5.11 REPORT

２００２年５月１１日（土）　…いよいよこの日がやって来た。
去る３月２３日、伍幕プレビュー後に告知されたＤＶＤ発売記念イベント「５.１１」。
それを聞いた時には、参加は絶望的だと思っていたのに、
幸運な偶然が重なって、今日ここに駆け付けられたことが本当に嬉しい…！

座席はステージ前の８０席ほどだっただろうか…。
その周囲に３００人以上の人がひしめいていた。熱気に圧倒されそうだった。
恐らくモニターでしか紳紳たちの表情を見られなかった人もたくさん居たと思う。
私も５列目くらいの座席のすぐ横に立って観ることになった。
ドリンク券をもらったが、とてもそんな余裕は無かったのでヤメた。
もう、気持ちがいっぱいいっぱいで、それどころじゃなかった。

司会は”寿（ことぶき）さん”と言う男性。
（かなり映画好きな方のよう。ツインピークスが大好きだったとか…。）
今回、正直言ってあまり期待しないで「演じ屋」を観たらしいが、
思いっきりハマッてしまったらしい…。　（よっしゃ！）

こちらの期待もピークになった所で　「では登場して頂きましょう！！」
OP曲「Supreme　Sugar」が流れ、野口さんを先頭に入って来る４人。
客席から歓声と拍手が起こる。　ここで会えるなんて…なんだか不思議な気持ちになる。

司会横、向かって右から、野口さん、紳紳、今井さん、美香ちゃんの順に座る。

詰め掛けた観客を見渡して…

「スゴイね…。　これ、ＣＧ？」

「でもＣＧなのに熱気まで伝わって来るよ…。」

本当に嬉しそうな顔を見て、こっちまで嬉しくなってしまうv

タワレコを褒めようとしたのか…

「いいビルですよね～！」（野口さん）

「このバックの黄色と赤なんかも、もう最高ですね！」（紳紳）

…トボけた事を真顔で言う２人に場内大爆笑☆

更に…司会者から感想を求められ、

「これからもイベントはステージワンで…！」

「もう絶対にタワレコ以外ではＣＤ買いませんっ！」

そんな誓い（笑）を立てる４人。

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好きな映画は何か？…みたいな話になって、

「（この人）”河童”が好きなんですよ～。」と紳紳を指差す野口さん。

「ああ、あの微妙な宇宙人が出てくるヤツですね～？」
（たしかに微妙です…/笑。　泣けましたが…）

「　”河童” いいんですよ～アレが…♪」　ほんとに好き！って感じで言う紳紳。

「あとは　”スティング” も好きですね～。」　（痛快でシャレてて素敵な映画ですよね！）

野口さんのお気に入りは何ですか？…との質問に

「中学の時に観た　”バック・トゥ・ザ・フューチャー”」との答、

「あれを観て映画に目覚めたという…　最高のエンターテインメントですね！」

そして紳紳の方を見て、
「映画の趣味、合わないんだよね♪」　…と楽しそうに頷き合う。
ほんとに仲良しなんだなぁ…ｖ

ちなみに美香ちゃんのNo.1映画は「ローマの休日」だそうで、
イメージピッタリの答に「カワイイ～v」という声が挙がる。

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イベント整理券に振ってある番号で抽選会が行われる。
４人が順番に箱に手を入れ抽選する…。
用紙が黄色だったので「黄色の〇〇番！」と今井さんが言うと
客席から「えーっ？黄色なんて居ないよ～。」の声。
結局、「黄色い用紙はピンク（新宿店発行）」という事だった（笑）。

景品は、サイン入りのDVDケース（DVDが入る所に野口さんのサイン）
そしてサイン入りのパンフレット、DVDジャケット。
途中、「微妙な数字」を引いて困ってしまうひと幕も…。
アレコレ意見が出た結果、紳紳の提案で「６６と９９、両方当たり！」となる。

当たった方には会場スタッフから景品が渡されていた。
いいなぁ～　という羨望の声がそこここから聞こえる。

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抽選会が無事終わったところで、悲鳴のような歓声が上がる。
キャストの方々がステージに入って来たのだ。
４人も椅子から立ってキャストの列に混ざった（…と思う）。
（１度ステージ袖に入ったような気もする…）

重城さんが祭り衣装で走り回っている。

そして１人ずつコメントをしていく。
さとうさゆりさんの、あまりの可愛らしさにビックリ！（美咲様とは別人！）
いちばんハジケてたのは大家さん役の高麗さんだった！
（例のハサミ振り回すジェスチャーも披露してくれた）
いいキャラです～ｖｖ

