欧州アルプス ツェルマットBC

2003/7/26-8/9 足立
記・足立

  スイスから、本日無事に帰国いたしました。合宿の方々がお天気で苦労されていそうなので恐縮ですが、私の方は全日程について行動中は、1回も雨/雪がなく晴れ続きでした。ここまで良いのは異常気象で、あちこちに害も表れている様です。おかげさまで、予定のピーク・ルートを全てこなしました。

 少し長くなりますが、本番(いずれもガイドと1対1)とハイキング(単独)の全山行を記します。今回の山行の「基本コンセプト」は「今しか登れない山に登る」で、しんどい山相手に死力を尽くしてまいりました。日本人だらけのツェルマットですが、こんなことをしているのは私だけのようで、本番3本では日本人には一人も会えませんでした。


本番

7/28-29 Zinalrothorn(ツィナールロートホルン−4,221m)
  谷(登山口)からの標高差が2,750mでアルプス4000m峰中、4位。登山口がツェルマットのため、ホテルの玄関から登山開始。岩山で人気があるが岩登りのグレードは低く、III-までで全体評価はマッターホルン並み。しかし頂稜の下りで何と転落、危機一発でガイドに止めてもらう。標高差1500mをまっ逆さまだった...風邪が残っていたもののまだ疲れがなく、トップで小屋へ帰還。ずっとバトルしていた若者はギネス挑戦の4000m峰早回りプロジェクト中で、セミプロ。彼の地では、4000m峰がどこかの百名山もびっくりの大ブーム。

8/1-2 Weisshorn(ヴァイスホルン−4,221m)
  世界で最も美しい山と言われている。谷からの標高差は3100mで僅差の2位だが、1位のDomは車で途中まで入る人が多い上に易しいので、こちらの方がはるかにしんどい。全体評価はツィナールより1段上。 IIIの岩場が長く1日目の疲れが残る身には辛い。後半は角度のある雪壁。小屋を3時前にスタートし、7時間近くももがいて到達した頂上のイエス様がどんなに神々しかったことか。(でもまだ下りが...)スタートから最下位(ガイドのトイレゆえ!)だったが、最後まで数グループしか抜けず。こんな苦しい山行は2度とご免だが、生涯忘れられない山(になるだろう)。

8/4-6 Castor-Liskamm-Monte Rosa縦走(リスカム−4,527m、デュフールシュピッツェ−4,634m等7ピーク/カストール4226mは2回目)
  アイガーで仲良くなったガイドと、日本から予約して同行。私とは、山小屋の人気漫才コンビ。このコースのガイド料は普通の山の3本分と、2度と行けないぜいたくさ。少しは気を抜ける山行のつもりだったが、2日目のリスカム縦走はずっと高度4000m以上での運動にもかかわらず累積標高差1500m。その上、足一足分の幅しかない氷のナイフリッジが続き、心身共にヘロヘロ。表口から行けば易しいデュフールシュピッツェ(アルプス2位の高度)は、縦走ではIII(実感ではIV-)の岩場が続き、楽しめる。さすがにヴァイスホルンに比べて周囲のレベルが低く、写真を取りまくってもずっとトップ独走で下山。


ハイキング
○7/27 Edelweiss(エーデルワイス)往復
  大好きな急登がツェルマットからいきなり楽しめる、いつもの調整コース。途中にフリーの岩場があり見物が楽しい。

○7/30 Blauherd(ブラウヘルト)池めぐり
  カレンダーによく出てくる池をめぐる。

○7/31 Schwartzsee(シュヴァルツゼー)周辺+Edelweiss往復
  Schwartzseeはマッターホルン登り口で、可愛い池がある。

○8/3 Oberrothorn(オーバーロートホルン)
  ただの石ころだらけの山ながら、ハイキングで3415mまで到達できる。

○8/7 Malig(メーリク)
  隣の谷のSaas Fee(ザースフェー)まではるばるおでかけ。いつもの山の裏側が見える。


これでアルプス4000m峰は、16本到達ということになりました。どうもありがとうございました。