主力会アカデミー賞

 in 八丁堀・リトルシアター  2005.12.23 Fri.




司会進行: 稲葉信隆さん、吹原幸太さん
スーツ姿がキマッているお2人の、息の合った司会でした♪

ノミネート作品が上映され、それぞれの代表者がステージに並ぶのだが…
実際に受賞するのは、全く別の作品…というのがサスガでした(笑)。
(発表前のファンファーレも鳴ったり鳴らなかったりで面白かった。)

メモは記憶を頼りに書いているので、色々と間違っているかも知れません。
雰囲気だけお伝え出来れば…と思って作ってみました。



昼の部・受賞作品



鼻スパ・ドッキリ
(ドキュメンタリー賞)

今井さんが鼻からスパゲッティを食べようとして窒息したように見せかけ、加藤さん・重城さんをドッキリにハメようとする。失礼なことを言い出す紳司さん(笑)を始め、周囲の有り得ない対応が爆笑モノでした!

竜虎昇天
(話題賞)

主役の男性と「タフガイ」の仁義無き戦い。殴ったり蹴られたり真剣勝負のようでありながら、そこここにギャグが仕掛けられていて、笑わされました。雑誌を読みながら、ベンチで眠ってしまった主人公の夢の中の話かと思ったら、目が覚めるとタフガイが横に居てタオルを手渡してくれるのもツボでした。

この世の果て
(主演男優賞)


「世界中の恋人たちに捧ぐ…」の文字で始まるブラックなお話。セリフは一切無し。 セリフが無くても強烈なインパクト!回想シーンの入り方もほんとに絶妙で爆笑でした。野口さんの記念すべき初監督作品(エンドロールでは監督:?になっていた)。 主演男優賞:石本さん

CAT MAN
(助演男優賞)

舞台設定は海外らしい。車のトランクに閉じ込められた女性の救出劇? 背中に猫の絵を描いたキャットマン、銃の撃ち方とかも普通じゃなくて、怖くて笑えて、最高でした!もう一度観てみたいです。石本さんが助演男優賞を受賞されました。

白き男達
(作品賞)

野口さん監督作品。「色の白い相撲部の話が撮りたかった。」のだそうです。 中島みゆきさんの「狼になりたい」が印象的でした。「強くなって復讐したい」と、主役に相撲部入りを決意させる、いけすかないカップルの女性役は、さとうさゆりさん。目つきが迫力ありましたv





夜の部・受賞作品



白き男達

(作品賞)

夜の部では1番目に上映。野口さん自身も相撲部員(4人のうちの1人)として出演しています。細かい所にこだわった演技がめちゃめちゃツボでした!観終わった後「ソーレ、ソレソレ!」の掛け声が頭から離れなくなります。(エンドロールでは何故か、監督:照夫 野口となっていました。)大切なのは腕力じゃない、心なんだ…という、いいお話ですv

台風時間
(話題賞)

花澤さん主演、鈴木俊雄さん監督作品。1日の大半を眠り続ける男の、夢と現実が交差しているような不思議な雰囲気の作品。今井さんが花澤さんのほっぺにチュvってする場面もあったり。御本人たちは「誰だよ〜コレ持って来たヤツ〜!ムカツク〜!」とダメージを受けてらっしゃいました^^;

マラソンマン
(助演男優賞)

竹村さん演じる「マラソンマン」が車にはねられる。車は逃走するのだが、ミラーを見ると被害者が走って迫ってくる。追いつき、追い抜き、再びはねられるマラソンマン。恐怖に引きつるドライバーの前に立ち、Tシャツの中から取り出したのは群馬ナンバーのプレートだった。笑顔で「落ちてましたよ。」のオチにはヤラレました(爆笑)!

この世の果て
(主演男優賞)

もう一度観たい!…と思っていたので上映されて嬉しかったv 悪夢のような記憶が夢だった!…と思ったのも束の間、もっと最悪の現実を知ることに。。まさに「この世の果て」!ラスト前の石本さんの不敵な笑顔が最高!エンドロールの「最終的に♂役」「最終的に♀役」というのもブラック全開で笑わされました。

裸祭り・U
(ドキュメンタリー賞)

「プロジェクトE」の中に織り込まれていた伝説のドキュメント映像の完全版 (別名:パンツパーティー?)。顔にラクガキして(騎馬正面の野口さんだけ素顔なのが、ある意味スゴイ!)、真冬にトランクス姿で騎馬を組み、レンタルビデオ店に入店。ビデオを選んでレジへ…。店員や他のお客の表情が、場の雰囲気を伝えていました(爆笑)! 外へ出ると今井さんの「はいどうも!ありがとうございました!」の声と共に一目散に撤収!部屋に戻ってからの各々のコメントも収録されている。 客席は爆笑の渦になっていた。ここまでやってしまうのって本当にスゴイ!これぞ主力会ワールド!私はこのノリが大好きです★



上記の作品への賞の他に、秘密裡に個人的な賞が用意されていました。



野口さん
(最優秀監督賞)


全ての主力会作品を通して、最も優秀な監督に贈られる賞。野口さんに内緒で用意されていました。「僕がもらっちゃっていいんですかね?でも、ありがとうございます。」と笑顔で受け止めていらっしゃいました。

今井さん
(主力会最大貢献賞)


最も主力会への貢献度が高かった人に贈られる賞。主力会のムードメーカーであり、無くてはならない俳優である今井さんに贈られました。今井さんは「僕はこの賞を、今日いらしてないですけど、笠原紳司さんに贈りたいです。」とコメントされていました。



この日、受賞者に贈られたトロフィーは、ひとつのものを皆で使っていたのですが、
最終的に誰が持って帰るのか…ということになって、個人賞の後に今井さんが、
「これは紳司さんに郵送したいと思います。野口さん、預かっておいて下さい。」と差し出し、
野口さんは一度頷いて受け取ったのですが、その後の流れの中で、ごくナチュラルに
「今井、ちょっと持ってて。」 と、また今井さんに戻してしまっていました(笑)。


「コアでマニアックでアングラなイベント」と前評判が高かったイベントは
本当にその通りで、「うわ〜、こんな貴重映像が観られるなんて!」と
目を輝かせてしまった、嬉しく楽しいマニアックイベントでした!