谷川岳幽ノ沢左俣中央ルンゼ

日時 200473日(土)
メンバー 村野、武藤、松浦、北島、遠藤(記)
天気 晴れ

今週末、村野さん達が谷川幽ノ沢に行くとの事で、急遽参加させてもらった。ルートは左俣中央ルンゼ。滝沢大滝右のスッキリしたルンゼである。総勢5人で行くので何だか楽しそうである。

635一ノ倉出合を出発。北島さんが下山後飲用の発泡酒を沢に冷やしておく。650幽ノ沢入渓、沢幅は狭く、きれいなナメ歩きである。途中現れる雪渓も特に問題無い。二俣は雪渓で覆われている。ここから左俣に入る。実に快適な沢登りである。おもに水流の左側を歩き、ちょっと危ない所では潅木につかまる。滝を何個か越え10m位の滝があり、滝の釜の右側から顕著な涸沢が入ってきており、これを詰める。涸沢を20分位詰めると、開けたスラブ帯に出る。正面には上部にハングがある中央ルンゼが近い。さらにスラブを詰めて平らな所でハーネス類を身につける。左上の滝沢大滝は水量少なくチョロチョロ状態。ルート図からしてこのあたりが取付きの様である。僕達以外、誰もおらず静かである。幽ノ沢は開けていて、陽当たりも良く、予想以上に明るい雰囲気である。

最初は目の前の小ハング目指して、各自ロープ無しで登る。岩は堅く、乾いていてフリクションばっちり。実に快適。小ハング左下の外傾テラスにてロープを出す。組み合わせは村野さん−北島さん、続いて武藤さん−松浦さん−遠藤。

1P>村野、武藤リード(以下リード省略)

目の前の小ハング越え。僕達はハングの左寄りを登った。カムもばっちり決まる。20mピッチとの事だが、どこだか見つからず40m伸ばす。

2P>北島、松浦

ひたすら上を目指す。途中、残置ピン無し。傾斜はゆるいのでラインを外しても大丈夫だと思う。

3P>村野、松浦

ここも上を目指す。2P目と傾斜は変わらない。安全のため、途中で村野さんはロストアローを1本打ち足す→後続が回収。ビレー点も貧弱なため、やはり1本打ち足す→これも回収。

4P>村野、遠藤

ハング右のカンテを目指して、右上ぎみに登る。23P目と比べて明らかに傾斜がある。2ヶ所岩角でプロテクションを取る。バンド状に到達したら右トラバース気味に登り、かぶり気味の岩を乗り越して、カンテ側壁のスタンスにて切る。ここは正規のビレイ点ではないようだが、北島さんの2mスリングが安定した岩角にがっちり決まっており、安心感がある。よく見たら足元にピンが1本あった。他にもここから少し右下に降りた所にテラスがあり、ビレイ点があるかもしれない。ハング下には腐ったスリングやルート誤りのカラビナが光っている。

5P>村野、遠藤

核心といわれるピッチ。ビレイ点からカンテにはい上がり、傾斜のあるカンテを8m位直上して、10cm角のチョックストーンにプロテクションを取る。ここから右に3mトラバース。途中の古びたリングボルト2本とスリングで1ポイントのA0から凹角に入り、直上する。凹角は総じて外傾気味だが、岩は堅く、ホールド豊富で、このルートで最も面白い箇所であった。途中古びたビレイポイントもあったが、すぐ上は傾斜がゆるいのがわかっていたので、そのまま伸ばす。最後10m位ランナウトしたが特に問題無い。凹角を抜けた所でビレイ。村野さんは凹角に入らず、カンテをそのまま直上したとの事である。核心を越えて思わずホッとする。

6P>村野、遠藤

傾斜のゆるい、ヤブと岩のミックス。

7P>北島、遠藤

傾斜のゆるいスッキリした岩を登る。途中草付きが入る。50mぴったしでハーケンが1本打ってある。ここからさらに10m登り、外傾した広場が終了点。ロープを外す。

終了点で記念撮影。オジサン達は疲れ気味。飲み水が尽きかけている。重い腰をあげて堅炭尾根を目指す。右上トラバースのランペ状を登り、突き当たりでヤブを直上、足元を見るとバケツになっている。程なくして広い尾根になる。北島さんオーバーヒート状態、武藤さんもそれに近い状態。何とか堅炭尾根に合流。芝倉沢に降り立ったときは水をがぶ飲み、生き返った。雪渓も大きなシュルンドは無く、デブリ部分を狙って歩き、特に問題無し。一ノ倉出合に到着、ばっちり冷えた発泡酒で「かんぱあい」。

いやはや、5人揃ってにぎやかで楽しく、充実した山行になった。同行して頂いた皆さん、ありがとうございます。

コースタイム

一ノ倉沢出合(635)〜幽ノ沢出合(650)〜中央ルンゼ取り付き(845910)〜終了点(13551420)〜堅炭尾根合流(1500)〜芝倉沢出合(16451650)〜一ノ倉沢出合(1725

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松浦(記)

幽ノ沢。中央ルンゼ行って参りました。
21:30自宅に北島氏到着23:00立川にて武藤さん・村野さんピックアップ
車中爆睡2:00出合到着、3:00までミーィング5:00起き6:00出発予定しかし6:30頃出発
慰霊碑前あたりで天狗岩別荘のオーナーに会う天候は晴れ、30分上るが沢登りの様で快適
小さな滝を巻いたりしてなかなか面白い、約2:00で取り付きに到着8:30この時点で北島氏寝不足と沢登りで
疲労困憊、4ピッチ目まではだれでも登れる優しい登り、しかし5ピッチ目の核心部はA2を2ピン攀り右へ1mうつり
直登ここが一番面白い、ホールドは良く見れば豊富に有り攀れるが、ピンが無いのでちょっと怖い
自分は一の倉と岩質が違うように感じました。残り2ピッチは草付き、そして終了、ここから私にとっての核心
登攀は終了したはずなのに下るどころか藪漕を繰り返し稜線にでるまで失点抜刀、挙句の果てには
時計紛失、2時間30分で芝倉沢に到着水分補給を実施、北島氏1L一気飲み可なりお疲れの様子、30後に出合到着、私足腿つりまくりで激痛、北島氏は遠藤さんが武藤さんの送迎と買出しに行っている間に仮眠のはずが就寝、村野さんは帰宅モードにスイッチ切り替ヘで翌日はユテルメで入浴後帰宅。
今回の山行は、一度の山行で沢登・クライミング・アブミ・藪漕・尾根歩きとフルコースの山行ができ目茶目茶充実した山行でした。 アプローチは一の倉沢より長いがなかなか楽しい、登攀はもOK、しかし終了後の下りが・・・