ROUTE58 ver.zero ト-ク&ライブ

2003.07.27 (Sun.)



今日の会場は、東京・鶯谷にある「東京キネマ倶楽部」
友人と2人で会場に着くと、15時を少し過ぎたところで既に入場が開始されていた。
前日までの雨が嘘のように気持ち良く晴れていて「ホントに紳司さんは晴れ男だなぁ」って思う。
今まで演じ屋プレビューを含む全上京の中で、雨に降られたのってたったの1度だけ!
(しかも、その時もすぐ上がったし)
今回もきっと傘はいらないだろうと、思い切って置いて行って大正解だった♪

キネマ倶楽部はビルの6階が入り口。中は3層吹き抜けになっている。
今日は、2,3階は使わず、1階のフロアのみで、立ち見の人も居た。
ステージ左にはグランドピアノが置かれている。その後ろに250インチのスクリーンがある。
ドリンクをもらって中央辺りの席に座り、スタートを待っていた。
やがて16時になり、まずは映画が上映される。


「ROUTE 58 ver.zero」 

「ROUTE 58 ver.1999」

「letters」 のビデオクリップ

「蒼寂」 のビデオクリップ


6月以来、久しぶりに観た「zero」は、やっぱり観ていてせつなく、苦しくなった。
「1999」には相変わらず笑わされたし、この作品が好きだと改めて思った。
DVD化決定の告知がスクリーンに流れ、歓声が上がっていた。(私も嬉しい!!)
本編の方もDVD化して欲しいけど、管轄が違うんだろうな〜…。でも是非ともセットで欲しい!
最後のビデオクリップが流れている時に、ステージ上に譜面台や椅子がセッティングされる;
そして登場する黒田さん、馬場さん、染谷さん。
黒田さんは黒いスーツに白いシャツという出で立ち。めちゃめちゃカッコイイ!!
それなのにいたずらっぽい笑顔で「今日は…プチライブです。」ってオチャメに言うv

そして唄に入るとパッと切り替わって真剣な表情に… サスガだ!
まず、《幼い月》を唄ってくれました。「今やクロダを代表するバラードになってる」って
言ってたけど、本当に、メロディーも歌詞も素敵で、大好きです!
私は生で唄う黒田さんは初めてだったんだけど、もう…完全に持って行かれました!!
まるで自分に向かって唄ってくれているような錯覚を起こさせる…と言ったらいいのか…
急に別世界へ連れて行ってくれるような感じでした。きっと黒田さんマジックなんでしょうね…v
本気でトキメいちゃいました*^^*

馬場さんはスクリーンでは初めて、染谷さんは全くの初めて…という 「ver.zero」「1999」
いつも一緒に音楽やってる仲間に、全く違う分野での自分を観てもらうのは
すごく緊張するし、なんて感想を求めたらいいのか分からなかった…って黒田さん。
観た方は「マジかよ!?」 「でもカッコイイじゃん」…そんな感想だったそうです。

馬場さんが映画に出て来る曲を披露…。 《コーヒーカップ》
「裕輔がサイズの合ってない自転車を漕いで来る所とか〜」 客席笑
「耳屋が実和子をつれてっちゃって、裕輔がひとり残されてコーヒーカップを手にする所」の曲。
黒田さんも言ってたけど、本当にその場面が浮かんでくるからスゴイな〜と思った。

続いて《“LATIN”〜Weather Report》に黒田さんが「全く違うシチュエーションの歌詞」をつけた曲。
タイトルは 《あてにならない僕の天気予報(仮)》←(ホントに「かっこ かり」って言うの/笑)
「大人なダメ男」の唄が書きたくて、6月のキャンプの時に、「俺って暗いな〜」とか思いながら
1人、コテージにこもって書いたんだそうです。彼女の気持ちに対して自信が持てない男性の
やるせない気持ちを綴った唄で、せつないけど、すごくイイ曲でした!


そしてここで…「今日のゲスト、笠原紳司!」と黒田さんの声が掛かり…
ステージ左手の袖から紳司さん登場!
白いTシャツに、最近よく履いてるポッケやヒモがいっぱい付いた黒いパンツ、
黒ブチ眼鏡をかけて、髪はかなりサッパリとショートにした黒髪v
黒田さんに「ちょっと前髪切り過ぎなんじゃない?」って言われてた(笑)。
痩せてるんだけど、なんだか肩とか腕が、ガッチリと逞しくなってましたvv
相変わらず筋トレ頑張ってる(?)みたいですv

紳司さんはグランドピアノの横にセットされた椅子に座る。(向かって右隣りに黒田さん)
黒田さんが客席に向けて言う。
「彼をよく知ってる方にとっては驚きでしょうけど、今日、下駄じゃないんですよ。」

えぇ〜っ!!? …驚く客席に、紳司さん足元を見せつつ
「いや、なんか、急に飽きちゃったんですよね…。 
 俺、普通の靴とか全然持ってないな〜とか思って。」

「これから夏なのにブーツはどうなの?」

「いや、俺コレ(いつものブーツ)1足しか持ってないんですよ。
 けっこうカカトとか傷んじゃってるんですけどね。。」

「何年くらい履いてるの?」

「4年くらいですかね。」 

「まだまだ!」

「えっ!?黒田さんのは、何年くらいなんですか?」 

黒田さん、指折り数えて「…7年かな。」
実はもう1足「サブ」があって、修理してる間はそっちを履いてるそう…。

「修理すると18,000円くらいかかるからね。」

「え゛っ!? 買いましょうよ!」 本気で驚いてるっぽい紳司さん。


「いや!ダメッ(笑)!ちょっと臭いかな〜?とか思っても、やっと自分の形になってきた
…とか思うと愛着があってね。絶対他のじゃダメなんだよね。」 

「ほぉ〜…」 そういうもんなのかぁ…って感心してる感じで頷く紳司さん。

「だけど今日、久しぶりに靴履いて思ったんですけど…靴って歩き易いですね〜」 
客席爆笑!!




