錫杖岳「注文の多い料理店」

            

                           登攀日06年10月29日晴
                             大森Gパーティー・計8名
                                   山想酔人 記
 久しぶりに登攀らしい登攀をやった気がします。

大変楽しく攀じることができました。

余計なピンを除去したとの情報を得て、大変興味深かったルートです。

 「日本の岩場」でのトポとは若干レートが異なっていました。

 (オンサイト狙いの人は読まないほうがいいでしょう。)

異なっていたピッチは

@1P目:草付フェース40m⇒右から2つ目の凹角(右の凹角は大きい、無名ルートか?)

     が左上しており、それを登る。

A2P目:クラック〜ランペ30m⇒フレーク〜凹角クラック〜カンテ回りこみ左上バンド

B3P目:右側のボルトラダー⇒まったく見当たらず。等々。
 それでは、久しぶりの報告書らしきものを。(長さはロープスケール)

(カムはキャメロットサイズで記入)

1P:W 30m

   ハーケン1本のみ、マイクロと小さいサイズ使用。

   W級にしては緊張して攀じる。左上してから右上の大テラス目指す。

2P:W〜X+〜W− 15m

   ハーケン・ポルト多数あり。(動くハーケン2本)以後ピンはなかった。

   水平フレークを使い、左トラバース(3m)

   垂直の凹角ぎみのフインガークラックを直上(D+)4m

   左カンテを廻りこむ個所踏ん切りがいる。

   カンテを廻りこんだら、バンド上を左上(ピンなし。)枯れ木テラス(3人用テラス)

3P:X〜Y+〜X+ 17m

   トポのボルトラダーは見当たらず。頭上のハング下にギリギリのバランスで3.5カム

   いれて、アンダーホルドをつかむ態勢になる。右手いっぱいに伸ばして4カムをいれ、

   ハングの右側切れ目をめざす。切れ目から右側フェースにフットホールドを求め、3

   カムをいれる。そこからレイバックにはいるのが奮闘的、(残念ながらそこで右手を
   滑らし、3mのフォール、オンサイト失敗)(やり直しは気持ち穏やかに成功)

   若干傾斜が落ちるものの、油断大敵、カムセットに時間がかかると下のハングで力を

   使っているので危険。目の前のクラックを慎重に攀じる。クラックに3・3.5・3カ

   ムを使用。テラス前はかぶりぎみクラック、少々強引にテラスにはいる。

   テラスは狭く、頭上はハングに押さえられている、やっと2人迄。

4P:X〜Y―〜X+〜W   30m (左方カンテルートの大テラスに入る)

   頭上のハング下から右側フェースに移り直上すると間隔1mちょっとのダブルクラッ

   ク。右側のクラックを攀じる(3カム2こ使用)行きずまってしまい、マイクロカム

   をかまし1mクライムダウン、思い切り左足の伸ばし左側のクラックに移る(Y−)

   そのまま直上(X+)ハング下迄(15m)。2カムをハング下にセットし、2mダウ
   ン、凹角の上を右に3mトラバース後直上、バンド上テラスへ、確保支点の左クラック
   (5m)攀じり、左方カンテの大テラスに出る。これで登攀終了。

下降は、5m懸垂して、下のバンドに入り、そこから40m2回の懸垂で取付きに戻れます。
ピッチ数が少ないのでルートグレイドは4級上かもしれませんが中身は侮れず、なかなかのルー
トでした。

たぶん今後何回かは訪れるルートと予感します。(今度は絶対フォールなく、すっきりと)

                                        以上