本当にひとりひとりが個性的で、誰もが欠かせないと感じた。
倉貫君が来られなかったのがとても残念。

「奇数回の男」小野田さんは偶数回出演を狙っているらしい。

髭田さんの名前が「髭田髭男」だったことが判明（笑）

「北村さん、胸毛で壱幕のガンバ作っちゃいますからね～！」
…とか冗談を言い合うキャストの方々、それと一体感を持つ客席。
とてもなごやかなムードにトリウッドでの舞台挨拶を思い出す。

あぁ…そうか、　「演じ屋」は今日、下北から一歩、世界へ飛び出したんだよね…
…と、ちょっと感慨にふける。

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そのうち、なにか意味有りげな「間」が…
？？？　…と思ったら…

じゃあ～…ねっ、ここらで…　そろそろ歌って頂きましょうかね！？
どうやら紳紳の歌が聴けそうな気配vv
それを察した客席から　「きゃ～っvv」　と歓声が上がる。

何故か動揺している紳紳（笑）
逃げようとするも、仲間に捕まえられてしまう（＾_＾）

「ホントにシロウトがこんな所で歌っちゃっていいの？」
照れながらも観念して（？）笑顔でステージ中央に進む。
マイクスタンドを構える姿は、そりゃあサマになってましたｖ
眼鏡を取り出して掛け、片手には袢天ノート…
曲はもちろん”紳紳作詞”の　「答えはきっと心の中に」
四幕ビデオに納められているので、客席で口ずさむファンも…。

今井さんがギターを弾き出す。あぁ、また生で聴けるんだvv

…スリー、トゥー、ワン、はい！　
「お～との無い　映画っ……。　……。」？？？？！！！

…し、紳紳っ！？　音程、全然違うよぉ～っっ（T∇T）
会場もステージもズッコケて大爆笑！（演奏ストップ）
あまりにも見事で一瞬、演出かと思っちゃうほどでしたｖ（失礼）

紳紳御本人も笑いながら
「最初、音ちょーだいヨ！」そう言って今井さんと音合わせして…
「お～♪　お～とのない…　あれ？こんな低かったっけ？」
そう言いながらも歌いだす。
……低いぃ！　ほんとに低いぃぃ～！

…と思ってたら、なんとオクターブ上げ！（なんて勇者な…）
今度は高いっ！　こ、このまま行ったらサビでタイヘンな事になるってば…
誰もがそう思ったに違いない。
そして期待を裏切らず（？）タイヘンな事になる紳紳…　(~□~;)
それでもメゲずに声を張り上げるトコロが大好きさ♪
勿論、程良い高さの所では、素敵な歌声が聴けましたv

ラスト前、観客に向かって叫ぶ紳紳。

「やさしくぅ～！」 　　♪答はきっと心の中に…

　
後ろでキャストの方たちが肩を組んで揺れている… 　（いい光景でした！）
　

「もっ ... とやさしく！」 　　♪音の無い映画が…

「もっともっとやさしく！」 　　♪聴こえるよ、僕の中に…

拍手と歓声のうちに、ミニライブは終了となり、
いよいよイベントもお開きに近づいてゆく…。

撮影タイム後、紳紳たち今日のメイン４人からも、ひと言ずつ挨拶があった。

そして野口さんからは「演じ屋の新たな野望」が発表された。

　『このタワレコはＤＶＤイベントの場として最高だと思ってます。
　　　だけど、渋谷にはもうひとつ、高い山があるんです。
　　　我々は…是非ともそこに登りたい！

　　　その山とは 「パンテオン」！
　　　キャパ１,３００！　…エベレストです…。
　　　標高１,３００！（「低いな～」とツッコミが入る）

　　　九幕をパンテオンで…
　　　演じ屋のラストは、パンテオンいっぱいの観客の前で飾りたい…。

　　　今日ここに集まったファンの方は４００人ですが、
　　　皆さんの力をお借りしたいんです！　新たな演じニアを獲得して下さい！

　　　１人でいいんです..... いや １人じゃダメだっ！！　（←この日イチバンのツボでしたv）
　　　（仲間からも「計算合わね～ぞ～」の声）

　　　４人でいいんです！（←これは皆、本気で頑張らないと…！）
　　　宜しくお願いします！！！　』

激励の拍手と歓声の中で、5.11のイベントは幕を閉じた…。

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常に高い所、高い所を目指しているこの人たちを、とてもとても頼もしいと思った。
いつも強い前向きなエネルギーを持っている、そんな所が大好きだ！と思った。

いつも大きな野望を抱き、そしてそれを実現してしまう。
今回の野望…「パンテオン」。　たとえエベレストに登るような事だったとしても
「この人たちなら必ずやってくれる…！」　迷わずにそう信じている自分が居た…！

絶対に、天下取って下さいね！　演じ屋必勝！！！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　２００２．０５．１７