５歳のときからピアノをならいはじめ、聴くのはクラッシックばかり、長いときは７〜８時間ピアノを弾き続けるという幼少時代を過ごす。そんな中、兄の影響で聴かされたDEEP PURPLEとの出合いからその後の人生が大きく変わることと成る。

　中学生のころは室内楽部に籍を置き、ピアノ、チェンバロ、またコントラバス奏者としてビバルディやチャイコフスキーを演奏するかたわら、バンド活動もはじめる。高校に入ると一気にバンド一色になり、コントラバス奏者であったなごりか、やる人が居なかったかベーシストとしてプレーすることが多く、どうしてもキーボードが弾きたいがために、RUSH（カナダの３人組スーパーテクのバンド）のようなスタイルで、ベースを弾きながらキーボードを弾き、場合によっては唄ったりもするというなかなかヘビーなバンドをやっていた。このバンドはコンテストなどでは結構賞などをいただいた。

　しかし大学卒業が近付くにつれ、就職などからバンド活動にも限界が見え始め解散。ひとりでも音楽を続けていくことを決心し、就職はせずにアルバイトをしながら、暗中模索の日々を過ごす。そんな中ある知人から現在所属するフジパシフィックのディレクターを紹介されたときから、ひとすじの光が見え始める。デモを聴いてもらったり、アドバイスをしてもらったりとしていくなか、作曲家としてやっていくみちが見えてきたのだった。そうしたやりとりをしていくこと２年余り、２５歳で念願の作家デビューを果たし、様々なアーティストに楽曲を提供。２７歳でフジパシフィック音楽出版と専属契約を結び、現在に至る。

　最近では、アジアのアーティストにも楽曲を提供し、国内外で評価を得ている。香港に於いては、人気俳優エドモンド・ルーに楽曲を提供、その曲がドラマの挿入歌として使用された。また９７年には女性ボーカリストとユニット ”efcolage” でアーティストデビュー、自らプロデュースも手掛けた。