないようにする。

 インダス川右岸を走り、橋で対岸に渡る。これでカラコルムハイウエィともお別れだ。峠を越えてイスラマバード市内に入る。夕方ホテルに入り、ビールを飲む。夕食はカレーから開放されてバイキングだ。みなカレー以外を食べる。ケーキや生のフルーツもある。

 20時にホテルを出、空港に入る。税関の小遣い稼ぎで苦しんだが、無事中に入れ成田雪のA310に乗り込む。相変わらず中国人、パキスタン人が大半だが、行きよりは気にならなかった。

 ここで機内食が出るがカレーであった。カレー以外を食べ返す。

   イスラマバード2200〜機内泊

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 北京を飛び立つと成田は近い。到着を前に朝食が出る。カレーだ。全部食べる。昼過ぎに成田に到着し、解散する。

   機内〜1230成田