松井 昇 監督より‥


「タイムレンジャー」 「仁義29」 を通しての紳司さんについて
松井 昇監督に、お話を伺うことが出来ました。
お忙しいところお答え頂きまして 本当にありがとうございました!





     ■ 「タイムファイヤー」 オーディション時の紳司さんについて
■ 「タイムファイヤー」 に 起用されたポイントは?



残念ながら笠原君のオーディションには参加してません。 よって詳細は不明です。  
直人のキャラクターと笠原君の醸し出す個性が一致したためと思われます。







■ 撮影中、印象に残っているエピソード


私の作品はどちらかというとヤクザものが多く、
出演なさってる俳優さん達も、それなりのプロばかり集まってきます。


そんな中で笠原君の時折見せる
大人とも子供ともとれない微妙な仕草が印象的です。







■ 素の紳司さんは、どんな感じの方なのでしょう?


俳優としては、確立されたキャラを未だ持っていませんが、
そのパーソナルな面では、他を圧倒する個性の持ち主です。

一見つかみ所のないようでいて どうにでも化ける可能性を秘めた貴重な逸材です。







■ もし 紳司さん以外の方が 「直人」を演じていたとしたら‥‥   
      直人のキャラクターや”運命”は変わっていたと思われますか?


彼の持つ「ぼくとつさ」が、直人のキャラの救いであったと思います。
彼以外の俳優が、彼と同じストーリーを演じた場合
おそらく嫌みなキャラに終始してしまったのでは無いでしょうか。






■ TRが終了した時点で、紳司さんが「滝沢直人」を演じたことへの感想


私たちにとっては、ただの新人との出会いにすぎません。
誰が演じても作品としては成り立つものです。

ただ 短い出会いでしたが、私にとっては次につなげたい新人の一人でした。






■ これからの紳司さんへのメッセージ


非常に個性の強い俳優です。
それでいて仲間を大事にする好感の持てる人物でした。


今の世の中、俳優として生きていけるのは

恵まれた才能と、アクティブなブレーンを持つことが条件です。

今の行動力と思考の格を持ち続けてほしいですね。




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紳司さんの「ぼくとつさ」が直人を、あの何とも言えないキャラ‥‥
 暗躍キャラでありながら どこか危うくて憎みきれない感じ‥
にしていた事が分かりました!
私的にも もし他の人が演じていたら
きっと直人をここまで好きにはならなかったと思います。
 松井監督は紳司さんを
「次につなげたい貴重な逸材」として「仁義29」に呼んで下さったんですね。

 そして最後のコメントが嬉しかったのです!
  
 
「行動力」 と 「思考の格」 素敵な言葉ですね!   
 それを「持ち続けて」‥ということは、今現在「持っている」‥ということですよね!
 もう‥単純に嬉しいです。
やっぱりファンになったのは正しかった!‥‥なんて。

 そして、仲間を大事にする‥
そういうことが一番大切ですよね。私はそう思います。
 やはり人間的魅力の無い俳優に、カメラの向こうにいる人間を

惹きつけることなど出来る筈がない!‥‥と。

 今日は紳司さんの魅力を再確認することが出来ました。
 監督、貴重なお話を聞かせて頂いて、本当にありがとうございました!!

 来月リリースされる「仁義29」を、楽しみに待っています!




2001.08.18

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