舞台「幕末義侠伝〜CHUJI〜」
2008.02.17 Sun 銀座博品館劇場



千秋楽は夜の回を観劇しました。

昼は友人たちとロフトに行って便箋選んだり、
友人の勤め先のお店で美味しいおそばを食べたり、
終わったらゆっくり呑んでもらおうと、皆で紳司さんに贈るお酒を選んだり
あっという間に夕方になり、銀座へ。。


最終回の舞台は、役者さん方もやはり特別な思い入れがあるようで、
同じセリフでも、間が長く取られていたり、声に凄味が感じられたり。
一方で緊張感もピーク状態にあったようで、転びそうになったり、セリフを噛んでしまったり。
(でもそれをうまくフォローするところがまた良かったです。)

大門五郎さん演じるお辰さんには、最終回も本当に泣かされました。
後半はもう、泣かされ通しだったかも知れない。
ストーリーは分かっているのに、「お甲、悔しいねぇ〜」とお甲の髪を梳いてやる所、
山を下りながら、涙をこらえて八木節を歌う所には感極まってしまいました。

円蔵さん、雁鉄さんも味があって、印象に深く残るのは流石だと思いました。
三田村さんもこの回の「別れ際の台詞」と「仁義」は、最高に感情込められていました。


そして我等が文蔵さんの最終回は。。

この日はブログで「全開ではっちゃけはっちゃけぇ〜。」と書かれてた通り、
めいっぱい存在感を発してらっしゃいました。

他の人がメインでセリフを言っている場面でも、細かい演技をされていて、
この日は親分が帰って来てひれ伏している場面で
「このやろ!」って自分にデコピンしてました


仁義切る場面は納刀もシャキーン!と決まり「じ〜んv」と感じ入り、
田植えロックの時は、まさにはっちゃけ全開になって、
マイクスタンド持って片脚で後ずさってく所では、
どこまでも下がって行って、舞台袖にまで入って行っちゃうし!
ノリノリで歌って踊ってました☆

合コンの場面では権太と並んで座ったかと思いきや、
急に段を降りて来て、他の男と一緒にいた女の子をお姫様抱っこ☆ 
権太も加わって3人で取り合うような仕草の後、やっぱりあぶれちゃって
八潮の時みたいにリバースする権太の介抱役になっちゃいました。


一見コワモテで悪そうに見えるのに、人情に厚く、他人をほっとけないやさしい文蔵さん。
勝手な印象かも知れないけど、なんだか紳司さんにとても似合っている役柄だなぁと思いました。

渡世人志願の百姓をかばって
「なぁ〜 とっつぁんよ! こいつらのねげぇ、聞いてやっちゃぁ もらえねぇかい?」
っていうセリフ、文蔵さんの人柄が感じられる 大好きなセリフですv


最終回の殺陣は最高に気合いが感じられて、胸がいっぱいになりました。
3ヶ月にも渡る厳しい稽古の集大成がここにあるのだと。
紳司さんもどんな気持ちで演じているのだろうと思ったら、
そのシーンとも相まって、ぐしゃぐしゃに泣いてしまいました。
「私はTVとか観ても泣かないんだよね〜」と言っていた友人も
横で泣いているのが分かる、感動的なラストでした。


この最終回の舞台が跳ねた後の客出しには紳司さんも参加されてました!
並んでいる役者さん方に「お疲れ様でした」を言いながら、
文蔵姿で立っている紳司さんの所へ進んで行ったのですが…

目をものすごく細めて、険しい顔をされていて、ちょっとためらう私たち
目の前に立っても、目が合ってるみたいなのに無反応で。
?と思って声を掛けると「なんにも見えない。。」って。

汗で化粧が目に入ったのか、すごく痛そうでした(T_T)
友人と一緒に今日の殺陣が最高だったと思ったことを伝えたり、
あと「今日はデコピンしてましたね♪」って言ったら笑ってくれたり。 photo

こんなふうに終演後すぐにお話できたなんて、素晴らしいことだなぁ…って
今になってしみじみ感激しています。
(その時はテンション上がりまくりで、自分でも何言ってるんだか…な状態なので)

博品館の外に出て談笑していると、大きなトラックがやって来て、撤去が始まるようでした。
余韻に浸りながら、その光景をボーッと眺めていると、
私服に着替えた紳司さんがいち早く出て来られて。。
次の予定が迫ってたみたいで急いでらしたにも関わらず、
そこにいたファンに笑顔で接して下さいました。


こ映画やTVでも勿論素敵だけど、舞台の紳司さんの雄姿は格別だと思いました。
また舞台でのお姿を是非拝見したいです!


次に紳司さんに会えるのはいつ、どんなお仕事になるんでしょう?
発表されるのを楽しみに待ちたいと思います・*:.・゜☆


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