「だけど今年、寒いッスよね。 未だに夏が来ないですもん。」
「海の家なんかはヤバイらしいよ。」そんな話になって…
黒田さんの「今年海行った人居ます?」の問いに手を挙げたのは、ほんの数名だけ。
それ見て納得したようにうなずく2人。

「だけど来月になったらアレが出るじゃないですか?ほら、ナメクジ..じゃなくて…軟体動物の…」
フニャフニャと、何やら怪しい手つきをする紳司さん…(笑)。 
一瞬「?」って固まる黒田さん。
「ああ、クラゲ?」

「そうそう!クラゲが出ちゃうじゃないですか! 」

「ぜんっぜん分かんなかったよ!」…って、笑って言う黒田さん。

「いや〜、だけどナメクジだったらヤですよね。でっかいナメクジ…」

「でも、ナメクジだったら海水はダメでしょ!」 客席爆笑! 

黒田さん、ナイス…T∇T  この2人のトーク、なんかイイなぁ…v


オフでも相当仲いいみたいで、紳司さん曰く「何度か夜を共にしたことがある」んだそうだけど(笑)、
打ち上げの時、2人だけで静かな場所で呑もうと大勢で呑んでる所から抜け出したんだけど、
「気がついたら後ろから、監督やら何やら金魚のフンがゾロゾロついて来てて…」 客席爆笑!

「黒田さんにしか言えないこととか、話したかったんですけどね〜」ほんとに残念そうな紳司さん。
う〜ん、いったいどんな話がしたかったんだろうなぁ…*^^*


そしていよいよ紳司さんが歌うことに…。曲は「blue」。 生blueは初めてだから嬉しかった!
「久々のクール&ビューティーズで♪」…去年生まれたデュオ名(笑)を嬉しそうに言う2人。
「今日は染谷君のピアノで歌うんだからね…」
「ホントすごいッスよ! こんな…俺のギターなんかいらねぇよ!…って感じッスよ(笑)。」
そう言って背後にギタ−を投げる真似する紳司さん。そしたら黒田さんも「俺のギターもいらねぇよ!」
って自分のギター投げる真似するし…(笑)。  いや、いいノリしてます黒田さんvv

染谷さんのグランドピアノと馬場さんのギターをメインに、紳司さんと黒田さんもギター弾いて…
紳司さんの声は力強く、気持ち良く会場に響いていましたv
CDとは細かい歌い回しとか、微妙に変えてて、「ああ、自分の歌にしてる…」って感じましたv
2番では馬場さんと黒田さんのダブルコーラスという豪華さ!
最後、スローテンポで歌い終わった紳司さん、満足そうな笑顔でした。
「笠原紳司でした〜。」の黒田さんの声で退場する時、紳司さん、右手をスッと差し出して
黒田さんとガッチリ握手してました☆


そして舞台の左袖に入って行く紳司さん。 この時、背中が見えたんだけど、
Tシャツの背中に「完全無欠」って縦書きされてて、客席が大ウケしてました(笑)。
「1999」でも「世界平和」ってプリントされたTシャツ着てたし、紳司さん的ブームなのかも^^



再び黒田さんのライブの時間…
アップテンポにアレンジされた「月のあかり〜My true love〜」
そして「蒼寂」を披露してくれました。大好きなこの2曲を生で聴くことが出来て本当に感激でした!
「蒼寂」の時は椅子から立って、ピアノの前で熱唱してくれました。
本当に、心に響いて来る声で…


そして黒田さんの締めの挨拶…。改めてバンドメンバーを紹介した後、紳司さんが呼ばれる。
ところが紳司さん、出て来ない…T∇T  黒田さんたちも、どっちに居るんだ?…みたいに見回して
「きっとトイレでしょう(笑)。」…って。(そんなぁ〜! ><) 
その時、スクリーンの裏から、かくれんぼしてるみたいに紳司さんが顔を覗かせる(笑)v
そしてステージ中央へ… (↑隠れてたのかなぁ…?)

背の高い2人が並んで立つと、ホント壮観ですv 黒田さんが紳司さんにマイクを向ける。 
「最後に、何かひと言ありませんか?」

「え゛っ…? そんな…; それになんでインタビュー形式なんですか(笑)?」

「いやいや… お客さんにひと言どうぞ♪」

「いや…; ほんと今日はありがとうございました(笑)。」


照れ笑いする紳司さん。そして両手を挙げて、笑顔で客席に手を振る。
誰も居ないはずの2階席と3階席にも振る振る(爆笑)!! そして皆さん退場する…。
最後、黒田さんがクルッと振り返り 片手を上げナイトのようなお辞儀をする。…カッコイイ!
あんなお辞儀が似合ってしまう人って、そうは居ないと思った。


短い時間だったけど、内容がすごく濃くて、大満足のイベントでした。
今日はホントにホントに、行って良かったです!!
紳司さん、黒田さん、馬場さん、染谷さん、お疲れ様でした! 
そして、この夏イチバンの素敵な時間をありがとう!! (~O~)/